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ULTRAMAN
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
数十年前、光の巨人は科学特捜隊の新田隼人と共に地球をカイジュの侵略から救った。今、その暗い日々は記憶の彼方へ消え、世界は平和になった。しかし暗い影で新たな脅威が成長している。それは新しい種類のヒーロー、新しいウルトラマン・シンジロウにのみ立ち向かえる危機だ。
作品概要・あらすじ
あらすじ
かつて「光の巨人」として地球をカイジュの脅威から守ったウルトラマンの記憶は、今や遠い伝説となった。科学特捜隊の新田隼人の息子・新田シンジロウは、ある日自分が父から受け継いだ超人的な力に気づく。世界の平和を脅かす新たな陰謀が静かに動き始める中、シンジロウは特殊スーツを纏い、現代に蘇った「新たなウルトラマン」として戦いに身を投じていく。
みどころ・魅力
① 原作漫画を忠実に再現した3DCGの迫力
清水栄一・下口智裕による原作漫画の独特な作画スタイルをフル3DCGで映像化。無機質でありながらスタイリッシュなウルトラスーツのデザインや、スピーディーな戦闘シーンのアクションが視覚的な見応えを生み出している。
② 「息子」として受け継ぐヒーロー像の葛藤
巨大ヒーローではなく人間サイズで戦う「等身大のウルトラマン」という設定が本作の核心。伝説の父を持つ平凡な高校生が、覚悟と責任を問われながら成長していく姿は、従来のウルトラシリーズとは一線を画す重厚なドラマを形成している。
③ 複数のウルトラマンが共演する展開
シンジロウだけでなく、個性の異なる複数のウルトラマンが登場し、それぞれの目的や思想がぶつかり合う群像劇的な構成が魅力。正義と悪の単純な二項対立に収まらない複雑な人間ドラマが、大人の視聴者を惹きつける要素となっている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 神山健治、荒牧伸志 |
|---|---|
| 原作 | 清水栄一 |
| 原案キャラデザ | 下口智裕 |
| キャラクターデザイン | 山田正樹 |
| 音楽 | 陣内一真、戸田信子 |
| OP | オルドコデックス「CoreFade」 |
| ED | オルドコデックス「CoreFade」 |
| ED | Void_Chords feat. Ryohei & Foggy-D「my ID」 |
| ED | オルクデックス「Sight Over The Battle」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Netflixで何度かサムネを見かけながら、ずっと後回しにしていた。「CGIのウルトラマン」という情報だけで正直、腰が重かった。昭和特撮の名前をフル3Dアニメにして何が残るのか、という懐疑心が先に立っていた。
それでもある夜、他に見たいものがなくて再生した。開始数分でスーツのデザインに完全に負けた。巨大化しない、等身大で戦う、強化外骨格型のウルトラマン——あのメカニカルな造形は「現代解釈」として妙に誠実だと感じた。CGIならではのカメラワークと金属質感の表現が、スーツのディテールをきちんと活かしていた。続編がどこまで来ているか正直把握しきれていないが、1期を見終えたときには「これが今のウルトラマンか」という静かな納得があった。
親の背中を押しつけられた少年の、不器用な覚悟の話
この作品を単純な「変身ヒーローもの」として見ると、少し物足りない感覚が残るかもしれない。でも「父親の遺産を継ぐことを強いられた少年の話」として見ると、急に輪郭がはっきりしてくる。
早田進次郎は、自分でウルトラマンになることを選んだわけじゃない。父親がウルトラマンだったから、その因子を受け継いでいたから、気づいたら「次のウルトラマン」として選ばれていた。これは昭和の原作とは根本的に違う構造で、このアニメが一番正直に向き合っているのはその「ヒーローである前に、ただの高校生だった」という感覚だと思う。
木村良平が演じる進次郎の声には、慢性的な困惑と、それでも動いてしまう身体の矛盾が出ていた。叫ぶような熱量ではなく、どこか「仕方ないから戦う」という静かな諦めと覚悟が混在している。その声の質が作品全体のトーンを作っていて、2回目に見るとその抑え方がいかに計算されているかわかる。
