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どうせ、恋してしまうんだ。
| 放送年 | 2025年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | TYPHOON GRAPHICS |
水葉は高校2年生。7月1日の17歳の誕生日は最悪だ。憧れの先輩と親しくなるチャンスを逃し、両親は誕生日を忘れ、新しい感染病の流行で部活の大会と修学旅行がすべて中止になった。彼女は人生が終わったと確信している。
作品概要・あらすじ
あらすじ
水葉は高校2年生。迎えた7月1日、17歳の誕生日は人生最悪の一日になってしまう。憧れていた先輩と親しくなる絶好のチャンスを逃し、両親はその日が誕生日であることすら忘れていた。さらに新たな感染症の流行で、心待ちにしていた部活の大会も修学旅行もすべて中止に。何もかもがうまくいかず、水葉は「もう人生は終わった」と打ちひしがれる。それでも止まらない日常の中で、彼女の心は少しずつ揺れ動いていく——。思春期のままならない感情と、それでも芽生えてしまう恋心を丁寧に描いた青春ドラマ。
みどころ・魅力
① 「最悪の誕生日」から始まる等身大の青春
水葉が迎える散々な17歳の誕生日は、誰もが一度は味わう「うまくいかない日」の象徴。大げさな事件ではなく、小さなすれ違いや空回りの積み重ねで日常が描かれるからこそ、見る人の共感を強く誘う。痛いほどリアルな思春期の感情描写が本作の核となっている。
② タイトルに込められた切ない恋心
「どうせ、恋してしまうんだ。」という諦めにも似た独白が示す通り、抗えない気持ちに揺れる水葉の心の動きが見どころ。憧れの先輩への想いが、ままならない日常の中でどう変化していくのか。甘さと苦さが同居する繊細な心理描写から目が離せない。
③ 時代の空気を映した舞台設定
感染症の流行で大会も修学旅行も中止になるという設定は、当たり前の日常が奪われた時代の空気を色濃く反映している。失われた青春の一場面を背景にしながら、それでも前を向こうとする登場人物の姿が、物語に深い余韻を残す。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山元隼一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 村井雄 |
| 音楽 | 井内啓二 |
| 美術監督 | 里見篤 |
| 音響監督 | 蝦名恭範 |
| OP | イニ「Make It Count」 |
| ED | マーシー「願いごと」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、タイトルで一回スルーした。「どうせ、恋してしまうんだ。」って、なんというか、観る前から結末を渡されてる感じがして。ラブコメのタイトルにしては妙に諦めが滲んでいて、そこが逆に引っかかった。深夜に配信を漁っていて、なんとなく1話を再生したら、止まらなくなったクチだ。最初は「ありがちな青春ものか」と思って見始めたら、誕生日が最悪の一日として描かれる序盤の畳みかけで、もうこの子から目が離せなくなっていた。2回目に見たとき気づいたのは、水葉の表情が「諦めてる」のではなく「諦めようとして失敗し続けている」顔だということ。そこに気づいてから、この作品の見え方がまるごと変わった。
「どうせ」という言葉が抱える、諦めと祈りの二重性
このタイトル、ずっと考えている。「どうせ、恋してしまうんだ」の「どうせ」には、二つの温度が同居している。ひとつは投げやりな方の「どうせ」——何をやっても無駄、自分の人生はもう終わった、という17歳の絶望。もうひとつは、避けられない運命としての「どうせ」——どれだけ抗っても、結局わたしは恋をしてしまうんだろう、という諦めまじりの予感だ。前者は呪いで、後者は祈りに近い。この作品が巧いのは、その二つを切り替えるんじゃなくて、ずっと地続きのまま描くところだと思う。
