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とある魔術の禁書目録たんIII
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | ライトノベル |
インデックス=タンを主人公とした短編シリーズの第3弾。魔術と科学の相互干渉が起こる学園都市を舞台に、銀髪のシスターが巻き起こす日常のコメディを描く。前シリーズでの事件を経て、相変わらず食べ盛りのインデックスが、とある男子高校生と共に繰り広げる珍騒動の数々。魔法のサポート能力を持つシスターの活躍と、その周囲の登場人物たちとの掛け合いが見どころの作品。
作品概要・あらすじ
あらすじ
魔術と科学が交差する学園都市を舞台に、銀髪のシスター・インデックス=タンが巻き起こす笑いあふれる日常を描いた短編コメディシリーズの第3弾。食欲旺盛なインデックスと、彼女の保護者となった男子高校生・上条当麻が織りなす珍騒動の数々が展開される。シリアスな本編の世界観をデフォルメしたユーモラスな作風で、おなじみのキャラクターたちが個性全開で活躍する。みどころ・魅力
① デフォルメキャラが弾けるギャグ演出
本編の硬派な雰囲気を一変させたゆるいタッチのキャラクターデザインで、インデックスをはじめとするお馴染みのキャラクターたちが思い切り笑わせにくる。原作ファンにはたまらない”あのキャラがこうなる”という意外性と親しみやすさが共存した演出が見どころです。② 食いしん坊インデックスが生み出す笑いのテンポ
常に食欲と戦うインデックスのキャラクター性を軸に据えたコメディとして、テンポよく笑いが積み重なっていく。短編形式ならではのスピーディな展開が心地よく、1話ごとにスッキリ楽しめる構成になっているのも本シリーズの魅力のひとつです。③ 本編を知っているほど楽しめるパロディ要素
「とある魔術の禁書目録」本編や「超電磁砲」シリーズを視聴済みの人ほど笑えるネタが随所に散りばめられています。本編キャラの特徴をうまく誇張したシーンが多く、シリーズファンへの目配せが効いた作りになっています。キャスト・声優一覧




















感想・評価
最初に見たとき——「ながら見でいいか」と思ったら、それが正解だった
禁書目録の本編を追いかけていたタイミングで見た。「たん」シリーズの存在は知っていたけれど、正直なところ最初は「キャラ販促の小品だろう」と舐めていた。III を選んだのもたまたまだ。dアニメストアで本編の続きを探していたら上に出てきた、それだけの理由で再生ボタンを押した。
最初の数分で「あ、これはながら見の作品だ」と判断が確定した。悪い意味ではなく、食事中にちょうどいい密度というか、本編の緊張から解き放たれて肩を落として見られる枠として完璧に機能している。2回目に見たとき気づいたのは、このシリーズが本編のキャラクター理解をちゃんと前提にしていること。禁書目録(インデックス)の食への執念や、上条当麻の受難体質を笑えるのは、本編で彼女たちの「重い側面」を知っているからだ。そこだけ、案外ちゃんとしていた。
「記憶がない」キャラが食べ続けることの、じんわりした意味
これをコメディとして消費するのは正しい。でも2回目を見ているうちに、妙なことが気になりはじめた。インデックスが食べ続けるシーンの多さだ。
本編の彼女は、記憶を持てない。魔術書を13000冊収めた代わりに、1年分の記憶が定期的に消去されていく。「今日食べたものを覚えていられるか」という問いに、本編は暗い答えを出している。だからこそ、たんシリーズで彼女が「おなかすいた」と言い続け、食べて、文句を言い、また食べる、その繰り返しが、コメディとして描かれていることに少し違う重さを感じる。
記憶がなくても、空腹は毎日リセットされる。それは残酷でもあるが、見方によっては「毎日ゼロから始められる」ともとれる。たんシリーズが選んだのは、その空腹の反復を笑いにすることだ。哲学的な解釈を持ち込みすぎると制作側に怒られそうだが、インデックスが食べ物に向ける真剣さは、本編の重さを知っているほど奇妙な輝きを持って見える。
