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ツルネ ―風舞高校弓道部― 第十四話「矢場い」
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Kyoto Animation |
風間と霧咲弓道部は、ライバル同士だが手を組むことになった。理由は、マサを助けるために、あるアイドルについて学ぶためだ。このエピソードは当初未放映だったが、後にBlu-ray/DVDリリースに収録された。
作品概要・あらすじ
あらすじ
風舞高校弓道部の風間マサと霧咲弓道部は、普段こそライバル関係にあるものの、今回は共通の目的のためにまさかの共闘を決断する。その目的とは、マサを救うためにあるアイドルについて深く学ぶこと。ライバル同士が手を取り合うことで生まれるぎこちなさと、弓道を超えたところで芽生えるつながりが描かれる。本話は当初テレビ未放映回として制作され、後にBlu-ray/DVDの特典として収録された。
みどころ・魅力
① ライバルが共闘する異色の展開
普段は競い合う風舞と霧咲の弓道部員たちが、マサという一人の仲間のために協力するという異色の展開が本話の核心です。緊張感ある弓道の試合とは一味違う、キャラクター同士の距離感の変化が丁寧に描かれており、二つのチームの関係性の深まりを楽しめます。
② テレビ未放映だから描けた自由な空気感
本話はもともと放送枠に縛られず制作された番外的エピソード。シリアスな競技展開から離れ、キャラクターたちの素の表情や普段見られないコミカルな一面が随所に散りばめられています。ファンにとってはメインストーリーとは別の角度から登場人物を知れる貴重な一話です。
③ 弓道×アイドルという意外な組み合わせ
弓道という武道と、アイドル文化という現代的なエンタメが交差する本話は、シリーズの中でも異色の設定が光ります。マサを助けるために真剣にアイドルを研究する部員たちの姿はどこかほほえましく、作品に流れる温かいチームワークの精神がユーモラスな形で表現されています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山村卓也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| 原作 | 綾野ことこ |
| 原案キャラデザ | 森本ちなつ |
| キャラクターデザイン | 門脇未来 |
| 音楽 | 富貴晴美 |
| 美術監督 | 落合翔子 |
| 音響監督 | 鶴岡陽太 |
| OP | ラックライフ「Naru」 |
| ED | 超チョ「オレンジ色」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第十四話だけ、なぜ切り離されているのか
「矢場い」って読めないな、と最初に思った。矢場(やば)+い? 弓道の矢場(やば)に「い」をつけて「やばい」に引っかけているのか。そういう遊び心、嫌いじゃない。
ツルネの本編はNetflixでまとめて一気見していた。でも第十四話だけ単独で配信されているのを知ったのは、シリーズを全部見終わった後だった。当初未放映で、Blu-ray/DVDリリース時に初収録されたエピソード。そういう事情があるなら、配信でもはぐれ者扱いになるのは納得できる。
本編が弓道一本で押してくる作品なのに、ライバル同士が手を組んでアイドルを研究するという筋書きで来るとは思っていなかった。スポーツものの日常回、という距離感で見始めたら、キャラクターたちの関係性の地続き感に気づいて、2回目を見ることになった。
ライバルが「手伝う」と言い出す話——動機が弓道の外から来るとき
ツルネという作品の核心は、弓道の技術の話ではなく、弓を引く人間の話だ。第十四話はその傍証になっている。
風間と霧咲弓道部がアイドルを研究するという設定は、一見すると「お遊び回」に見える。でも、ここで動いているのは「マサ(滝川雅貴)を助けるために、ライバルが自分から動く」という構造で、これはスポーツものの文法としてかなり異色だ。通常、ライバルチームは試合の外では接触しないか、接触しても火花散らす展開になる。それを「アイドル研究」という非弓道的なミッションに引き込むことで、競技者としてではなく、人間として関わらせている。
