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2007

もえたん
★ 3.0 / 5.0コメディセクシー魔法少女
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 11話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Actas |
インク虹原は高校生の女の子。残念ながら、彼女の片思いである手塚奈緒はほとんど彼女のことを認識していない。さらに悪いことに、彼女は背が非常に低い。そんなインクはアヒルに出会い、「魔法少女」となり、変装してナオに英語を教える。
目次
作品概要・あらすじ
あらすじ
虹原インクは普通の女子高生。密かに想いを寄せる同級生・手塚奈緒には、なかなかその存在を気づいてもらえずにいる。ある日、謎のアヒル・A-tanoと出会ったインクは「スモールちゃん」という魔法少女に変身する力を手に入れる。正体を隠しながら変装してナオに英語を教えるという、恋と魔法と英語学習が入り混じった奇妙な青春ストーリーが始まる。みどころ・魅力
① 英語学習参考書が原作という異色の出自
本作は実在の英単語集『もえたん』を原作とする異色作。作中では英語表現やボキャブラリーが自然な形でストーリーに組み込まれており、笑いながら英語に触れられるという独特の構成が楽しめます。学習マンガの枠を超えた独自路線のアニメ化として話題を集めました。② 魔法少女×コメディ×セクシーの混合ジャンル
魔法少女ものの王道フォーマットをベースにしながら、ギャグとセクシー要素を大胆にブレンド。変身シーンや日常描写にはコメディ色が強く、2000年代ならではのパロディセンスが随所に散りばめられています。笑いあり・萌えありの濃密なアニメ体験が味わえます。③ 片思いを軸にした等身大のラブコメ展開
背が低くてコンプレックスを抱えるインクが、好きな相手の役に立ちたい一心で魔法少女として奮闘する姿は、ギャグの中にも共感できるピュアさがあります。恋愛の進展やキャラクター同士の掛け合いも楽しく、ラブコメとしてのテンポ感も本作の魅力のひとつです。キャスト・声優一覧

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スタッフ
| 監督 | 川口敬一郎 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 長谷見沙貴 |
| 原案キャラデザ | |
| キャラクターデザイン | 西尾公伯 |
| 音楽 | 渡辺剛 |
| OP | 田村ゆかり「魔法少女マジカルたん!」 |
| ED | Yukari Tamura, Kaori Nazuka & Haruka Tomatsu「魔法少女マジカルたん!」 |
| ED | ノミコ「スキップ!」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
英語参考書の「もえたん」がアニメになると聞いたとき、まず「なんで?」ってなった。英単語帳がアニメになる、しかも深夜枠で。2007年当時、こういう「実在する参考書が原作」という路線がまだ珍しくて、半分ネタとして見始めた記憶がある。 実際に見てみると、これが単なるネタアニメじゃなかった。田村ゆかり演じる虹原いんくが片思いの相手に英語を教えるために魔法少女に変身するというプロットは、要するに「好きな人のために無茶をする乙女の話」で、その構造はわりとちゃんとした恋愛コメディとして機能していた。ファンサービス全開なのは最初から分かって見ているとして、田村ゆかりのあの空気感——ちょっと抜けていて、でも一生懸命で、声でぜんぶ表現してしまう感じ——が予想外に刺さった。 2回目に見て気づいたのは、随所にちりばめられた当時の深夜アニメへのパロディの密度の高さだった。これはリアルタイムで追っていた人間が見るべきアニメだったんだと、改めて思った。好きな人に存在を認識されるために、人間はどこまでやるか