井口裕香の演技がこのシリーズでは全力でコメディに振れていて、本編との落差が大きい。「ちびキャラで全力でやる」という気合いが聞こえてくる。能登麻美子演じる姫神秋沙のリアクションや、伊藤静の神裂火織がちびキャラになった違和感の処理も、声の芝居でかなり補っている。佐藤利奈の御坂美琴は本編同様のツッコミ気質だが、このフォーマットだと攻撃力が増す。岡本信彦のアクセラレータはちびキャラになっても怖さを維持しようとしているのに、周囲のゆるさに飲み込まれていくのが地味にいい。
このスペシャル版は単なる幕間劇ではなく、本編の登場人物を「別の角度から確認する」機能を持っている。緊張感ゼロの状態で彼女たちを眺めることで、本編への愛着が微妙に増す、という変な効果がある。
特に刺さったシーン
インデックスが当麻の弁当を奪うシーンの流れが好きだ。要求の速さと、当麻の疲れた表情の間に間があって、そこで笑いが生まれる。本編で「守る側」に徹している彼が、こんなにも雑に扱われるのが、本編ファンへのサービスとしてきちんと機能している。
井口裕香のセリフ回しがこのシリーズで特に楽しそうで、コメディ特化の声のチューニングが感じられる。本編では感情の起伏をコントロールしている場面が多いだけに、ちびキャラのフォーマットで解放されている印象があった。「これが彼女の楽しい仕事場の顔か」と思いながら見ていた。
能登麻美子の姫神が、周囲のテンションに引きずられながらも微妙に冷静さを保っているシーンも地味に好きだ。キャラクターの芯がちびキャラになっても残っているのを、声の温度で示している。2回目に見て気づいたが、主役のインデックスよりも姫神のリアクション芝居に目がいく場面が多かった。
読んで見たくなったら——『とある魔術の禁書目録たんIII』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 禁書目録の本編を最低でも1期まで見ている人
- 食事中・家事中・作業中の「耳で聞ける」コンテンツを探している人
- キャラクターが好きで、シリアスな展開ぬきに彼らを見ていたい人
- 声優陣が好きで、演技のモードの違いを楽しめる人
- 10分以内に完結するショート形式が性に合っている人
合わない人
- 禁書目録本編を未視聴で、キャラクターの背景を知らない人(笑いどころがほとんどわからない)
- スペシャル版に本編と同等のストーリー密度を求める人
- ちびキャラデザインが生理的に受け付けない人
- コメディ一辺倒で作品の「重さ」がゼロな回が続くと飽きる人
次に見るなら
とある科学の超電磁砲たん!が近いフォーマットだ。同じ「たん」シリーズで、こちらは御坂美琴を中心にした学園都市の日常コメディ。禁書目録たんと同じく本編視聴済み前提だが、超電磁砲ファンなら2分で導入が終わる。ながら見の相棒として並べておくといい。
魔法少女まどか☆マギカ☆ほむらのないしょは、重いシリアス本編を持つ作品がちびキャラ路線でどこまでやれるかの別解として参考になる。禁書たんと同じ「本編を知っているほど笑える」構造を持っていて、コメディ化の精度が高い。
黒子のバスケ EXTRA GAMEとは系統が違うが、「本編終了後のファン向けサービス作品」として比較すると面白い。こちらはシリアスに寄った特別編だが、禁書たんのようにコメディで消化するアプローチと、正反対の方法論で同じ「本編後の余熱を使う」ことをやっている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「とある魔術の禁書目録たんIII」は現在、dアニメストアで視聴できます。短編ギャグシリーズのため1話あたりの時間も短く、隙間時間に気軽に楽しめます。「とある」シリーズのファンであれば、ぜひdアニメストアでチェックしてみてください。