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戦国乙女~桃色パラドックス~
| 放送年 | 2011年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | TMS Entertainment |
日常的なトラブルに巻き込まれやすい平凡な少女・秀吉野。彼女は試験合格を祈るため地元の神社を訪れる。しかし神社内から青い光を目撃し、神秘的な人物が魔法を唱えているのを目撃する。運悪くベルに躓いた秀吉野は、そのまま神社へ衝突してしまう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
試験合格を祈るため地元の神社を訪れた平凡な少女・秀吉野。境内で謎の青い光と魔法を使う不思議な人物を目撃し、うっかり神社に突っ込んでしまう。気がつくと彼女は戦国時代へとタイムスリップしていた。そこに待ち受けていたのは、歴史上の武将たちが全員美少女として存在する前代未聞の世界。秀吉野は個性豊かな女武将たちと出会いながら、元の時代に戻る方法を探していく。
みどころ・魅力
① 女体化した戦国武将たちのにぎやかな掛け合い
信長・家康・謙信など歴史の有名武将が全員美少女として登場するユニークな設定が最大の魅力。個性豊かなキャラクターたちが繰り広げるドタバタなやり取りは、歴史知識がなくても楽しめる軽快なコメディに仕上がっている。
② タイムスリップ×セクシーコメディの独特な世界観
現代の女子高生が戦国時代に迷い込むというSF要素と、セクシーなシーンを織り交ぜたギャグが融合した独特の作風。パチスロ原作ならではのテンポの良さと派手な演出が、見ていて飽きさせないエンターテインメントを提供している。
③ テンポよく進む全13話のライトな視聴感
全13話とコンパクトにまとまっており、1話あたりのテンポが良く気軽に楽しめる作品。難しいストーリー展開よりもキャラクターの魅力とギャグを前面に押し出しているため、アニメ入門者やゆるっと楽しみたい方にも向いている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 岡本英樹 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 待田堂子 |
| キャラクターデザイン | 山川宏治 |
| OP | 天下鳥泰「陽炎-kagerou-」 |
| ED | 日高里菜「熱き矢の如く」 |
| ED | 喜多村英梨「熱き矢の如く~心中乙女バージョン~」 |
| ED | 日高里菜「あしたへ」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「戦国武将が全員女の子」というコンセプトだけでだいたい察せる作品ではある。タイトルの「桃色パラドックス」って結局何なのかは最後まで観てもふわっとしたままで、そこに突っ込み続けるのが正しい視聴スタイルだったと後から気づく。最初は「2011年の深夜アニメによくある軽い感じでしょ」と思いながら流し見を始めたら、豊口めぐみの信長がちゃんと信長っぽくてちょっと面食らった。カリスマがある。2回目に観たとき気づいたのは、主人公・ヒデヨシノの声(日高里菜)がすごく絶妙な「巻き込まれ感」を出していること。驚き方とか戸惑い方に、無理やり感がない。
女体化されても「戦国」は戦国だ、という話
この作品をただの「萌え戦国コメディ」と言ってしまうのは簡単だし、実際そういう部分が大半を占めてはいる。でも何周かしていると、製作側がかなりちゃんと「戦国時代の人間関係の構造」を女の子バージョンとして再現しようとしているのが見えてくる。
信長は信長で、秀吉は秀吉で、光秀は光秀として動いている。性別が変わっても、権力の力学や主従の緊張感みたいなものはそれほど崩れていない。むしろ「全員女の子だから」という設定が、ある種の権威の可笑しさを浮かび上がらせる効果を持っている。天下統一を目指す人物がかわいいビジュアルで仁王立ちしているとき、「英雄」という概念そのものがちょっとばかり滑稽に見えてくる。そこが面白い。
