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PUI PUI モルカー
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Shin-Ei Animation |
モルカーはモルモットが車になった世界が舞台。大きな丸い目、丸いお尻、素早い足を持つ癒し系の車で、無邪気な表情で世界を探索します。渋滞中でも前のモルカーのお尻を見るだけでリラックスできます。トラブルを起こしても、ふわふわの可愛らしさで許してしまうほどです。
作品概要・あらすじ
あらすじ
モルモットが車になった世界を舞台に描く、ストップモーションアニメ。大きな丸い目と丸いお尻、すばやい足を持つ「モルカー」たちは、街なかを自由に走り回る癒し系の乗り物です。渋滞中でも前のモルカーのお尻を見るだけで気持ちがほぐれ、トラブルを起こしても、そのふわふわの愛らしさに思わず許してしまいます。笑いあり、ほっこりあり、日常のさまざまな場面でモルカーたちが引き起こす小さな騒動を、ゆるやかに描いた作品です。みどころ・魅力
① ストップモーションならではの質感と動きのかわいさ
実際のモルモットの毛並みや素材感を活かしたストップモーションアニメーションで制作されており、独特のもふもふ感とぎこちない動きが絶妙な愛らしさを生み出しています。アニメーションとしての”手作り感”が、デジタル全盛の現代にあってかえって新鮮な魅力として機能しています。② 1話約2分で完結するテンポの良さ
1話あたり約2分という超短編フォーマットながら、毎話きちんとオチがある構成になっています。隙間時間にサッと観られる手軽さと、次の話へとついつい進んでしまう中毒性を兼ね備えており、全話通しても気づけばあっという間に見終わってしまいます。③ セリフなしで伝わる表情と世界観の豊かさ
モルカーたちはセリフを話さず、鳴き声と表情・動きだけでストーリーが進行します。言語の壁がなく老若男女を問わず楽しめる一方、細かいリアクションや表情の変化に思わずツッコミを入れたくなる絶妙なユーモアが詰まっています。キャスト・声優一覧












スタッフ
| 監督 | 見里朝希 |
|---|---|
| 音楽 | 小鷲翔太 |
| 音響監督 | 野口あきら |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Twitterのタイムラインに「モルモットが車になってる」という情報が流れてきたとき、正直「またこういうやつか」と思った。キャラクター性だけで作った短編アニメ、一瞬バズって消えていくやつ。そういう先入観でとりあえず1話を再生した。
3分後、完全に黙っていた。
笑ったわけじゃない。ほっこりしたわけでもない。ただ、なんか……見てしまっていた。モルカーの丸い目が渋滞の中でぼんやりと前を向いているだけのカットで、妙な多幸感があった。2回目に見たとき気づいたのは、このアニメには「笑わせよう」という気負いがまったくないということだ。モルモットが車として普通に生活しているだけで、それ以上でも以下でもない。その潔さが、妙に信用できた。
何もしていないのに、見ているだけで許されてしまう存在の話
このアニメを「かわいい動物が動いているだけのコンテンツ」と片付けることもできる。でもそれだと少し足りない気がしている。
モルカーは何かを成し遂げない。問題を解決しない。人間のドラマを助けることすらなく、むしろ渋滞を引き起こしたり、逃げ回ったり、あくびをしたりしている。「役に立つ」という属性を持たない存在が、画面に映っているだけで成立している。
これは意外と珍しい。アニメのキャラクターは大抵、何かをする。戦う、成長する、誰かを救う、笑わせる。機能を持たせることで存在を正当化する。モルカーはそれをしない。ただそこにいる。ぬるっとしたクリーム色の毛並みで、目をぱちくりさせながら。
見ているうちにわかってきたのは、このアニメが「存在することの肯定」を、説教なしにやってのけているということだ。モルカーは何も証明しなくていい。何も達成しなくていい。あのまるっとした形で画面に映っているだけで、見ている側が勝手に受け取ってしまう。
現代のアニメにはめちゃくちゃ多くの「頑張る理由」が詰め込まれている。挫折、動機、成長、承認。モルカーにはそれが一切ない。その空白が、逆説的に見る側をゆるませる。「お前も何もしなくていいよ」という台詞を一言も言わないまま、3分の映像がそれを伝えている。ストップモーションアニメという技法も、この感覚を強化している。コマ撮りの独特のぎこちなさが「完璧じゃなくてもいい」という空気を纏っている。
特に刺さったシーン
渋滞中、前のモルカーのお尻をぼんやり見ているカットがある。特に何も起きない。モルカーはただ待っている。後ろのモルカーも、前のモルカーのお尻を見て、なんか落ち着いてる。
そこで思わず「あ、これわかる」と声に出してしまった。渋滞中に前の車のナンバープレートをぼんやり眺めている感覚、もしくはカフェで隣のテーブルの人の会話を意味なく聞いてしまうあの感じ。何も考えてないわけじゃないけど、何かを考えているわけでもない、あの時間。モルカーはそれを「癒し」として描いているんじゃなく、ただそういうものとして描いている。
声優というか効果音の話をすると、モルカーの「ぷぃ」「ぷぅ」という声がとにかく計算されている。かわいさに全振りしていないのが巧い。ちょっとくぐもった、リアルなモルモット感のある声で、そこに媚びがない。キャラクターとして作られた「かわいい声」ではなく、モルモットが実際にこういう声出すよなという説得力がある。
読んで見たくなったら——『PUI PUI モルカー』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1話3分という密度で「何かを消費した」感覚なしに見られるものを探している人
- 動物動画を見始めると止まらなくなる人
- ストップモーションアニメのぎこちない質感に謎の温かみを感じる人
- 「何もしない」ことへの罪悪感を一瞬忘れたい気分のとき
- 笑わせようとしてくる作品に疲れているとき
合わない人
- アニメにストーリーの展開と感情の起伏を求める人
- 3分でも「作画が古い」「動きがぎこちない」が気になってしまう人
- そもそもモルモットに興味がない人(これはどうしようもない)
- 「で、何が面白いの?」と問わずにいられない人
次に見るなら
モルカーの「何もしない愛おしさ」が好きなら、しろくまカフェも試してほしい。極上のゆるさで50話走り切った化け物。シロクマがカフェをやっているというだけで成立している世界観の強さは、モルカーに通じるものがある。こちらはちゃんとした会話劇があるので、3分では物足りなくなってきた人向け。
ストップモーションアニメとしての質感に惹かれたなら、PUI PUI モルカー ザ・ムービー MOLCAR DRIVING SCHOOLが劇場版として存在する。テレビシリーズを気に入ったなら自然な次の一手。同じ世界観でスケールアップしている。
「動物が日常を送っているだけ」という構造をもう少し長尺で見たいなら、よりもい(宇宙よりも遠い場所)は違うジャンルだが、「何かを達成しなくていい旅」の空気感が重なる部分がある。モルカーで感じた「存在することの肯定」をより人間ドラマとして見たい人へ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「PUI PUI モルカー」は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluにて配信中です。主要な動画配信サービスで幅広く視聴できるため、すでにいずれかのサービスに加入している方はすぐに楽しめます。1話約2分の超短編なので、隙間時間にスマートフォンからでも気軽に視聴を始められます。


