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とある魔術の禁書目録III
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 26話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | J.C.STAFF |
科学と魔法の対立が深まる中、上条当麻とインデックスは新たな冒険に直面する。カトリック教会との激戦と魔法科学戦争の危機を乗り越えた二人だったが、緊張はさらに高まっていく。当麻はインデックスを守るため、これまで以上の努力を強いられることになる。10周年を迎える本シーズンでは、彼らにどんな試練が待ち受けているのか。
作品概要・あらすじ
あらすじ
科学と魔法が交錯する学園都市を舞台に、「幻想殺し(イマジンブレイカー)」の右手を持つ少年・上条当麻と、10万3000冊の魔道書を記憶する少女・インデックスの物語が続く第3期。ローマ正教・ロシア正教・イギリス清教の三大宗教勢力が入り乱れ、世界規模の魔法戦争が勃発。上条は仲間たちとともに人類の命運を左右する「天草式十字凄教」や「神の右席」との激闘に身を投じていく。原作シリーズ10周年を飾る本作では、これまで積み重ねてきた伏線が一気に回収され、物語はいよいよクライマックスへと向かう。みどころ・魅力
① 世界規模に拡大した魔法戦争の迫力
第3期では舞台が学園都市から一気に世界へと広がる。ローマ正教の一斉蜂起、ロシアとイギリスの全面衝突、そして「アックア・オブ・ザ・バック」や「テッラ・オブ・ザ・レフト」といった強敵との戦闘は、スケールの大きさが別格。シリーズ集大成ならではの息を呑む展開が続く。② 脇役キャラクターたちの活躍シーン
一方通行(アクセラレータ)や御坂美琴、ステイルなど人気キャラクターがそれぞれの戦場で本領を発揮する。主人公だけに頼らない群像劇的な構成は本シリーズの醍醐味であり、お気に入りのキャラが活躍する瞬間を何度も楽しめる点が魅力だ。③ 10年分の伏線が収束する物語の厚み
「神の右席」計画の全貌、インデックスの記憶と歌声の秘密、上条当麻の右手が持つ真の意味など、シリーズを通して張られてきた伏線が一気に動き出す。原作ファンも驚く展開が多く、アニメのみの視聴者でも十分楽しめる濃密な物語密度が見どころだ。キャスト・声優一覧























スタッフ
| 監督 | 錦織博 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 吉野弘幸 |
| 原案キャラデザ | 灰村キヨタカ |
| キャラクターデザイン | 田中雄一 |
| 音楽 | 井内舞子 |
| 美術監督 | 黒田友範 |
| 音響監督 | 山口貴之 |
| OP | 黒崎真音「Gravitation」 |
| OP | 黒崎 真音「ROAR」 |
| ED | 井口裕香「革命前夜」 |
| ED | 井口裕香「終わらない歌」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——2期で止まっていた話をしよう
2期までは見ていた。いや正確には、2期を「見ていた」というより「追いかけていた」という感覚に近くて、当時は毎週リアタイして感想を漁るくらいには熱量があった。それがなぜか3期のときは出遅れて、1話を見逃して、「まあ後でまとめて」と思ったまま数年が経ち、気づいたら周囲が「3期はちょっとしんどかった」という雰囲気で語るようになっていた。
そういう状態でようやく腰を据えて見たので、最初の印象は正直なところ「情報量が多すぎる」だった。2期からの続きとはいえ、政治的な勢力図や魔術サイドの派閥関係が怒涛のように流れていく。1回目はついていくのに必死で、2回目にやっと「あ、ここで伏線張ってたのか」と気づく箇所が出てくる。禁書目録という作品がもともとそういう構造ではあるが、3期はそのギアをさらに上げた感じがする。
「守る」という行為の空洞——上条当麻が何度も何かを失う理由
この作品を単純な「ヒーローが敵を倒す話」として見ると、3期はかなり消化不良になる。展開が速い、キャラが多い、説明が追いつかない——そういう不満はわかる。でも2周目に入ったとき、別の読み方が見えてきた。上条当麻という主人公が「守ること」に執着すればするほど、何かが削れていくという構造が、3期では意図的に強調されているように見える。
