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アフリカのサラリーマン (TV)
| 放送年 | 2019年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Hot Zipang |
アフリカの動物たちがアメリカの企業で働く姿を描いたコメディ。ライオン、オオハシ、トカゲの三匹が職場で繰り広げる、ばかばかしくも面白いオフィスライフ。異なる環境での労働生活に奮闘する動物たちの、ユーモアあふれるストーリーが展開される。
作品概要・あらすじ
あらすじ
アフリカに生きる動物たちが、なぜかアメリカの一般企業に勤めるという異色のコメディアニメ。百獣の王ライオン、くちばしの大きなオオハシ、冷静沈着なトカゲの3人組が、ブラックな職場環境や理不尽な上司、日々の些細なトラブルと格闘しながらオフィスライフを送る。動物の特性と社会人あるあるが絶妙に絡み合う、くだらなさに全振りしたスラップスティックコメディ。みどころ・魅力
① 動物×サラリーマンのシュールすぎる組み合わせ
ライオンが満員電車に乗り、トカゲが会議室で居眠りする——設定のばかばかしさを全力で突き詰めた笑いが持ち味。「動物らしさ」と「社会人あるある」のギャップを一切説明せずに並べる演出が、じわじわとクセになる独特のテンポ感を生み出している。② 短編×オムニバス形式でサクッと見られる
1話完結の短編オムニバス構成のため、気軽に1話から見られる。通勤中や休憩時間のスキマ時間にちょうどいいボリューム感で、気が付けば何話も連続して見てしまうテンポの良さが特徴。難しいストーリー把握も不要でとにかく笑いたいときに最適。③ キャラクターの絡みが生む独自の空気感
ツッコミ役・ボケ役の役割が固定されていない3人組のやり取りが、予測不能な笑いを生む。真顔で非常識なことを言うトカゲ、意外と小市民なライオン、常識人のようで実はズレているオオハシなど、キャラの個性が重なり合うことで毎回違うパターンのコメディが楽しめる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 畳谷哲也 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 百瀬祐一郎 |
| 音楽 | 山口たこ |
| 美術監督 | 畳谷哲也 |
| 音響監督 | 稲葉順一 |
| OP | 下野紘「Soul Flag」 |
| ED | 大塚明夫「ホワイトカラーエレジー」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルだけ見て「なんだこれ」と思いながら再生したのが最初だった。動物がスーツを着てオフィスで働く、という説明は、設定として成立しているようで実は何も説明していない。「なぜアフリカなのか」「なぜ企業なのか」「なぜこのチョイスで行こうと思ったのか」——そういう疑問を全部保留したまま1話を見たら、思ったより普通に見られてしまった。あの感覚は少し悔しい。「シュール過ぎて無理かも」という身構えが、きれいに空振りになった。2回目に見ると、そのシュールさが実はちゃんと設計されているとわかる。脱力させるテンポが意図的で、その気の抜け方が心地よかった。
「普通に働く動物」を笑ううちに、自分たちの労働のおかしさが見えてくる話
日本のサラリーマン文化をアフリカの動物が体験する、という構造は、表面だけ見ると「ギャグのための設定」に見える。でも実際に見ていると、この作品が面白いのはその設定を徹底して「普通に扱う」姿勢だと気づく。ライオンが会議でうんざりした顔をしているとき、そこに「ライオンだから」という特別扱いはない。トカゲが昼食の場所で悩んでいるとき、それは特別なギャグとして演出されるわけじゃない。あくまでもそれが「日常」として描かれる。
この「普通に扱う」ことによって、現代の労働そのものを外から見る視点が生まれてくる。人間が働くドラマを見ていると流してしまうような「謎の会議」「機能しない上下関係」「消耗するランチ選び」が、動物がやると突然可視化される。「そういえばサラリーマンって相当おかしな生き物だよな」という気づきが、笑いの形でじわじわ出てくる構造だ。
大塚明夫が演じるライオンがどこか疲れた顔で部下に指示を出す場面、石田彰のカメ社長が淡々とどうでもいい判断を下す場面——「あ、これどこの会社にもいる」と思った瞬間にふっと面白くなる。キャラクターのスペックじゃなくて、キャラクターが置かれている「状況の可笑しさ」が中心にある。その意味で、これは見た目よりずっと作りが丁寧なコメディだと思う。動物である必然性は薄いのに、動物でなければこの笑いは生まれない——そのねじれがこの作品の核心にある。
特に刺さったシーン
特に印象に残ったのは、子安武人がナレーターとアシカ店長の二役を担当している構造。ナレーションで状況を解説しながら、そのナレーターが同時に劇中キャラとして存在している——というメタ的な設計が、コメディとして地味に効いていた。子安武人の声で淡々と状況を語られると、それだけで笑いのテンポが整う感じがある。ベテラン声優を「ナレーターとして空気にする」のではなく「存在感ごと使う」という発想は、わりと正解だと思った。
神谷浩史のカラカルも、過剰に熱演するわけじゃないのに絶妙に「ちょっと面倒なやつ」の質感がある。こういうキャラクターに神谷浩史を起用するのは意外だったけど、その意外さがちょうどいいズレ感になっていた。2回目に見たとき、そのズレが計算されていると気づいてひとりで納得した。子安武人・大塚明夫・石田彰・神谷浩史が同じ作品のキャストとして並ぶのを眺めるだけでも、ちょっとした贅沢感がある。
読んで見たくなったら——『アフリカのサラリーマン (TV)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 職場コメディが好きで、毎クール1本は日常系を入れたい人
- 設定のシュールさより、テンポと空気感でアニメを選んでいる人
- 声優のキャスティングを楽しむのが好きな人(子安武人・大塚明夫・石田彰・神谷浩史が同じ画面にいる時点で価値がある)
- 仕事帰りに脳を使わず見たい、という需要をきっちり満たしてくれる作品を探している人
合わない人
- 設定に必然性や一貫した世界観を求める人(「なぜアフリカ?」という疑問を手放せない人はずっと引っかかる)
- 成長物語や感情的な盛り上がりを期待している人
- テンポが緩いコメディを「緩すぎる」と感じるタイプ
次に見るなら
アグレッシブ烈子——動物がサラリーマンをやる設定がほぼ同じ。レッサーパンダのOLがデスメタルで内なる怒りを発散する、という方向性で、労働への不満がより直接的に描かれる。アフリカのサラリーマンより刺さる感じを求めるなら、同じ設定でどこまで違う作品になるか比べながら見るのも面白い。
はたらく細胞——体内の細胞を擬人化してオフィスのように描く、同系統の発想。「非人間がヒトの社会構造で働く」という切り口が近く、こちらはストーリー性も加わる。アフリカのサラリーマンの「設定だけで笑う」感じに加えて、もう少し骨格のある話を見たいときに。
おそ松さん——シュールな日常コメディという文脈で近い。働かない6つ子を中心に、現代社会への皮肉が笑いの形で展開される。こちらのほうが毒と混沌が強めなので、アフリカのサラリーマンの脱力感では物足りなかったときの次の一手として。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アフリカのサラリーマン』はdアニメストアおよびHuluで配信中です。短編コメディなので1話から気軽に視聴でき、どちらのサービスでも全話まとめて楽しめます。シュールな笑いが好きな方にはぜひチェックしていただきたい作品です。
