銃夢

※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

1993銃夢

銃夢

★ 3.4 / 5.0アクションドラマSF
放送年1993年
フォーマットOVA
話数2話
原作漫画
制作MADHOUSE

医者で機械工のドクター・イドは、荒廃した「スクラップヤード」でジャンク山から奇跡的に保存された女性サイボーグの遺体を発見する。彼女を復活・再構築した後、超人的な力を持つ記憶喪失の「ガリィ」は、毎日が生死をかけた戦いとなる世界で、自分の人生を切り開いていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

荒廃した未来都市「クズ鉄町」。医師でサイボーグ技師のイドは、ジャンクの山から奇跡的に頭部だけが無事だった女性サイボーグを発見します。新たな身体を与えられ「ガリィ」と名付けられた彼女は、過去の記憶を失っていましたが、その体には超人的な戦闘技術が刻み込まれていました。賞金稼ぎ「ハンターウォリアー」として生きるイドの姿を知ったガリィは、自らの存在意義を求めて非情な戦いの世界へ足を踏み入れていきます。生と死が隣り合わせの街で、ひとりの少女サイボーグが自分らしい生き方を切り開いていく物語です。

みどころ・魅力

① 名作SFコミックの映像化

原作は木城ゆきとによる同名の人気SFコミック。本作はその序盤を凝縮した全2話構成のOVAで、退廃的でありながら緻密に描き込まれたサイバーパンク世界が大きな魅力です。原作の硬質な空気感を、当時のアニメ表現で丁寧に再現しています。

② 重量感あるサイボーグアクション

ガリィが体得する古武術「機甲術」を軸にした戦闘描写は本作の見どころです。生身ではないからこその容赦ないバトルと、機械の肉体が砕け散る痛々しい演出が、独特の緊張感を生み出しています。

③ 記憶を失った少女の自分探し

単なるアクションにとどまらず、自分が何者かを知らないガリィが「生きる意味」を探す姿が物語の核です。イドとの疑似親子のような関係や、ほのかな恋模様も描かれ、ハードな世界観に温かな人間ドラマが息づいています。

キャスト・声優一覧

ユーゴ
ユーゴ
メイン
山口勝平
ガリィ
ガリィ
メイン
伊藤美紀
伊藤美紀
チレン
チレン
サブ
小山茉美
イド・ダイスケ
イド・ダイスケ
サブ
苅谷俊介
ギメ
ギメ
サブ
曽我部和恭
ザパン
ザパン
サブ
戸谷公次
グリュシカ
グリュシカ
サブ
大友龍三郎

🎁 キャラクターグッズをお探しなら METALBOX

スタッフ

監督福富博
キャラクターデザイン結城信輝
音楽和田薫
美術監督金子英俊
音響監督本田保則
ED秋間かおり「Cyborg Mermaid」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

入口は完全に映画の『アリータ』だった。あの大きな瞳のサイボーグが妙に好きで、元ネタの漫画を追いかけているうちに、そういえばアニメ版もあったらしい、と気づいたのが最後。1993年のOVA、しかも全2話。正直、予習くらいの軽い気持ちで再生ボタンを押した。で、序盤の数分で姿勢が変わる。映画みたいに整ってはいない。色は暗いし、線はどこかざらついている。でもそのざらつきが、ガリィが拾われた「スクラップヤード」の空気そのものなんだと、2回目で観たときにようやく腑に落ちた。最初に感じた古さは、途中から質感に化けていた。

ガラクタの山から拾われた身体で、もう一度「誰か」になる話

この作品を、サイボーグが悪党を殴り倒すアクションだと思って観ると、たぶん半分しか入ってこない。ガリィには記憶がない。名前すらイドにもらったものだ。自分が何者だったかを示すものは何ひとつ残っていなくて、唯一身体だけが、戦い方を覚えている。考えるより先に手が動く。その「身体が知っている」感覚を手がかりに、彼女は自分を組み立て直していく。記憶から人格を取り戻すのではなく、行動の方から逆算して「私はこういう人間らしい」と確かめていく——その順番が、この物語のいちばん面白いところだと思っている。 そして頭上には、ずっとザレムが浮かんでいる。地上のスクラップヤードを見下ろす空中都市。誰もがあそこに行きたがり、行ける者はほとんどいない。ユーゴという少年の夢も、結局はそこへ向かっている。上に行きたい、という願いそのものは責められない。けれどこの世界では、その願いがいちばん人を壊す。ガリィが身体から自分を取り戻していくのと並行して、ユーゴは夢のために自分を切り売りしていく。拾われて「誰か」になっていく者と、夢を追って「誰か」を失っていく者。同じ高さの空の下で、二人は逆の方向へ歩く。アクションの皮をかぶっているけれど、芯にあるのはずっとこの対比だ。短い尺なのに、ここだけは妙に容赦がない。

