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とある科学の超電磁砲S
| 放送年 | 2013年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | J.C.STAFF |
学園都市で能力者(レベル5)のクローン化計画が進行していた。電撃使いの最高位能力者・御坂美琴は、自分のクローンと遭遇する。数万体の妹たちが実験に利用されていることを知った美琴は、彼女たちを救うため、この陰謀に立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
科学と超能力が共存する学園都市。電撃を操るレベル5最上位の能力者・御坂美琴は、ある日自分とまったく同じ顔を持つ少女と出会う。それは、自身のDNAをもとに生み出された無数のクローン「妹たち(シスターズ)」の一人だった。彼女たちが極秘の軍事実験に利用され、命を消費させられていることを知った美琴は、システムを止めるため、たった一人で巨大な闇に立ち向かうことを決意する。みどころ・魅力
① 御坂美琴の孤独な戦いが描く圧倒的な感情の重さ
仲間を巻き込まないために一人で戦い続ける美琴の姿は、強さと脆さが交差する複雑な感情表現が見事。勝ち目のない戦況に追い詰められながらも前へ進む姿に、思わず引き込まれる。シリーズ屈指の感動エピソードとして評価が高い。② 「妹たち編」完全アニメ化による原作超えの映像クオリティ
原作漫画・小説でも人気の高いシスターズ編を、前作で描けなかった部分まで含めて丁寧にアニメ化。J.C.STAFFによる戦闘作画は高水準で、美琴の電撃能力が迫力あるバトルシーンとして昇華されている。③ サイドストーリーで深まる学園都市の世界観
メインストーリーの後半では美琴の友人・白井黒子たちが活躍するサブエピソードも展開。「幻生体(ファントムバイオレット)」編など学園都市の別側面を描くことで、世界観の奥行きがさらに広がる構成になっている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 長井龍雪 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 水上清資 |
| 原作 | 鎌池和馬 |
| 原案キャラデザ | 冬川基、灰村キヨタカ |
| キャラクターデザイン | 田中雄一 |
| 美術監督 | 黒田友範 |
| OP | フリップサイド「sister’s noise」 |
| OP | フリップサイド「eternal reality」 |
| ED | フリップサイド「sister’s noise」 |
| ED | 井口裕香「Grow Slowly」 |
| ED | 井口裕香「stand still」 |
| ED | 三澤紗千香「リンクス」 |
| ED | 三澤紗千香「インフィニア」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
インデックスから入って、途中で「あ、こっちじゃないな」と気づいたのが正直なところだ。禁書目録も嫌いじゃないけど、美琴が主役じゃないとどこかそわそわする。で、レールガンSを最初に見たとき、「あ、これ全部美琴の話か」と思って一気に落ち着いた。
1話目の時点ではそこまでヘビーな展開を予想していなかった。能力者同士のわちゃわちゃ日常回が続くのかなと思って見始めたら、序盤で急に温度が下がる瞬間がある。2回目に見て気づいたのは、あの静けさが意図的に設計されていること。後半の展開を知った状態で序盤を見ると、何気ない会話の一つひとつが怖くなる。
「レールガンSのほうがインデックスより好き」と言うと「それは邪道」みたいな反応をたまにもらうけど、関係ない。美琴が主役だと安心する、というだけの話だ。
「一人で抱えること」を選んだ少女が、限界まで走り続ける話
この作品のテーマを一言で言うなら、「孤独な戦いの是非」だと思っている。単なるクローン救出劇ではない。美琴が妹たちの存在を知って、なぜ一人で動こうとするのか——その選択の構造が、この作品の核心だ。
