夜明け告げるルーのうた

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2017夜明け告げるルーのうた

夜明け告げるルーのうた

★ 3.6 / 5.0冒険ファンタジー音楽超自然
放送年2017年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作Science SARU

芦本カイは暗い中学生で、寂れた漁村・日梨町で父と傘職人の祖父と暮らしている。両親の離婚後、父の故郷に戻った。両親への複雑な気持ちを伝えられず、学校生活に孤独と悲観を感じている。彼の唯一の楽しみは…

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

寂れた漁村・日歌町で、傘職人の祖父と父と暮らす中学生・芦本カイ。両親の離婚をきっかけに父の故郷へ戻った彼は、心のうちを言葉にできず、孤独を抱えながら学校生活を送っていた。唯一の楽しみは、ひとりパソコンで作った楽曲をネットに上げること。やがてクラスメイトの国夫と遊歩に誘われ、人魚が棲むと噂される「人魚島」でバンドの練習を始める。そこでカイは、音楽に合わせて陽気に歌い踊る人魚の少女・ルーと出会う。ルーとの交流は、閉ざしていたカイの心を少しずつ動かしていく。

みどころ・魅力

① 湯浅政明監督が描く唯一無二のアニメーション

『四畳半神話大系』などで知られる湯浅政明監督によるオリジナル長編。水が自在に形を変え、キャラクターが画面いっぱいに躍動する独特のアニメーション表現は唯一無二。アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞のクリスタル賞を受賞した実力作です。

② 音楽と一体になった躍動感あふれる演出

本作の核となるのが「音楽」。ルーが歌い踊るシーンでは、映像と楽曲が分かちがたく結びつき、観る者の心まで弾ませる多幸感に満ちています。斉藤和義の楽曲をはじめ、思わず体が動き出すようなミュージカル的な高揚感が全編に流れています。

③ 少年の成長と人と人魚が紡ぐ温かな物語

心を閉ざした少年カイが、自由奔放なルーと出会い、自分の気持ちを表現できるようになるまでの成長を丁寧に描きます。人魚への偏見や町の人々との衝突を越えて生まれる絆は、ファンタジーでありながら普遍的な感動を呼びます。

キャスト・声優一覧

足元カイ
足元カイ
メイン
下田翔大
ル
メイン
谷花音
国男
国男
サブ
斉藤壮馬
遊歩
遊歩
サブ
寿美菜子
伊佐木
伊佐木
サブ
伊藤静
椎羅
椎羅
サブ
宮崎敦吉
ルーのパパ
ルーのパパ
サブ
篠原信一
足元照夫
足元照夫
サブ
鈴村健一
カイの祖父
カイの祖父
サブ
柄本明
鯨井
鯨井
サブ
各務立基
亀田
亀田
サブ
関貴昭
江曽島
江曽島
サブ
大悟
大悟

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スタッフ

監督湯浅政明
原案キャラデザねむようこ
キャラクターデザイン伊東伸高
音楽村松崇継
美術監督大野広司
音響監督木村絵理子
ED斉藤和義「歌うたいのバラッド」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

湯浅政明という名前は、ずっと喉に刺さった小骨みたいなものだった。すごいらしい、見ておくべきだ、という声だけが周りから聞こえてきて、でも手は伸ばさないまま何年も経っていた。配信の一覧に並んでいるのを見つけて、ようやく重い腰を上げた——というのが正直なところだ。身構えて再生したら、冒頭の数分で覚悟していた自分が馬鹿らしくなった。色が跳ねて、水がうねって、画面の中の全部が踊っている。「見ておくべき」みたいな義務感で見る作品じゃなかった。もっと無防備に、勝手に体が前のめりになるやつだった。最初の印象は、戸惑い半分、置いていかれる楽しさ半分。

人魚を閉め出した町は、心を閉じた少年そのものだった

日梨町は人魚を恐れている。人魚は災いを呼ぶという古い言い伝えがあって、町は海との間に壁を立てて暮らしている。最初はただの土地の迷信として流していた。でも見ているうちにだんだん分かってくるのは、この「壁を作って恐れているもの」が、主人公カイそのものだということだ。

カイは両親の離婚で父の故郷に流れ着いた中学生で、誰にも心を開かない。本当は音楽を作っているのに、顔も声も隠して、別人の仮面をかぶってネットに上げている。傷つきたくないから、先回りして自分を閉じている。町が人魚を壁の外に締め出すことと、カイが自分の本音を仮面の奥に締め出すことは、よく見ると同じ形をしている。

