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ばいばい、アース
| 放送年 | 2024年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 10話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | LIDENFILMS |
ベルは人間で、獣人ばかりの世界で浮いた存在だ。牙も毛皮も鱗も爪もない。自分の出身地を知りたいベルは、心の疑問の答えを求めて旅に出る。巨大な剣ルンディングを携え、真実を発見することを望みながら、可能性と危険に満ちた世界に立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
獣人ばかりが暮らす世界で、ベルは牙も毛皮も鱗も爪も持たない「人間」として生まれた。周囲から浮いた存在である彼女は、自分がどこから来たのか——その出自の謎を解き明かすため、巨大な剣ルンディングを携えて旅へと出る。可能性と危険が入り混じる広大な世界を進みながら、ベルは数々の出会いと試練のなかで「自分とは何者か」という根源的な問いの答えを探し続ける。冲方丁による同名小説を原作に、壮大なファンタジー世界を舞台とした少女の探求の物語が描かれる。
みどころ・魅力
① 唯一の「人間」が抱える孤独と探求
ベルは獣人だらけの世界でただ一人の人間。牙も毛皮も持たない彼女が抱える疎外感と、出自を知りたいという切実な願いが物語の軸になる。「自分は何者なのか」という普遍的な問いが、ファンタジーの枠を超えて見る者の心に静かに響いてくる。
② 巨大剣ルンディングを振るうアクション
ベルが携える巨大な剣ルンディングは本作の象徴的な存在。小柄な少女が己の身の丈を超える大剣を手に旅をする姿には独特の迫力がある。危険に満ちた世界で繰り広げられる戦いと、その緊張感あふれる描写に注目したい。
③ 冲方丁が紡ぐ重厚な世界観
『マルドゥック・スクランブル』などで知られる冲方丁の原作小説をアニメ化。緻密に作り込まれた世界設定と哲学的なテーマ性が、単なる冒険譚にとどまらない奥行きを物語へ与えている。世界の謎が少しずつ明かされていく構成も見どころだ。
キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 西片康人 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉野弘幸 |
| 原案キャラデザ | キムテヒョン |
| キャラクターデザイン | 日野優希 |
| 音楽 | Kevin Penkin |
| 美術監督 | 岡本穂高 |
| 音響監督 | 久保宗一郎 |
| OP | 大倉明日香「FACELESS」 |
| ED | リサモニカYK「FACELESS」 |
| ED | エルエムワイケー「I LUV U 2」 |
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アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見て、ずっと放置していた。「ばいばい、アース」。地球にさよなら、って何の話だ、と。ファンタジーの見た目とこの寂しい字面が噛み合わなくて、棚に戻すみたいに後回しにしていた。実際に見始めたのは、原作が桜庭一樹だと知ったから。あの人の書く「居場所のなさ」が動くなら、と。第一話、獣人だらけの世界にひとりだけ毛皮も牙もない少女が立っている画で、もう持っていかれた。最初は色彩のケバさに戸惑ったけれど、2回目に見たときには、あの過剰なほどの色が「この世界に馴染めない感じ」を画面ごと背負わせていたんだと分かって、見方が変わった。牙も毛皮もない——「欠けていること」を旅の動力に変える話
ベルには何もない。牙も、毛皮も、鱗も、爪も。獣人だらけのこの世界で、彼女だけが「持っていない」側にいる。普通こういう設定だと、足りないものを埋めて一人前になる話になりがちだけど、この作品はそっちに進まない。ベルが背負うルンディングという不格好なほど巨大な剣——あれは強さの象徴というより、「持っていないかわりに引きずっているもの」に見える。欠けているから旅に出る、ではなくて、欠けていること自体を確かめるために歩いている。そこがいい。自分の出身地を知りたい、という動機は、要するに「なんで自分はこうなのか」だ。原作が原作だけあって、その問いの切実さに容赦がない。途中で出会う獣人たちは、みんな自分が「その種であること」に何の疑いも持っていない。ローハイド王を演じる津田健次郎の、地に足のついた低音を聞いていると、彼らがどれだけ揺らがずに世界へ属しているかが伝わってくる。その確かさの前で、ベルだけがぐらぐらしている。
タイトルの「ばいばい、アース」が効いてくるのはここだ。最初はSF的な惑星の話かと身構えたけれど、見終わってみると、これは「自分が立っている地面(アース)に、さよならを言えるか」という話だったんじゃないかと思う。所属を捨てる怖さと、それでも歩く意志。単なる剣と冒険のファンタジーではなく、居場所を持てない人間が、その居場所のなさをそのまま旅の燃料にしていく話だ。だから、タイトルが切ない。
特に刺さったシーン
中盤、ベルが初めて自分と同じ「持たざる者」の気配に触れる場面。期待と警戒が入り混じった表情の作画が、過剰な色彩の世界の中でふっと静かになる。あの静けさで一気に引き込まれた。声優陣もここが効く。ドランブイ役の沢城みゆきは、軽口の奥にひやりとした底を忍ばせるのが本当にうまくて、彼女が出てくるたびに会話の温度が一段下がる。シェリーの早見沙織は逆に、芯のあるやわらかさでベルの孤独を受け止める役回りで、ふたりの声の質感の差がそのまま物語の緊張になっている。あと細かい話だけど、キャラ名がドランブイ、ベネディクティン(小清水亜美)、シェリーと酒の名前で揃っているのに気づいてから、ラブラック=シアンを演じる諏訪部順一の含みのある声まで、なんだか度数の高い酒みたいに聞こえてきて——2回目はそういう聞き方をしてしまった。読んで見たくなったら——『ばいばい、アース』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「ここではないどこか」に本当の出身地がある気がして生きてきた人
- 強さで解決しないファンタジー、内省的な旅物語が好きな人
- 独特の色彩や作画の作家性を、腰を据えて味わいたい人
合わない人
- テンポよく強敵を倒していくバトルを期待している人
- 謎にはきちんと説明がほしい、答えをはっきり提示してほしい人
- ケバい色彩や癖のある演出が生理的に苦手な人
次に見るなら
獣の奏者エリンが候補。人と獣のあいだで居場所を探す少女の話で、種の境界に立たされる感覚がよく似ている。じっくり「属せなさ」を描く作りが好きなら、こっちも刺さるはず。未知の世界へ降りていく旅の手触りが好きならメイドインアビス。美しさと残酷さが同居する世界観で、可能性と危険が隣り合わせという点が「ばいばい、アース」と地続きに感じられる。
もう少し静かに自分を問いたい夜にはキノの旅。旅そのものを通して「自分とは何か」を問い続ける一作で、答えを急がない歩き方の感触が重なる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「ばいばい、アース」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、お使いの環境に合わせて気軽に視聴を始められます。気になった方はぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「ばいばい、アース」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Huluで視聴できます。複数の主要な配信サービスに対応しているため、お使いの環境に合わせて気軽に視聴を始められます。気になった方はぜひチェックしてみてください。