もえたんが描いているのは、突き詰めれば「片思いの非対称性」だと思う。 虹原いんくは手塚ナオのことが好きなのに、ナオはほとんどいんくのことを意識していない。その非対称を解消するためにいんくがとった手段が「別人に変身して彼に英語を教える」というものだ。普通に考えるとかなり不健全な解決策で、変身後の姿でいくら親密になっても、本来の自分への距離は変わっていない。 ただ、このアニメはその矛盾を真正面から笑いに転化することで、妙な切なさを残す構造になっている。魔法少女という装置がここで機能するのは、変身という行為そのものが「本当の自分では届かないから別の何かになる」という欲望の象徴になっているからだ。ちびっこいんく(変身前)と魔法少女いんく(変身後)の落差は単なるビジュアルのギャップ笑いではなく、「ありのままの自分では認めてもらえない」という自意識の問題をコミカルに外在化したものとして読める。 深夜アニメの文脈で言うと、2007年当時は「弱いヒロインが魔法でスペックを補う」構造のパロディとして機能する作品が増えていた時期で、もえたんはその中でも原作が英語参考書という出自の変さゆえに、どこか真顔でふざけている独特のポジションにいた。英単語をサブテキストとして挟み込んでくる演出も、「勉強できないからって魔法に頼るな」というツッコミを内側から許しているようで、この作品の自己認識の正確さを感じる部分だった。参考書のキャラが深夜アニメになるという一見無茶な企画が、最終的に「片思いと自己変革」という普遍的な話に着地しているのは、今見返しても面白いと思う。特に刺さったシーン
変身バンクのシーンをあえて挙げる。田村ゆかりが演じるいんくの変身シークエンスは、明らかにある種の「魔法少女らしさ」を意識的にやり過ぎていて、本人も分かった上でやっているというか、田村ゆかりのあの独特の「はじけてるのに品がある」声質がむしろこのサービス過多な演出を成立させていた。変身後のいんくが英単語をどこかで差し込んでくるくだりは、見るたびに「このアニメは本当にそこにこだわるんだ」という妙な感心がある。 戸松遥が演じる黒威すみのキャラクターも、見返すたびに好きになる枠だった。当時の戸松遥はまだキャリア初期で、でもこういう「ちょっと毒があって元気なサブキャラ」への当て方が絶妙で、主役とは別のリズムで物語に風を入れてくれていた。セリフの端々に引っかかる軽さがあって、ここを聞いているだけで楽しくなるシーンがいくつかあった。 名塚佳織の白鳥ありすは、このキャストの中でいちばん「落ち着いた声がざわつく空間にいる」という妙なポジションで、その対比が物語全体のテンションを整える役割を果たしていた。うえだゆうじのナオも、「片思いされている側が薄い」という構造の中で絶妙に薄くて、それがいんくの一方的な熱量を際立てていた。うえだゆうじのあの飄々とした声質が、「気づいていない男」の造形にここまではまる作品もなかなかない。読んで見たくなったら——『もえたん』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 2000年代後半の深夜アニメの空気感を体で知っている人
- 田村ゆかりの声が好きで、魔法少女ヒロインの田村ゆかりを見たい人
- 片思いコメディに「ちょっとシュールなずれ」がある作品が好きな人
- 「参考書が原作のアニメ」という出自の変さを笑いとして受け取れる人
- コメディとファンサービスが共存している作品を受け入れられる人
合わない人
- ファンサービス要素が苦手な人(この作品はそれが多い)
- ストーリーがしっかり動くことを求めている人
- 当時のパロディ元を知らないと半分以上の笑いが伝わりにくい
- 片思いヒロインが受け身すぎる展開が嫌いな人
次に見るなら
もえたんの「魔法少女パロディ×コメディ」の空気が好きなら、撲殺天使ドクロちゃんは一緒に見ておきたい。こちらも魔法少女というフォーマットを使いながら、そのお約束をずらして笑いに転化してくる設計で、「まじめにふざける」深夜アニメとして近い時代感を持っている。 「片思いの一方的な熱量をコメディで見たい」という方向ならスクールランブルが合う。魔法要素はないぶん恋愛コメディの本流に近いが、片想い連鎖の非対称さとテンポの良さは共通している。どちらも「気づかれない側の焦燥」がドライブになっている構造だ。 2007年前後の深夜アニメの空気そのものを味わいたいなららき☆すたも一緒に見ておくといい。世界観は全然違うが、オタク向けに全開でやっている自覚と当時のパロディ密度は共通しており、セットで見るとあの時代の輪郭が分かりやすくなる。配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『もえたん』はU-NEXTおよびDMM TVで視聴できます。どちらのサービスも見放題プランに対応しており、手軽にフル視聴が可能です。英語学習×魔法少女という唯一無二のコンセプトを、ぜひ一度お試しください。