特に刺さったシーン

終盤、ユーゴが追い詰められていく一連の流れが、観終わってもずっと喉に引っかかっている。山口勝平の声が、ここで効く。彼の声はもともと、どこか少年の柔らかさを残したトーンで、ユーゴの「まだ何者にもなれていない若さ」とぴったり噛み合う。夢を語るときの上ずった明るさと、追い詰められたときの掠れ方。その落差だけで、こちらの胃が冷える。具体的なオチは伏せておくけれど、序盤であんなに眩しかった夢が、終盤にはただ重たい鉄になっている。その変化を、説明ではなく芝居だけで持っていく。 もう一人、チレンを演じる小山茉美も忘れがたい。冷たく整った声なのに、ザレムへの未練がふとした台詞の温度でにじむ。野心と諦めが同じ口から出てくる感じが、彼女を安い悪役にしていない。ガリィの拳が派手に唸る場面より、この二人の声がいちばん刺さった、というのが正直なところだ。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 映画『アリータ』から入って、原作の手前にある質感を確かめたい人
  • 90年代OVAの暗くてざらついた画と、生々しい鉄の重さが好きな人
  • 派手な戦闘より、記憶のない主人公が自分を組み立て直していく過程に惹かれる人
  • 短い尺で容赦なく終わる、後味の苦い話に耐性がある人

合わない人

  • 映画の滑らかなCGと大きな瞳のガリィを基準にすると、絵の古さがつらい人
  • 全2話できれいに完結する達成感を求めている人(物語はあくまで途中までだ)
  • 救いのある結末でないと気が晴れない人

次に見るなら

身体と記憶、サイボーグの自我というテーマが好きなら攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL。電脳化した身体で「自分とは何か」を問い続ける話で、銃夢の問いをもっと冷たく突き詰めた先にある一本。 荒廃した未来都市のざらついた空気と暴力の質感が刺さったならAKIRA。90年代前後のSFアニメが持っていた、鉄と肉の生々しさをいちばん濃く味わえる。 そして入口に戻るなら、やはり映画アリータ:バトル・エンジェル。このOVAで拾った夢の苦さが、別の語り口でどう描き直されたかを見比べると、二度おいしい。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

本作『銃夢』のOVAについて、現時点で確定している配信サービスの情報はありません。視聴を希望される場合は、ソフト(Blu-ray・DVD)や各プラットフォームの最新情報をご確認いただくのが確実です。配信状況は時期によって変わることがありますので、公式の案内をあわせてチェックしてみてください。

よくある質問

Q. 銃夢のOVAは何話ありますか?
A. 本作は全2話で構成されたOVA作品です。1993年に発売され、原作コミックの序盤エピソードを中心にまとめられています。コンパクトにまとまっているため、初めて作品に触れる方にも見やすい内容です。
Q. 原作とアニメでストーリーは違いますか?
A. OVA版は原作コミックの序盤を再構成した内容で、エピソードや展開が一部簡略化されています。原作はより長く深い物語が続くため、OVAを入り口に原作へ進むのもおすすめの楽しみ方です。
Q. 映画『アリータ:バトル・エンジェル』とは関係ありますか?
A. どちらも木城ゆきとの『銃夢』を原作とする映像化作品です。2019年公開のハリウッド実写映画『アリータ』とは別物ですが、同じ原作をもとにしているため、見比べてみると違いが楽しめます。
Q. 予備知識がなくても楽しめますか?
A. はい、OVA単体でもガリィの登場から物語の導入までが描かれているため、予備知識なしでも楽しめます。サイバーパンクなSF世界やサイボーグアクションが好きな方には特におすすめです。

まとめ

本作『銃夢』のOVAについて、現時点で確定している配信サービスの情報はありません。視聴を希望される場合は、ソフト(Blu-ray・DVD)や各プラットフォームの最新情報をご確認いただくのが確実です。配信状況は時期によって変わることがありますので、公式の案内をあわせてチェックしてみてください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

目次