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ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
アラバスタ王国では革命が勃発しようとしていた。しかし麦わらの一味とビビ姫は真実を知っていた。すべてはクロコダイルが仕組んだ陰謀だったのだ。砂漠の国で繰り広げられる、クロコダイルの野望を阻止するための戦いが始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
アラバスタ王国は長く続く干ばつによって民の不満が頂点に達し、内戦の危機に瀕していた。だがこの混乱はすべて、王国の乗っ取りを狙う「七武海」クロコダイルが裏で仕組んだ陰謀だった。真実を知る王女ビビと麦わらの一味は、罪のない民同士が殺し合う最悪の事態を止めるべく立ち上がる。砂塵の舞う灼熱の大地を駆け抜け、巨大な敵の野望を打ち砕くための戦いが幕を開ける。テレビシリーズでも屈指の人気を誇るアラバスタ編を、劇場版として再構成した一作だ。みどころ・魅力
① 人気のアラバスタ編を劇場スケールで凝縮
TVシリーズで長期にわたって描かれたアラバスタ編を、約90分の劇場版として再構成。物語の核心と名場面を凝縮しつつ、劇場ならではの迫力ある作画と演出でまとめ上げているため、原作未読でも一本の冒険活劇として楽しめる作りになっている。② ルフィVSクロコダイルの宿命の対決
砂を自在に操る七武海クロコダイルは、ゴム人間ルフィにとって天敵とも言える強敵。何度敗れても立ち上がるルフィの執念と、二人の頭脳と力を尽くした激闘は本作最大の見せ場だ。逆境を覆す瞬間のカタルシスは見逃せない。③ 王女ビビと仲間たちの絆
祖国を救うために身を削るビビと、彼女のために命を懸ける麦わらの一味。立場も背景も違う者同士が築いた信頼と友情が、砂漠の戦いを通して鮮やかに描かれる。クライマックスで交わされる想いは、シリーズ屈指の感動シーンとして語り継がれている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 今村隆寛 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 井上栄作 |
| 音楽 | 田中公平 |
| ED | 川島愛「compass」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
総集編か、と少し身構えながら見始めた。テレビ版のアラバスタ編はとにかく長い。あの砂の量、あの歩いた距離を劇場の尺に詰め込むなら、どこかが必ず削れる——そう思って見ていたら、削れていたのはエピソードで、残っていたのは感情のほうだった。ワンピースはだいたいこのあたりまでしか追えていない人間なので、正直「知ってる話」を見にいった気分だった。なのに序盤の砂漠の引きの絵で、もう喉が渇いてくる。あの乾いた風の音と、無駄に広い空。記憶の中のアラバスタより、こっちのほうが暑い気がした。2回目に見たときは、逆に「足りない」部分が気になり始めて、テレビ版を見返したくなった。総集編の罪なところだ。
他人の国のために、どこまで腕を上げられるか
アラバスタの話は、つまるところ「これはお前の戦いじゃないだろ」という問いに、麦わらの一味がどう答えるか、に尽きると思っている。ビビの国だ。ビビの王様で、ビビの民で、ビビが背負うべき反乱だ。ルフィたちには本来、命を懸ける理由がない。クロコダイルの陰謀を暴いたところで、彼らがアラバスタに住むわけでもない。
この作品が単なる「悪い奴を倒す冒険活劇」と違うのは、戦う理由を本人たちが一度も大義で語らないところだ。国を救う、正義を通す、そういう言葉が出てこない。出てくるのは「仲間だから」だけ。ビビが、あなたたちを巻き込めない、命を懸けてなんて頼めない、と言葉に詰まる場面で、彼らが差し出すのは演説ではなく、腕に書いた印だ。理屈を全部すっ飛ばして、黙って同じ印を見せる。あれは「お前の戦いを、俺たちの戦いにする」という宣言で、他人の事情に首を突っ込むことの、いちばん格好いい形だと思う。
総集編という形式は、この核だけをむき出しにする。テレビ版なら町ひとつぶんの伏線や脇道があって、その厚みの中でこの瞬間が来る。劇場版はその厚みを削るぶん、「他人のために、どこまでやれるか」という一点に光が集まる。情報量は減るのに、テーマの輪郭はかえって濃くなる。砂で薄まらないぶん、塩が効いている。冒険って結局、誰かの渇きを自分の渇きと取り違える病気のことなんだな、と見終わって思った。
特に刺さったシーン
終盤、ある男が国全体を救うために身を投げ出す展開がある。野島健児の声が、最後まで取り乱さないのがいい。叫ぶでも泣くでもなく、やるべきことをやる者の静けさで喋る。あの抑えた芝居があるから、空を見上げる側の沈黙が効く。声を張らないことで逆に刺さる芝居というのがあって、あれはその教科書だと思う。
あと地味に好きなのが、戦いの最中でもサンジが軽口を挟むところで、平田広明のあの余裕のある声が緊張をちょうどよくほぐす。中井和哉のゾロは逆に、斬るときの一言が短ければ短いほど重い。山口勝平のウソップが情けない悲鳴を上げ、大谷育江のチョッパーが必死に走る——この温度差の同居が、ワンピースの戦闘がただ重くならない理由なんだと、改めて音で確認した。シリアスの真ん中に間抜けな声が一個混ざっているだけで、こんなに息ができる。総集編で詰まった分、声優陣の演技の振れ幅が密度として効いてくる場面だった。
読んで見たくなったら——『ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- アラバスタ編を見たことがない、もしくは記憶が曖昧で「話の核だけ手早く浴びたい」人
- 仲間のために理屈抜きで動く展開に弱い人
- 砂漠・滅びかけた王国・陰謀という画作りの渇いた質感が好きな人
- ビビというキャラクターの背負ったものに一度ちゃんと向き合いたい人
合わない人
- テレビ版アラバスタ編を隅まで覚えていて、削られた脇道や日常回が恋しくなる人
- キャラの掘り下げや溜めをじっくり味わいたい人(総集編なので展開が速い)
- ワンピースを最初から順番に追う体験そのものを大事にしたい人
次に見るなら
同じ総集編劇場版の流れで言えば、ONE PIECE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜。ドラム島編を一本にまとめたもので、チョッパーの過去にちゃんと泣かされる。アラバスタの「他人のために戦う」が刺さったなら、こっちの「居場所のない奴の物語」も効くはずだ。
オリジナル長編を浴びたいならONE PIECE FILM STRONG WORLD。原作者が深く関わった一本で、総集編とは逆に「映画のために組んだ冒険」の密度がある。麦わらの一味の総力戦を一気見したい夜に。
ワンピースから少し離れて、滅びかけた世界を旅する手触りが好きならテガミバチもすすめたい。砂漠ではなく永い夜の国だが、誰かの想いを届けるために歩き続けるという芯が、アラバスタの渇きと地続きに感じられる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』は、U-NEXTとNetflixで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。月額制で見放題の対象作品として楽しめるため、シリーズをまとめて追いたい方にもぴったりです。アラバスタ編を一気に振り返りたいときは、これらの配信サービスをチェックしてみてください。



