水葉の17歳の誕生日は、本人いわく人生で最悪の一日だ。憧れの先輩と近づくチャンスを逃し、親には誕生日を忘れられ、感染病の流行で大会も修学旅行も全部消えた。ここがこの作品の核心だと思っている。これは単に「不運な女の子のラブコメ」じゃなくて、青春を外から強制的に奪われた世代の話だ。努力や才能の問題ですらなく、ただ時代の都合で、本来あったはずの行事が音もなく中止されていく。あの「自分にはどうしようもない喪失」の手触りを、変に湿っぽくせず、むしろ乾いた諦めとして描いているのがいい。
そのうえで、それでも恋だけは止まらない。世界がどれだけ閉じても、心臓だけは勝手に動く。全部を奪われた17歳が、最後に手放せなかったのが「誰かを好きになる気持ち」だった——そう読むと、このタイトルの諦め感は、実はものすごく強い肯定に反転する。「どうせ恋してしまう」のは、まだ終わっていない証拠なんだ、と。諦めの言葉でしか希望を語れない年頃の、不器用な祈り。そこをすくい上げているから、私はこの作品を青春ものの良作として推している。
特に刺さったシーン
序盤、誕生日が静かに崩れていく一連の流れ。盛大に泣くわけでも怒るわけでもなく、水葉が表情を一段ずつ落としていくところで、思わず画面に「がんばれ」と言ってしまった。声の芝居が全体的に抑制的で、それがこの作品の体温に合っている。冬夜を演じる石川界人の、距離の詰め方が読めない少し低めのトーンが効いていて、好きとも嫌いとも取れない間がいちいち心臓に悪い。名塚佳織の白石真波は、水葉の隣で軽口を叩きながら本当のところで支えている友達役で、彼女の声が画面に入ってくると空気がふっと緩む。千葉翔也の和泉藍、上村祐翔の斉藤涼介あたりの少年たちの掛け合いもいいテンポで、終盤のある選択を描く場面では、森川智之演じる西野剛史の落ち着いた一言が、子どもたちの空回りを静かに受け止めていた。あの低音が入った瞬間に画面が大人びるのを、2回目でちゃんと味わった。
読んで見たくなったら——『どうせ、恋してしまうんだ。』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 派手な事件より、登場人物の表情の機微で泣けるタイプの人
- 「どうしようもない時代」に青春を削られた記憶がどこかにある人
- 諦めの言葉の裏側にある本心を読むのが好きな人
- 声優の抑えた芝居、間の取り方をじっくり味わいたい人
合わない人
- ラブコメに分かりやすい急展開やコメディの瞬発力を求める人
- 主人公の鬱屈した内面に長く付き合うのがしんどい人
- 恋愛の進展スピードが速くないと退屈してしまう人
次に見るなら
奪われた日常のなかで揺れる距離感が好きなら、君に届け。不器用な女の子が、自分の気持ちを言葉にするまでの遠回りを、これでもかと丁寧に描いている。水葉の諦め癖に共感した人には効くはずだ。
17歳の閉塞感と、それでも芽生えてしまう感情のヒリつきが好みなら、あの花(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)。失われた時間と向き合う痛みの描き方が近い。
静かなトーンで心の機微を追うのが好きなら、たまこまーけっと。事件の少なさを退屈ではなく愛おしさに変える作りが、この作品と地続きだと思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「どうせ、恋してしまうんだ。」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Netflix、Huluといった主要な配信サービスで視聴できます。複数のサービスに対応しているため、すでに利用しているサービスからそのまま楽しめます。見放題の対象かどうかはサービスや時期によって変わる場合がありますので、視聴前に最新の配信状況を確認しておくと安心です。
よくある質問
まとめ
「どうせ、恋してしまうんだ。」は、ABEMA、dアニメストア、U-NEXT、Amazonプライムビデオ、DMM TV、Netflix、Huluといった主要な配信サービスで視聴できます。複数のサービスに対応しているため、すでに利用しているサービスからそのまま楽しめます。見放題の対象かどうかはサービスや時期によって変わる場合がありますので、視聴前に最新の配信状況を確認しておくと安心です。