対照的なのが、江口拓也が演じる諸星弾だ。こちらはもっと能動的に、戦うことを引き受けている。進次郎との対比が「選んだヒーロー」と「選ばれたヒーロー」の違いを際立たせる構造になっている。声優と夜あそびのMCとして知られる江口だが、弾では普段の軽さを完全に殺して、乾いた戦意を出しているのが面白かった。
「父親の名前を継ぐ」というテーマは普遍的に見えるが、このアニメにおいては特撮史の文脈とも絡んでいる。ウルトラマンそのものが「昭和から令和への受け継ぎ」を問われているわけで、作中の父と子の関係がそのままメタファーになっている。Netflixオリジナルという配信フォーマットで、世界市場に向けてウルトラマンを再提示するという製作側の立場も、どこかそのテーマと重なって見えた。
特に刺さったシーン
序盤、進次郎が初めてスーツを装着して戦う展開での「手応えのなさ」が妙に好きだった。ヒーローものの変身シーンというのは普通、昂揚感があるものだ。でもここには「始まってしまった」という静けさがある。木村良平の声の抑え方がその空気を作っていた。感情を爆発させない代わりに、内側で何かが折れていく音が聞こえるような演技だった。
津田健次郎が演じるアダドの登場シーンは毎回少し緊張した。あの声の重さと温度の低さは「敵ではないかもしれないが仲間でもない」という立ち位置にちょうどいい。台詞が少ないときのほうがむしろ存在感があって、スクリーンを持っていかれる感覚があった。潘めぐみが演じる北斗星司も、女性声優が男性キャラを演じる際の独特の緊張感があって、それが逆にキャラクターの異質さを出していた。
平田広明のエースキラーも記憶に残っている。ベテランが「説明しない悪意」を出すとき特有の、余白の使い方。聞き取りやすいのに不穏という声質は平田広明の本領で、登場するたびに空気が変わった。
読んで見たくなったら——『ULTRAMAN』はDMM TVで視聴できる(14日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ウルトラマンをリアルタイムで見ていなくても、SF・特撮系ヒーローものの雰囲気が好きな人
- CGIアニメの質感に抵抗がない、またはむしろ好意的な人
- 熱血型より「静かに覚悟を決めるタイプ」の主人公が好きな人
- 木村良平・津田健次郎・江口拓也の演技をちゃんと聞きたい人
- Netflixオリジナルの映像クオリティ前提で配信作品を選んでいる人
合わない人
- 昭和ウルトラマンの「巨大ヒーロー対巨大怪獣」のカタルシスを期待している人
- CGIアニメの人物表情や動きの質感が生理的に合わない人
- 感情の起伏が大きく、テンポの速い展開を求めている人
- シーズンをまたがず、1クールで完結する話を優先したい人
次に見るなら
「継承と覚悟」というテーマが刺さったならヴィンランド・サガが近い。親の死を引き継いだ少年が「復讐」から「自分の戦い」を見つけ直すまでの話で、静かに積み上げていく構造がULTRAMANと地続きだ。
CGIアニメの映像品質と原作IPの現代的再解釈という文脈では攻殻機動隊 SAC_2045も同じ棚に並ぶ。賛否両論あるCGIだが、Netflixオリジナルとして世界市場を意識した作りになっており、ULTRAMANとセットで「Netflixの特撮・SF路線」を見渡すのが面白い。
「選ばれた力を持つことの意味」をもっと内面から掘り下げたいなら僕のヒーローアカデミア。こちらは「選ばれていない側の人間が選ばれた力を受け取る」話で構造は逆だが、力と責任の問いかけ方は地続きだ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | — | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『ULTRAMAN』はNetflixおよびDMM TVで配信中です。どちらのサービスでも視聴できますので、すでに利用中のプラットフォームからお気軽にお楽しみいただけます。シーズン複数本が配信されていますので、一気見にも向いている作品です。
よくある質問
まとめ
『ULTRAMAN』はNetflixおよびDMM TVで配信中です。どちらのサービスでも視聴できますので、すでに利用中のプラットフォームからお気軽にお楽しみいただけます。シーズン複数本が配信されていますので、一気見にも向いている作品です。



