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CØDE:BREAKER
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Kinema Citrus |
バスに乗っていた桜小路桜は、窓から青い炎で人々が焼かれ、その傍に無傷で立つ同年代の少年を目撃する。翌日現場に戻ると、遺体や殺人の証拠は何もなく、小さな火災跡だけが残っていた。学校の授業で、桜は新しい転校生・大神零が、あの少年そっくりであることに気づく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平凡な女子高生・桜小路桜は、ある夜バスの窓から衝撃的な光景を目撃する。青い炎で人々が焼かれる中、一人の少年がまるで何事もなかったかのように無傷で立ち尽くしていたのだ。翌日、現場に駆けつけると遺体も証拠も消え、小さな焦げ跡だけが残っていた。やがて学校に現れた転校生・大神零が、あの夜の少年と同一人物だと確信した桜は、彼の正体と秘密に迫っていく。
みどころ・魅力
① 「使い捨て」の哲学を持つ主人公・零の歪んだ正義感
大神零は「悪を悪で制す」という冷徹な信念を持つ謎の少年。感情を排した行動原理と、時折垣間見える人間らしさのギャップが強烈な引力を持つ。正義とは何かを問い続けるダークヒーローの造形が、物語全体を貫く魅力だ。
② 凸凹コンビが生み出すテンポのいいコメディと緊張感の交差
明るく無鉄砲な桜と無愛想な零の掛け合いが生む笑いは、シリアスな超能力バトルと絶妙なバランスで共存している。重苦しくなりがちなテーマを軽快なコメディで中和しつつ、要所では息をのむ戦闘シーンが展開される。
③ コードブレイカーたちそれぞれが背負う過去と超能力バトル
零以外にも個性的な「コードブレイカー」が登場し、各人が抱える過去や葛藤が描かれる。炎・氷・電撃など多彩な能力がぶつかり合うアクションは視覚的な見ごたえも十分で、キャラクターへの感情移入を深める群像劇としても楽しめる。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 入江泰浩 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 入江泰浩 |
| キャラクターデザイン | 秋谷有紀恵 |
| 音楽 | 服部隆之 |
| 美術監督 | 西俊樹 |
| 音響監督 | 若林和弘 |
| OP | グランロデオ「DARK SHAME」 |
| ED | 鈴村健一「シロイカラス」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルは知ってた。2012年の作品だから、リアルタイムで話題になっていた記憶はある。でも当時は「青い炎で人を燃やす少年」という情報だけで「ああ、そういう系か」と棚上げにして、そのまま10年以上経った。Huluにあるのを見かけたのがきっかけで、ようやく腰を上げた。
最初に見たとき、率直に言うと出だしのテンポに乗るまで少し時間がかかった。バスの窓から青い炎と無表情な少年を目撃する冒頭は引きとして悪くないのに、翌朝の展開がやや急足で「えっ、もう転校生として現れた?」という感じ。ただ2周目に入ると、この性急さが意図的なものだと気づく。日笠陽子が演じる桜小路桜のリアクションが、視聴者の感覚を代弁するように設計されているのがわかってくる。
正義の外側に立たされた人間が、それでも人を守ろうとする話
CODE:BREAKERという存在の設定が面白い。彼らは法の外に置かれた存在——政府の意向で動く超能力者で、表向きには「いない」ことになっている。善人を守るために悪人を粛清する、という建前があるが、その実態は「使い捨ての道具」に近い。岡本信彦が演じる大神零は、この矛盾を誰より自覚しながら、それでも自分のルール(コード)に従って生きている。
この作品を「超能力バトルもの」として消費すると、たぶん途中で飽きる。見るべき場所は戦闘の派手さではなく、零と桜の間に生まれる摩擦だと思う。桜は武道少女で正論を振りかざすタイプだが、彼女の「人を殺してはいけない」という主張は、零の存在そのものを否定しかねない。でも桜はそれでも零の隣に立つことをやめない。
2012年の作品だから今の感覚で見ると演出の荒さは感じる。ただ、「正義の名のもとに消費される者たち」という問いかけは、むしろ今のほうが刺さる部分がある。零のセリフに「お前たちの正義に俺は含まれていない」というニュアンスのものがあって、2周目はここで少し止まった。
鈴村健一が演じる藤原刻など、ほかのCODE:BREAKERたちもそれぞれに孤立した背景を持っている。彼らが集団として機能しているようでいて、根本のところで誰も繋がっていないという構造が、終盤に向かうにつれてきつく締まってくる。三木眞一郎の人見、浪川大輔の捜シ者あたりのキャスティングも含め、声の芝居でキャラクターの「距離感」を作るのがうまい作品だった。
特に刺さったシーン
序盤、零が桜に向かって「お前は俺の邪魔をするな」と突き放す場面がある。台詞そのものは単純なのに、岡本信彦の声の温度がほぼゼロで、そのくせ微妙に揺れている。「感情がない」ではなく「感情を切り離そうとしている」ように聞こえて、ここで一気に引き込まれた。2周目で聞くと、このセリフの直後の間の取り方が意図的に長いことに気づく。
もう一箇所、零がかつての過去に触れる中盤の独白シーン。こちらは台詞量が少ないぶん、芝居の重さが直接乗ってくる。このシーンでの日笠陽子の受けの演技——桜が何も言わずにただ隣にいる、という選択——が、この作品で一番好きな瞬間かもしれない。言葉で説明しないことの強度というか。
読んで見たくなったら——『CØDE:BREAKER』はHuluで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さると思う人
- 2012年前後の少年漫画原作アニメが好きで、当時見逃していた作品を掘り返したい人
- 「正義」と「制裁」の間の曖昧さに興味がある人
- 岡本信彦・日笠陽子の芝居を目当てに掘る人(この2人の組み合わせとしては珍しい作品)
- 超能力バトルよりもキャラクター間の関係性の変化を追うのが好きな人
合わない可能性が高い人
- 作画クオリティが全話均一でないと気になる人(2012年の深夜枠相応のムラがある)
- 原作完結までアニメ化されていないため、結末まで見たい人には向かない(原作漫画を並行して読む前提になる)
- コメディパートと重めのテーマが混在するトーンが苦手な人
次に見るなら
DARKER THAN BLACK -黒の契約者-(2007年)
法の外で動く超能力者集団、という骨格が近い。こちらのほうが全体のトーンが暗く落ち着いていて、CODE:BREAKERのバトル路線より「組織と個人」の話に比重が傾いている。零の孤立した在り方が刺さった人には直撃する。
青の祓魔師(2011年)
「異能を持って生まれた、普通ではいられない人間」という軸が共通している。こちらは少年漫画的な熱量が前面に出ていて、CODE:BREAKERより入り口が広め。2作を並べると、2012年前後の深夜アニメが超能力×組織テーマをどう扱っていたかが見えてくる。
K(ケー)(2012年)
同じ2012年の同期作品で、「勢力と特殊能力と孤立した個人」という構造が似ている。映像の作り込みはKのほうが上だが、キャラクターの掛け合いのテンポはCODE:BREAKERに近い。Huluにあるかどうかは別途確認を。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『CØDE:BREAKER』は現在Huluで配信中のため、手軽に全話まとめて視聴できる。ダークな設定とコメディのバランスが独特の一作なので、アクション・超能力ジャンルが好きなら一度チェックしてみてほしい。
よくある質問
まとめ
『CØDE:BREAKER』は現在Huluで配信中のため、手軽に全話まとめて視聴できる。ダークな設定とコメディのバランスが独特の一作なので、アクション・超能力ジャンルが好きなら一度チェックしてみてほしい。


