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プラネット・ウィズ
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | J.C.STAFF |
黒井蒼矢は超能力者たちが巨大な竜と戦う夢を見ていた。記憶喪失で二週間前から、メイドと人型の猫に助けられている。ぬいぐるみ型UFOが世界各都市に接近すると、七人の虹色に輝くヒーローが立ち向かう姿を目撃する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
黒井蒼矢は、巨大な竜と超能力者たちが戦う夢を繰り返し見ていた。記憶を失った彼は、二週間前からメイドの「ぎんこ」と人型の猫「先生」とともに不思議な共同生活を送っている。ある日、ぬいぐるみのようなUFOが世界各都市へ接近すると、虹色に輝く七人のヒーローが立ち向かう姿を目撃する。蒼矢は先生に導かれ、自らの意思とは裏腹に巨大な力を操る戦いへと巻き込まれていく。やがて明かされていく「敵」と「味方」それぞれの事情と願い——単純な善悪では割り切れない物語が静かに動き出す。みどころ・魅力
① 善悪で割り切れない群像劇
本作の核心は、戦う両陣営それぞれに譲れない理由と痛みが描かれる点にあります。敵として現れる存在にも切実な願いがあり、視聴者は誰か一人を悪役と決めつけられません。立場の異なる者同士が衝突し、やがて理解へと向かう過程が、深い余韻を残します。② 無駄のない構成美
全12話という短さの中に、伏線・アクション・キャラクターの成長が緻密に組み込まれています。序盤の謎が中盤で一気に意味を持ち、終盤へ向けて加速する展開は爽快そのもの。一気見でこそ真価を発揮する、密度の高い物語設計が魅力です。③ 水上悟志ワールドの真骨頂
「復讐」「赦し」「成長」といったテーマを独自の世界観で描く原作者の作風が、アニメでも存分に発揮されています。重いテーマを扱いながらもユーモアを忘れず、メカやSF要素と人間ドラマが心地よく融合する独特の読後感が味わえます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 鈴木洋平 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 水上悟志 |
| キャラクターデザイン | 岩倉和憲 |
| 音楽 | 田中公平 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| OP | 南「One Unit」 |
| ED | 渕上舞「Rainbow Planet」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
配信を探していて、見事に全滅したのがこの作品だった。dアニメにもU-NEXTにもABEMAにもない。2018年のオリジナルアニメで、当時わりと評判が良かった記憶があるのに、いまは円盤かレンタルでしか追えない。そういう「取り残され方」をしている作品ほど気になるたちで、結局TSUTAYAの宅配で借りた。
最初は、ぬいぐるみ型のUFOとか巨大な猫とか、絵面のふざけ具合に身構えて見始めた。記憶喪失の主人公が、メイドと人型の猫に飼われている——あらすじだけ読むとギャグなのか本気なのか判断がつかない。ところが2話、3話と進むうちに、このふざけた外見の下に、ずいぶん真面目な話が埋まっているのに気づく。2回目に見たときは、1話の時点で全部の伏線が置かれていたことにようやく気づいて、軽く声が出た。
力を封じるか、信じて託すか——「育てるのが怖い」者たちの話
この作品の対立構造は、わかりやすいようでいて、見ているうちにどっちが正しいのか分からなくなってくる。人類の科学の発展を危険視して、力そのものを封じてしまおうとする側と、それでも人間を信じて進ませようとする側。要するに「子どもに刃物を持たせるか」という話を、惑星規模でやっている。
面白いのは、封じようとする側が悪役然としていないことだ。彼らは恐れている。力を持った人類が、その力で自分や他人を焼き尽くす未来を、本気で恐れている。だから先回りして取り上げようとする。これは過保護な親の論理であり、同時にこの作品全体を貫くモチーフでもある。誰かを守ろうとすることと、誰かの成長を止めることは、ときどき見分けがつかない。
そしてその問いは、主人公・黒井蒼矢の個人的な物語にそのまま縮小されて入っている。彼が抱えているのは復讐心だ。失ったものへの憎しみを燃料にして戦いの場へ出ていく。だがこの作品は「復讐を遂げて終わり」を許さない。憎しみを握りしめたまま強くなることを、はっきり危ういものとして描く。蒼矢が最後に手放すものを見届けたとき、この作品が単なるメカ・バトルではなく、「憎しみを栄養にして大きくなった子どもが、それをどう手放すか」の話だったんだと腑に落ちる。封じる側の恐れと、蒼矢の復讐心は、根っこで同じものを見ている。力を持つことそのものへの、ためらい。それを乗り越える瞬間にこの作品の核がある。
特に刺さったシーン
蒼矢の能力の燃費の悪さが、地味にいちばん好きだ。彼は腹が減る。戦うと猛烈に腹が減って、食わされると眠くなって動けなくなる。世界の命運を背負ったヒーローが、メイド——黒井銀子を演じる井澤詩織の、あの底の読めない声に「食べなさい」と一言いわれて骨抜きにされる。緊迫した戦闘のあとにこの間抜けな弱点が差し込まれるたび、思わず笑って、でもこの「飼われている」関係こそ作品の急所なんだと後から気づく。
声の話をすると、若本規夫の閣下が反則だ。あの声で大真面目なことを言われると、ふざけているのか壮大なのか脳が一瞬バグる。人型の猫・先生を演じる小山力也の、低くて妙に説得力のある語りも効いている。虹色のヒーローの一人、虎居英雄を演じる梅原裕一郎の暑苦しさも含めて、キャスティングが作品のトーンを正確に掴んでいる。序盤のUFO襲来シーンで七人が初めて並ぶ画は、ベタなのに何度見ても背筋が伸びる。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ふざけた外見の下に真面目なテーマが仕込まれている作品が好きな人
- 1クールで風呂敷を綺麗に畳みきる、構成の良さを味わいたい人
- 復讐や憎しみを「乗り越える」過程を、説教くさくなく見たい人
- 水上悟志の漫画——独特の世界観とテーマ性が好きな人
合わない人
- 巨大猫やぬいぐるみ型UFOの絵面を、最後まで受け入れられない人
- メカ・バトルにシリアス一辺倒の緊張感を求める人
- サブスクで気軽に見たい人(現状、配信がなくレンタルか購入が必要)
次に見るなら
まずは同じ水上悟志原作の惑星のさみだれ。惑星を守るために戦う者たちと、その力をどう使うかという問いが、プラネット・ウィズと地続きのDNAでできている。こっちが刺さったなら確実に通る道だ。
力を持つことと成長を、熱量で押し切る方向で見たいなら天元突破グレンラガン。ベタを恐れず駆け上がっていく団体戦の高揚感は、序盤のヒーロー集結シーンが好きだった人にそのまま効く。
ヒーローという存在そのものを問い直す視点が気に入ったならコンクリート・レボルティオ 超人幻想。正義の側に立つことの危うさを、別角度から噛み砕いてくれる一本。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「プラネット・ウィズ」の配信状況については、本記事の時点で確定した配信サービスの情報はありません。視聴を希望される場合は、各配信プラットフォームやBlu-ray・DVD、公式サイトの最新情報をあわせて確認することをおすすめします。配信のラインナップは時期によって変わることがありますので、こまめにチェックしてみてください。
