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Lostorage incited WIXOSS
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | J.C.STAFF |
高校生・鈴子は育った池袋に戻ってきたが、学校で浮いている。友達を作るため、カードゲーム「ウィクロス」をやってみることにした。デッキを購入して開けると、カードの少女が動き出し、話しかけてくる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高校生・森川千夏は、かつて暮らした池袋へ戻ってきたものの、新しい学校になじめず孤立していた。友達を作るきっかけにと、人気のカードゲーム「ウィクロス」を始めようとデッキを購入する。ところが開封したカードの中から少女が現れ、千夏に語りかけてきた。やがて彼女は、カードに宿る少女=ルリグとともに「セレクター」としてバトルへ足を踏み入れていく。そこには、勝敗の代償として大切な記憶を失っていくという、残酷なルールが隠されていた。少女たちの願いと喪失が交差する、サイコロジカルな物語が幕を開ける。
みどころ・魅力
① 「記憶を賭ける」という残酷なゲーム設計
本作のセレクターバトルでは、敗北するたびに少女たちが自身の記憶を失っていく。可愛らしいカードゲームの世界に潜む取り返しのつかない代償が、物語全体に張り詰めた緊張感を与えている。勝つほどに何かを失うジレンマが見どころだ。
② 少女たちの心理を丁寧に描くドラマ
願いを抱えてバトルに臨む少女たちの過去や葛藤が、一人ひとり丁寧に掘り下げられる。「願いとは何か」「失っていいものなどあるのか」という問いを通して、彼女たちの人間性が浮かび上がっていく心理描写が物語の核となっている。
③ シリーズを知らなくても楽しめる新章
「Lostorage」は『selector』シリーズに続くウィクロスアニメの新章でありながら、新たな主人公とルールで描かれるため初見でも入りやすい。シリーズ経験者には世界観の広がりが、初めての人には独立した物語として楽しめる構成になっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 桜美かつし |
|---|---|
| シリーズ構成 | 土屋理敬 |
| 原案キャラデザ | さらちよみ |
| キャラクターデザイン | 佐藤嵩光 |
| 音楽 | 井内舞子 |
| 美術監督 | 柳原拓巳 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 井口裕香「Lostorage」 |
| ED | キュア「undeletable」 |
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アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
WIXOSSは「セレクター」のほうだけ追っていて、こっちはずっと後回しにしていた。同じカードゲームを題材にしたシリーズが何本もあると、どれがどの話だったか頭の中でこんがらがる。正直「またあのルリグが動いて喋るやつでしょ」くらいの距離感で見始めた。ところが序盤、池袋に戻ってきた鈴子が教室でうまく馴染めずに浮いている、その妙に生々しい手触りで止まらなくなった。最初はカードゲームものの皮をかぶった青春劇かと思って見ていたら、2話あたりで「これ、勝ち負けが記憶を削る話だ」と気づいて姿勢が変わった。1回目はストーリーを追うので精一杯で、2回目に見返してようやく、各キャラの表情の作画が後半の展開を最初から予告していたことに気づいた。追ってこなかったのを少し後悔している。
勝てば願いが叶い、負ければ記憶が消える——「思い出」を賭け金にする残酷さ
この作品は単なるカードバトルものではなくて、「自分が誰だったか」を賭け金にして勝負させられる話だ。ウィクロスのバトルに勝てば願いに近づくコインを得て、負ければ大事な記憶のコインを奪われていく。最初に見たときは「願いが叶う」という餌のほうに目が行くんだけれど、2回目で本当に怖いのは負けたときの代償のほうだと分かる。記憶を一つ失うというのは、その思い出に紐づいた人との関係が、自分の側からだけ静かに切れていくということだ。相手はこちらを覚えているのに、こちらだけが「この人は誰だったか」を失う。あの非対称の残酷さを、このシリーズは正面から描く。
面白いのは、賭けているものが「お金」でも「命」でもなく「思い出」だという選び方。命を賭ける話なら覚悟の物語になるけれど、思い出を賭ける話は喪失の物語になる。勝ち進むほど願いに近づくのに、その過程で願いを抱いた理由そのものを忘れていく——この自家撞着が物語の芯にある。鈴子が戦う動機が、戦うほどに摩耗していく構造が、見ているこちらの胸をじわじわ削る。サイコロジカルというジャンル分けは伊達じゃなくて、派手な能力バトルよりも、負けた人間がどう壊れていくか、その心の描写に時間を割いている。だからこれは「勝つ快感」を売る作品ではなく、「賭けてはいけないものを賭けてしまった人間」を見つめる作品だと思っている。
特に刺さったシーン
鈴子のルリグ・リルを演じる伊藤静の声がいい。最初は明るく軽やかに鈴子をけしかけるんだけれど、物語が進んでルリグ自身の事情が見えてくると、同じ声色の奥にある別の感情がふっと滲む。あの一枚めくれる瞬間の演技が、序盤の何気ない掛け合いを後から全部塗り替えていく。1回目は元気な相棒に聞こえていた台詞が、2回目には全然違う重さで耳に入ってきて、思わず巻き戻した。
井口裕香の森川千夏も外せない。明るく振る舞う子が抱えているものが、声の端々で漏れていく。にこやかな台詞の語尾がほんのわずかに沈む、その微差で内面を見せてくる芝居が見事だった。終盤、ある人物が記憶を失っていく流れで、生天目仁美のゆきめがこぼす感情の温度も忘れがたい。派手な見せ場じゃなく、こういう静かな崩れ方にこそ役者の力が出る。
読んで見たくなったら——『Lostorage incited WIXOSS』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- カードバトルそのものより、負けた人間の心がどう壊れるかを見たい人
- 「願いの代償」というテーマに弱い人。賭け金が思い出という設定にゾクッとくる人
- セレクター時代のWIXOSSの後味が好きだった人。あの湿度を求めている人
- 声優の細かい芝居の変化を聞き取るのが楽しい人
合わない人
- カードゲームのルールや爽快な逆転劇を期待している人
- 登場人物が追い詰められて沈んでいく展開がしんどい人
- 明るく前向きな青春アニメを探している人
次に見るなら
まずは順当にselector infected WIXOSS。同じウィクロスでも、こちらは「少女たちの願いが叶わない」ことの絶望を描いた原点で、Lostorageの設定の手触りが好きなら避けて通れない。願いと代償というテーマで言うなら魔法少女まどか☆マギカ。可愛い絵柄の裏で契約の残酷さを突きつけてくる構造が地続きで、WIXOSSのあの後味が好きならまず刺さる。記憶の喪失そのものをじっくり味わいたいならCharlotteもいい。能力と引き換えに何かを失っていく痛みの描き方が近くて、サイコロジカルな喪失劇として並べて見たくなる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『Lostorage incited WIXOSS』は、U-NEXT、DMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。サイコロジカルな世界観をじっくり味わいたい方は、これらの配信サービスからチェックしてみるのがおすすめです。気になった方はぜひ視聴環境を整えて、少女たちの物語に触れてみてください。
よくある質問
まとめ
『Lostorage incited WIXOSS』は、U-NEXT、DMM TVで配信されており、いずれのサービスでも視聴することができます。サイコロジカルな世界観をじっくり味わいたい方は、これらの配信サービスからチェックしてみるのがおすすめです。気になった方はぜひ視聴環境を整えて、少女たちの物語に触れてみてください。