現代から飛ばされてきたヒデヨシノが「なんでこの人たちはこんなに命がけなんだろう」という目線を持っているのもポイントで、彼女の存在が視聴者のツッコミ代行として機能している。女の子の武将たちが真剣に天下を語るほど、現代人の感覚との落差がコメディになる。喜多村英梨演じる光秀(アケリン)の二面性——冷静な謀将っぽさと、妙に人間くさい部分——も、そのズレを上手く使っている。芝居の温度が一枚ずれていて、それが良い。
深夜アニメとしての「サービス」部分と、ちゃんと戦国をやろうとする部分が同居しているのが、2011年当時のこのジャンルの特徴だった。どちらかに振り切れていない中途半端さを欠点と見るか、バランスと見るかで評価が分かれるが、「ちゃんと戦国をやろうとしている」姿勢の方に少し肩入れして観ると、見え方が変わる。
特に刺さったシーン
序盤で豊口信長がヒデヨシノに「なぜお前は怯えん」と問い詰める場面——あの間が好きだ。こっちとしては「ビジュアルが女の子だから」という答えを待ち構えているのに、信長本人は至って真剣で、声のトーンに一切の遊びがない。豊口めぐみって低音の圧が独特で、コメディ文脈のシーンでも芝居が崩れないから、信長としての威厳がちゃんと成立している。ここで笑えるのに、笑いながらちゃんと「怖い」と感じさせる声優の仕事だと思う。
中盤で伊瀬茉莉也の謙信が姿を見せてくる流れも印象に残っている。他のメインキャラより「遠い存在」として描かれているんだけど、伊瀬茉莉也の声はそういう「こちらに届かない感じ」が自然に出る。何かを語るようで何も語らない雰囲気を声だけで作れる人って、そんなに多くない。渡辺明乃の半蔵もそうで、忍者キャラとしての軽やかさと謎めいた感じのバランスが絶妙だった。
読んで見たくなったら——『戦国乙女~桃色パラドックス~』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 戦国時代に多少の知識があり、女体化キャラとの対応を楽しめる人
- 豊口めぐみ・喜多村英梨の演技をアクションコメディで聴きたい人
- 2010年代前半の深夜アニメのゆるいテンションをそのまま楽しめる人
- 主人公が「巻き込まれ型」でもイライラしないタイプ
- シリアスになりすぎずにゆるく戦国モノを摂取したい人
合わない人
- 女体化・萌えキャラという設定に最初から拒否感が出る人
- 史実の戦国に思い入れが強すぎて、ギャグ化に耐えられない人
- シリアスな戦記ものとして楽しもうとしている人
- 作画・演出に現代基準のクオリティを期待している人
次に見るなら
女体化戦国のバリエーションとして見るなら織田信奈の野望は外せない。こちらは逆に「主人公の男子が戦国時代にタイムスリップ」という構造で、女武将たちとの関係が軸になる。ラノベ原作らしい真剣さがあり、戦国コメディの中ではシナリオの骨格がしっかりしている。同じ構図でも、こちらの方が感情の振れ幅が大きい。
セクシー要素と和風アクションのバランス感が気に入ったなら百花繚乱 SAMURAI GIRLSも選択肢に入る。独特の水墨画風デザインが視覚的な記憶に残り、アクション作画に力が入っている回はちゃんと動く。世界観の作り込みがこちらのほうが一段濃い。
「かわいいビジュアルの裏に真剣な主従関係や権力の話がある」という構造そのものが好きなら刀使ノ巫女まで遡ってみると、その系譜がよくわかる。雰囲気は全然違うが、女の子たちの力学で世界が動くという感覚として繋がる部分がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『戦国乙女~桃色パラドックス~』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも月額サービスのため、ほかの作品と合わせてじっくり楽しめます。全13話とコンパクトな分量なので、週末にまとめて一気見するのもおすすめです。
よくある質問
まとめ
『戦国乙女~桃色パラドックス~』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで視聴できます。いずれも月額サービスのため、ほかの作品と合わせてじっくり楽しめます。全13話とコンパクトな分量なので、週末にまとめて一気見するのもおすすめです。