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テスラノート
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Gambit |
天才ニコラ・テスラは彼の発明の全記録をテスラシャードと呼ばれる結晶に保存していた。ノルウェーでの不可解な事件の後、忍者の末裔として究極のエージェントに育てられたボタン・ネゴロが、結晶の回収任務に募集される。彼女の相棒は自称ナンバーワンエージェントのクルマ。世界の運命がかかった中、シャード争奪戦が始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
天才発明家ニコラ・テスラが遺した危険な発明の全記録「テスラシャード」をめぐる争奪戦を描くスパイアクション。忍者の末裔として育てられた最強エージェント候補・ネゴロボタンは、シャード回収任務に召集される。相棒は自称ナンバーワンエージェントのクルマ。癖の強いバディが世界の命運を握る秘宝の争奪戦に挑む。みどころ・魅力
① 忍者×スパイの異色バディが生む笑いと緊張感
忍術を受け継ぐ真剣なネゴロと、自信過剰でどこかズレたクルマの凸凹コンビが物語の核心。シリアスなスパイアクションの中にコメディが絶妙に差し込まれ、テンポよく展開する掛け合いが最大の見どころのひとつです。② テスラの遺産をめぐる重層的なスパイスリラー
単純な悪VS正義ではなく、複数の組織・思惑が交差する情報戦が物語に厚みを与えます。テスラシャードという設定が生む「次に何が起こるか分からない」緊迫感は、サスペンス好きにも刺さる要素です。③ CGと作画が融合した独特のビジュアルスタイル
本作はCGアニメーションを積極的に取り入れた独特のビジュアルで制作されています。アクションシーンの躍動感と、キャラクターの個性的なデザインが組み合わさり、他のスパイアニメとは一線を画す映像体験が楽しめます。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 福田道生 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 西田征史 |
| 原案キャラデザ | ポキマリ |
| 音楽 | 和田薫 |
| 美術監督 | 中尾陽子 |
| 音響監督 | 阿部信行 |
| OP | 「PUPPET’S」 |
| ED | 二ノ宮ゆい「散文的LIFE」 |
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アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
話題になった理由が「よくない意味で」だったのはうっすら知っていた。2021年秋クール、タイムラインに流れてくる感想が一様に「……」みたいな空気で、なんとなく踏んでしまったのが始まりだった。
第1話を見て、なるほどと思った。CGの質感については散々言われていたけれど、実際に見ると「思ったより気になる」と「思ったより気にならない」が交互にくる不思議な体験で、視聴を続けているうちに自分が何に反応しているのかよくわからなくなってくる。2周目は純粋な好奇心で、今度はストーリーに集中した。そうすると「やろうとしていたこと」は、ちゃんと見えてくる。
「本物の能力」と「でかすぎる遺産」——誰がそれを持つ資格を問う話
テスラノートが描こうとしていたのは、たぶん「能力と肩書きのズレ」についてだ。自称ナンバーワンエージェントのクルマは、どう見てもボタンより実力が劣る。でも彼が「ナンバーワン」と言い続けることには、単なる虚勢以上の何かがある。ボタンは忍者の末裔として完璧に鍛えられているが、任務の意味や世界規模の影響については疑問を持つことすら教わっていない。完璧な道具として育てられた人間と、根拠のない自信で動く人間、どちらが本当に「使える」のかという問いが、このバディものの核心にある。
テスラ・シャードという設定が面白いのは、「天才の遺産を誰が管理するか」という問いを内包しているところだ。ニコラ・テスラの発明は人類の財産のはずなのに、それが争奪戦の対象になる。回収する側も奪う側も、自分たちの正義を信じている。スパイものの定型を借りながら、「そもそも誰がそれを持つべきか」という問いを投げかける構造になっている。
ボタンのキャラクターはこの問いの体現者でもある。忍術という「遺産」を受け継いだ彼女が、テスラの「遺産」を追うという二重構造は、たぶん意図的な設計だ。クルマとのやり取りを通じて彼女が変わっていく流れは、「継承すること」と「自分の意志で選ぶこと」のせめぎ合いとして読める。話題になった側面ばかりが先行してしまったために、この部分が素直に評価されなかったのは惜しかった。
特に刺さったシーン
石田彰が演じるピノの台詞まわしが印象に残った。AIなのか人なのかの境界が曖昧なキャラクターで、石田さんが声をあてると「感情があるのかないのかわからない」質感が自然と出る。この人はそういう役をやらせると別格で、聞いているうちにピノという存在感がじわじわ積み上がっていった。
終盤の展開でボタンが追い詰められるくだり——具体的な場面はネタバレになるので避けるが——能登麻美子の根来算子の声がここで効いてくる。普段は飄々としているキャラなのに、あの一瞬だけトーンが変わる。能登さんのそういう「変わり目」の使い方は毎回うまいと思う。2周目に見て初めてその意味に気づいた。
神谷浩史のオリバー・ソーントンは、登場シーン全体を通して「嫌な奴なのに嫌いになれない」という難しい立ち位置を保っていて、このバランスはキャスティングと演技のかみ合いがないと出ない。諏訪部順一のミッキーも、ちょっと掴みどころのない不穏さがよく出ていた。
読んで見たくなったら——『テスラノート』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- CGアニメの技術的な変遷に興味があって、「この時期の試み」として観察しながら見られる人
- 石田彰・能登麻美子・神谷浩史のキャスト目当てで声優演技に集中できる人
- スパイ×忍者という設定の組み合わせを素直に受け取れる人
- 話題作を「なぜ話題になったか」の検証込みで見るタイプ
合わない人
- CGの表情・動きの硬さがどうしても引っかかる人(切実にキツい場面がある)
- アクションシーンに作画的な快感を求める人
- コメディのテンポに乗れないと全体が辛くなるタイプ
- 設定の細部を作品内できっちり説明してほしい人
次に見るなら
忍者×スパイの組み合わせが気に入ったならSPY×FAMILYは外せない。コメディの比重と「ふたりが徐々にわかり合う」構造が近い。こちらはCGではなく通常作画なので、アクションの見やすさは別次元になる。
「実力差のある凸凹バディ」が刺さったならフルメタル・パニック!も試す価値がある。軍人×一般高校生という設定だが、優秀な側が世間知らずでもう一方が引っ張るという逆転構造が似ている。シリーズが長いので最初の1期かTSRから入るのが無難。
同時期のCGアニメという軸で見るならエスタブライフ:グレイトエスケープが比較対象として面白い。テスラノートとほぼ同じ時期のCGアニメで、評価が分かれた理由が微妙に違う。この時期のCGアニメの可能性と限界を両方追いたい人には、二本立てで見る意義がある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『テスラノート』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信中です。スパイアクションとコメディが絶妙にブレンドされた本作は、隙間時間にサクッと楽しめる全12話構成です。忍者エージェントという異色の設定が気になる方は、ぜひ一度チェックしてみてください。