美琴は強い。学園都市で最強クラスの能力者で、頭も回る。だからこそ、「巻き込みたくない」という判断が成立してしまう。力がある人間ほど、「自分一人でなんとかできるはず」という罠にはまりやすい。美琴の孤立は弱さではなく、強さと責任感が裏返しになった結果だ。
佐藤利奈さんの演技がここで効いてくる。明るくて元気な美琴の声のトーンが、一人になった瞬間に微妙に変わる。それがセリフの内容よりも先に、「ああ、この子は今しんどい」と伝えてくる。長年この役を演じてきた積み重ねが、ああいう細部に出る。
もう一方の軸にいるのがアクセラレータだ。岡本信彦さんが演じるこのキャラクターは、「強さゆえの孤独」という点で美琴と鏡像関係にある。立場も価値観も違うのに、どこか似た構造を持っている。声と夜あそびでMCをやっているような、ある種の明るいパブリックイメージと真逆の、あの重たい演技は2回目以降で改めて聞くと圧がある。
「一人で戦う美琴」対「周りにいる仲間たち」という図式は、作品が進むにつれてじわじわと変化する。白井や初春、黒子たちが美琴の異変に気づき始めるくだりは、友情ものとして読むと素直に機能するけど、それだけじゃなくて、「抱えすぎた人間がどこで折れるか」という心理ドラマとして見ると別の重さがある。豊崎愛生さんが演じる初春の、ちょっとコミカルなのに要所で心配性な芝居は、重くなりすぎる空気のバランサーとして絶妙に機能している。
2013年の作品だけど、「正しいことを一人でやろうとする人間の限界」というテーマは今見ても古びていない。むしろ刺さる人が増えているんじゃないかと思っている。
特に刺さったシーン
美琴が自分のクローンと初めて対面する場面で、思わず一時停止した。声のない間があって、佐藤利奈さんの息の飲み方だけで感情の揺れが伝わってくる。脚本上の台詞より先に芝居が来る、あの感じ。
麦野 沈利が絡んでくる中盤の対峙シーンも記憶に残っている。小清水亜美さんの声の低さと刃物みたいな質感が、キャラクターの危険性を声だけで表現していて、初見より2回目のほうが「ああ、ここで引っ張られてたんだ」とわかる。
終盤、美琴が限界まで追い詰められた状態で動き続けるくだりは、作画の荒れ方まで含めて「すり減っている感じ」がちゃんと出ていた。あそこは音楽の使い方も静かめで、派手さで誤魔化さない演出だった。鉄装を演じる遠藤綾さんの、感情を殺したような平坦な芝居が脇で効いていて、対比として機能している。
読んで見たくなったら——『とある科学の超電磁砲S』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人:
- 御坂美琴が好きな人(当然だけど)
- 日常×シリアスの切り替えが得意な作品が好きな人
- 「一人で抱えすぎる主人公」というキャラクター造形に弱い人
- 声優の細かい芝居の変化を拾いながら見るタイプ
- SF設定のディテールより、キャラクターの感情線を追いたい人
合わない人:
- 禁書目録の世界観・用語を全く知らない状態だと序盤の文脈が薄い(多少の予備知識があったほうが楽しめる)
- ずっと明るいノリを期待していると中盤以降でしんどくなる
- バトルの能力設定や学園都市の政治構造を細かく追いたい人には、そこまで深掘りされない部分もある
次に見るなら
とある魔術の禁書目録——同じ学園都市を舞台にした本家シリーズ。美琴はサブキャラ扱いになるけど、世界観の外側が見えてくる。レールガンSを見た後だとアクセラレータの立ち位置が全然違う重さで見える。
まどか☆マギカ——「魔法少女が一人で抱えすぎる」という構造の極北。レールガンSのような「明るさの裏に重さ」系が好きなら、見ていなければ今すぐ。2011年の作品だけど全く古びていない。
PSYCHO-PASS——学園都市とは別の管理社会SF。「システムに組み込まれた理不尽に個人が抗う」というテーマで繋がっている。クールな主人公が徐々に追い詰められていく構造が好きな人には刺さる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『とある科学の超電磁砲S』は現在、ABEMAおよびdアニメストアで配信中のほか、U-NEXTとDMM TVでも視聴することができる。サブスク契約済みの方はすぐに視聴可能で、複数サービスで配信されているため自分の環境に合ったプラットフォームを選びやすい。まずは無料トライアルを活用してみるのもよいだろう。



