1期・2期でも当麻は傷だらけで戦い続けていたが、あのころはまだ「正しいことをすれば報われる」という手触りがあった。3期になると、その手触りが薄れてくる。カトリック教会との衝突、ロシアとの戦争規模の衝突、そして魔術と科学の二項対立がもはや個人の善意では止められない規模に膨らんでいく。当麻がどれだけ拳を振るっても、世界の構造は変わらない。それでも彼が動き続けるのは、目の前にいる誰かを見捨てることができないからだ。
この「目の前の一人」という原則は、学園都市という巨大な装置の中で機能するには、あまりにも非効率に見える。3期はその非効率さを正面から描いている。浜面仕上というキャラクターがその対比として機能していて、日野聡の演技がこれを支えている。浜面は当麻ほど純粋ではなく、打算と迷いを抱えたまま動く。それでも動く理由が、当麻と同じく「目の前の誰か」である点が、この作品の核にある。
岡本信彦が演じるアクセラレータのパートは、3期の中でもっとも「守る」ことの歪さを体現している。最強の存在が最弱の存在を守るためだけに戦う構図は、単純化すれば陳腐だが、岡本信彦の声の荒々しさと、その奥に滲む疲弊のようなものが、紋切り型にならないギリギリのラインを保っている。加隈亜衣が演じるミサカ・ワーストが登場する場面の緊張感は、初見のときに思わず一時停止してしまったくらいには刺さった。
結局、この作品が描こうとしているのは「個人の意志が世界に勝てるか」という問いではなく、「勝てないとわかっていても動く人間の話」だと思う。3期はその命題を、1期・2期よりもずっと過酷な条件の下で試している。
特に刺さったシーン
アクセラレータとミサカ・ワーストが対峙する一連のやりとりは、2回目以降に見るとまた違って見える。初見では状況の把握に追われていたのだが、2周目で岡本信彦と加隈亜衣の掛け合いを改めて聞くと、言葉の選び方に細かい感情の揺れがある。ミサカ・ワーストがある台詞を言う瞬間、加隈亜衣の声が一瞬だけ変わる。そこが個人的に一番聞き返したポイントだった。
浜面が瀕死の状態で動き続ける終盤の展開も、日野聡の演技で印象がだいぶ変わる。力んだヒロイズムではなく、疲弊しきったなかで絞り出すような声のトーンが、このキャラクターのリアリティを保っている。「こんなキャラだったっけ」と思って見ていたら、気づいたら引き込まれていた。
井口裕香が演じるインデックスは3期では出番が限られているが、彼女が登場する場面ごとにテンションが引き締まる感覚がある。鳥海浩輔の建宮斎字は、出番こそ多くないが声の圧で存在感を保っているタイプで、画面に映るたびに「ああ、いた」となる。
読んで見たくなったら——『とある魔術の禁書目録III』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期・2期を見ていて、世界観の続きが気になっている人
- 政治・宗教・軍事を絡めたスケールの大きいバトルものが好きな人
- アクセラレータまたは浜面仕上に思い入れがある人
- スピンオフ(とある科学の超電磁砲・一方通行)も見ていて、世界全体を把握したい人
合わない人
- 1期・2期未視聴で「3期から」という入り方をしようとしている人(ほぼ確実に置いていかれる)
- テンポよく1クールで完結するタイプの話が好きな人
- 主人公の内面描写を丁寧に追いたい人(3期の当麻はかなり行動先行型)
- 「ストーリーが整理されていないと乗れない」という人には正直しんどい
次に見るなら
とある科学の一方通行——アクセラレータを主軸に、学園都市の暗部を描いたスピンオフ。3期を見てアクセラレータに興味が出た人はこちらを先に見るかあとで見るか悩むことになるが、どちらから見ても成立する設計になっている。岡本信彦の演技をもう少し掘り下げたい場合に。
とある科学の超電磁砲T——禁書目録3期と同時期の学園都市内の話を、御坂美琴視点で描いている。3期を見ると「あの出来事と繋がっていたのか」と気づく場面があって、見比べる楽しみがある。テンポは超電磁砲シリーズのほうが整理されていてとっつきやすい。
灰と幻想のグリムガル——ジャンルとしては近くないが、「目の前の一人を守るためにボロボロになりながら動き続ける人間の話」という点で共鳴する部分がある。禁書目録3期の疲弊感が好きだった人に試してほしい方向性。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『とある魔術の禁書目録III』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで配信中です。月額サービスへの加入があれば追加料金なしで視聴できるため、気軽に全話まとめ見が可能です。各サービスとも無料トライアル期間が設けられているので、まず試してみるのがおすすめです。



