浅沼晋太郎が演じる滝川雅貴というキャラクターは、本編を通じて「チームを支える側」の人間として機能してきた。彼のために他の誰かが動くという展開は、関係性の反転になる。マサが「守られる側」に回ったとき、他のキャラクターがどう動くかで、それぞれの人間性が出る仕組みになっている。
石川界人演じる小野木海斗の「渋々でもやる」感と、小野賢章演じる藤原愁の「なぜかノリが良すぎる」感のギャップが、このエピソードの空気を作っている。本編では緊張関係にある二人のチームが、アイドルという共通言語を前に微妙に同じ方向を向く瞬間が何度かある。競技者として対立しているより、同じ高校生として接触したほうが、キャラクターの素の部分が出る。
2回目に見たとき気づいたのは、このエピソードが「本編では描ききれなかった関係性の余白」を埋める役割を果たしているということだった。TVシリーズ本編が弓道の競技的な緊張感を軸に進むため、キャラクター同士の日常的な距離感は意外とフォローされていない。第十四話はその隙間に入り込んで、本編後の読後感を少し変える。シリーズを全部見た後に見ると、「あのときの関係性はこういうものだったのか」という補正が入る。
特に刺さったシーン
終盤、マサこと滝川雅貴が「アイドルについて教わる」立場に徹しているシーンの空気感が好きだった。浅沼晋太郎の演技はいつも「感情を出しすぎない男」の温度感で一貫しているのだけど、このエピソードでは明らかに戸惑いの成分が混じっていた。弓道では揺らがないキャラクターが、アイドルという未知領域を前に若干フリーズしている。その微妙な間が、声だけで伝わってくる。
鈴木崚汰演じる山之内遼平が中盤あたりで妙にノッてくるくだりも、個人的にツボだった。「なんでこいつがいちばん楽しそうなんだ」という状況の可笑しさを、過剰に演出せずにさらっと流しているのが良くて、2回目に見ると最初から兆候があったことに気づく。
小林裕介の菅原千一は、このエピソードでも「ちょっと浮いている」立ち位置で動いていて、それが集団シーンの余白になっている。主役格ではないキャラクターが画面の端で何かしているときの、ツルネ特有の「背景を殺さない」演出が第十四話でも健在だった。
読んで見たくなったら——『ツルネ ―風舞高校弓道部― 第十四話「矢場い」』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ツルネ本編を全部見た人(このエピソード単体で見るのは厳しい)
- スポーツものの「試合以外の時間」が好きな人
- 石川界人・小野賢章・浅沼晋太郎の演技を目当てに見ている人
- キャラクターの関係性の「余白」が気になっているシリーズファン
- Blu-ray特典的なボーナストラックで満足できる人
合わない人
- ツルネ本編を見ていない人(前提知識なしでは人間関係が把握できない)
- 弓道の競技描写目当てで見ている人(このエピソードはほぼ弓を引かない)
- 日常回・コメディタッチのエピソードが苦手な人
- 本編の緊張感を期待すると肩透かしを食う
次に見るなら
ツルネ ―風舞高校弓道部―(TVシリーズ本編)が当然の前提として、「ライバルが手を組む日常回」という空気感が好きなら、ハイキュー!!の合宿・強化合宿エピソード群が近い。競技の外でライバルが接触するときの人間的な距離感の描き方が、似たような温度感を持っている。
もう少しシリアスよりで「日常の余白に人間性が出る」タイプの作品なら、Free! -Iwatobi Swim Club-も候補になる。スポーツもの×キャラクターの関係性の積み上げという構造が近く、シリーズを重ねるごとに日常回の意味が変わっていく感覚もツルネと似ている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「ツルネ ―風舞高校弓道部― 第十四話「矢場い」」は、Netflix・Hulu・Disney+で視聴できます。テレビ未放映のレアエピソードをサブスクで手軽に楽しめるのは嬉しいポイントです。複数のサービスで配信されているため、すでに契約しているプラットフォームからすぐにアクセスできます。
よくある質問
まとめ
「ツルネ ―風舞高校弓道部― 第十四話「矢場い」」は、Netflix・Hulu・Disney+で視聴できます。テレビ未放映のレアエピソードをサブスクで手軽に楽しめるのは嬉しいポイントです。複数のサービスで配信されているため、すでに契約しているプラットフォームからすぐにアクセスできます。