そこに現れるルーは、その全部の逆だ。歌が聞こえれば抑えられずに踊り出すし、好きなものを好きと言う。恐れも計算もない。人魚が日の光を浴びると石になってしまうという、命に関わる弱さを抱えているのに、それでも歌うことをやめない。この作品が単なる「少年と人魚のひと夏のファンタジー」で終わらないのは、ルーが体現しているのが「無防備でいることの強さ」だからだと思う。壁を作れば傷つかない。でも壁の内側には、夜明けも歌も入ってこない。タイトルが「夜明け告げる」なのは、たぶんそういうことだ。閉じた町と閉じた少年に、外側から光と音を連れてくる存在の話なのだ。

特に刺さったシーン

やっぱり、音楽が鳴ってルーが踊り出す場面だ。バンドの練習に引き寄せられるように現れて、リズムに乗った瞬間、人魚の尾びれが脚に変わって跳ねる。理屈じゃない。音が鳴れば体が動く、という当たり前みたいなことが、画面の中でこんなに気持ちよく描けるのかと、思わず口が半開きになった。踊りが伝染して、町の犬まで脚を生やして踊り出すあたりで、もう完全に持っていかれた。

バンド仲間の二人の温度差もいい。斉藤壮馬の国男は調子のいい軽さで場を引っ張って、寿美菜子の遊歩は、カイがうまく言葉にできない距離感の相手として、声の微妙な揺れだけで関係の機微を出してくる。終盤、町を巻き込む大きな展開の中で、ずっと壁を作っていたカイが初めて自分の声で叫ぶところ——あそこで不覚にも喉が詰まった。仮面を外すって、こういうことなんだなと思った。

読んで見たくなったら——『夜明け告げるルーのうた』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 湯浅政明のうねる水と跳ねる色——説明より勢いで押してくる作画に、理屈抜きで身を委ねたい人
  • 音楽がきっかけで、閉じていた世界がこじ開けられていく話に弱い人
  • 人と、人ならざるものの、ひと夏の交流ものが好きな人
  • 鈴村健一伊藤静が固める町の大人たちの、土地に根を張った生活感が好きな人

合わない人

  • ファンタジーの設定を、理屈で隅々まで説明してほしいタイプの人
  • キャラデザや作画の「癖」に乗れないと、最後まで居心地が悪くなる人
  • 静かで内省的な余白を期待している人(これはとにかく賑やかに動き続ける)

次に見るなら

崖の上のポニョ——海から来た無防備な女の子と、町の少年。水がまるでキャラクターみたいに暴れ回る感覚が好きなら、こちらの水の生々しさも近い手触りで楽しめる。

夜は短し歩けよ乙女——同じ2017年の湯浅政明作品。理屈を置き去りにして跳ねていく演出のノリが地続きで、ルーの勢いにやられた人ならそのまま乗れるはず。

映像研には手を出すな!——同じ監督が「好き」という衝動で世界を動かしていく話。創作のエネルギーに当てられたくなったら、迷わずこれを。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『夜明け告げるルーのうた』は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの各サービスで配信されています。複数の動画配信サービスで視聴できるため、ご自身が利用している環境に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。アニメ作品を多く扱うサービスが揃っているので、見放題プランで気軽に楽しめます。

よくある質問

Q. 『夜明け告げるルーのうた』はどこで配信されていますか?
A. ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの各動画配信サービスで視聴できます。アニメ作品に強いサービスが揃っているので、ご利用中の環境に合わせて選べます。
Q. 監督は誰ですか?
A. 『四畳半神話大系』『夜は短し歩けよ乙女』などで知られる湯浅政明監督によるオリジナル長編作品です。独創的な映像表現が大きな魅力となっています。
Q. どんなジャンルの作品ですか?
A. 人魚の少女と少年の交流を描いた、冒険・ファンタジー・音楽の要素を持つ作品です。音楽と一体になった躍動感あふれる演出と、心温まる成長物語が楽しめます。
Q. 子どもと一緒に観られますか?
A. 明るく楽しい音楽とアニメーションが中心の作品で、家族みんなで楽しめる内容です。ファンタジー作品が好きな方や、躍動感のある映像を味わいたい方におすすめです。

まとめ

『夜明け告げるルーのうた』は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの各サービスで配信されています。複数の動画配信サービスで視聴できるため、ご自身が利用している環境に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。アニメ作品を多く扱うサービスが揃っているので、見放題プランで気軽に楽しめます。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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