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ひろがるスカイ!プリキュア
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 50話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Toei Animation |
平和なスカイランドで大事件が発生した。若き姫エルが魔物帝国アンダーグに誘拐されたのだ。勇敢な少女ソラが謎の穴を通って姫を追う。「テレビ」?「車」?魔法の道具か。驚いている暇はない。姫を城へ取り戻さねば。二つの世界を舞台に冒険が始まる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平和な空の王国「スカイランド」で、若き姫エルが突如として魔物帝国アンダーグに誘拐されるという大事件が起きる。勇敢な少女ソラは姫を追い、謎の穴を通って見知らぬ世界「地球」へと降り立つ。テレビや車など、魔法の道具のような文明に驚きながらも、ソラは姫を取り戻すため地球の少女ましろと力を合わせ、プリキュアへと変身する。二つの世界をまたぐ壮大な冒険が幕を開ける。みどころ・魅力
① 「ヒーロー」を志す異世界少女ソラの熱さ
主人公ソラは、従来のプリキュア像とは一線を画す「ヒーローになりたい」という強い意志を持つキャラクター。異文化に戸惑いながらも果敢に前進する姿は、作品全体を通じて爽快感とともに成長の喜びを届けてくれる。子どもだけでなく大人にも刺さる熱量がある。② スカイランドと地球、二世界を舞台にしたスケール感
空を飛ぶ王国「スカイランド」と現代日本を行き来するストーリー構成が、シリーズ屈指の冒険感を生み出している。異なる文明・文化の衝突から生まれるコメディと感動が自然に融合しており、世界観の広がりがシリーズ20周年にふさわしい仕上がりとなっている。③ 個性豊かなプリキュアたちと多彩なアクション
ソラ・ましろを中心に、それぞれ異なる背景と個性を持つプリキュアたちが集結。空を駆けるダイナミックな戦闘シーンは作画クオリティが高く、見応え十分。変身バンクや必殺技演出も洗練されており、アクション面でも高い満足度を誇る。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| シリーズ構成 | 金月龍之介 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 斎藤敦史 |
| 音楽 | 深澤恵梨香 |
| 美術監督 | 門口亜矢 |
| OP | 石井あみ「ひろがるスカイ!プリキュア ~Hero Girls~」 |
| ED | 吉武千颯「ヒロガリズム」 |
| ED | 石井あみ「Dear Shine Sky」 |
| ED | 村瀬歩「うれしくて」 |
| ED | 関根明良「All for one Forever」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
プリキュアはどこかで追いかけるのをやめた。義務感に疲れたというより、毎年ちゃんと見るには人生が忙しくなりすぎた。ひろがるスカイも最初は「そういえば今年もやってるんだ」という入り方で1話を流した。そしたら気づいたら終盤まで見ていた。
最初の引っかかりは、ソラがスマートフォンを見て固まる1話のシーンだ。2回目に見直したとき、地球に来たばかりのソラの「全部が初めて」という感覚が、序盤を通してかなり丁寧に積み上げられていることに気づいた。関根明良の声の張り方が、ソラというキャラクターの「ヒーローを全力でやろうとしている」感覚と最初から一致していて、そこがこの作品の軸になっている。
ヒーローへの憧れが「守る力」に変わるまで
ひろがるスカイのテーマは「ヒーロー」という言葉の意味を問い直すことだ、と2周目を見て確信した。ソラ・ハレワタールはスカイランドで「ヒーロー」に憧れて育った少女で、彼女にとってヒーローとは強くて格好よくて誰かを守れる存在だ。その憧れは純粋で、少しだけ幼い。
物語が進む中でソラは地球という全然違う世界に放り込まれ、虹ヶ丘ましろという普通の少女と出会う。加隈亜衣が演じるましろは、ソラの「ヒーロー観」とは正反対の位置にいる。特別な力もなく、ヒーローになろうとしているわけでもない。でも彼女はエルちゃんに対して、ごく自然に「守ろうとする」。
この対比が面白い。ソラは「ヒーロー」という概念を目指して動いているが、ましろは概念ではなく目の前の誰かを見て動いている。ひろがるスカイが子ども向け番組の枠を超えて印象に残るとしたら、この「観念としてのヒーロー」と「実践としての守る行為」のズレを、ちゃんと物語の中で消化しているからだと思う。
古賀葵が演じるエルちゃんという存在も重要で、単なるマスコット的役割ではなく、ソラとましろそれぞれにとって「守るべき誰か」の具体的な顔として機能している。エルちゃんがそこにいることで、ヒーローという抽象が、具体的な「この子を守りたい」という感情に変換される。赤ちゃんキャラクターの芝居はどうしても単調になりがちだが、古賀葵の声はその制約の中でエルちゃんの成長を丁寧に刻んでいて、終盤になるほど効いてくる。
プリキュアシリーズは毎年テーマを変えながら同じ構造を繰り返すと言われるが、ひろがるスカイはその中でも「ヒーロー性そのものを問い直す」という切り口が明確で、20周年という節目に出てきた意味が一応ある。単なる魔法少女の戦闘ものではなく、「何のために戦うのか」を全50話かけて答えようとしている作品だ。
特に刺さったシーン
個人的に一番印象に残っているのは、ツバサが初めて空を飛ぶ場面だ。村瀬歩の声で「飛べた」というときの、力が抜けたような喜び方が妙にリアルで、思わず巻き戻した。大げさに叫ぶでも感動的なBGMをかぶせるでもなく、ただ静かに「飛べた」と言うだけ。その加減が良かった。
もう一つは斎賀みつきが演じるシャララが、ソラに対して「ヒーローとは何か」を話す中盤のシーンだ。斎賀みつきの声は昔から「芯がある大人」を演じると格別で、このシーンもセリフの重さと声の質感が合っていて、5分後にもまだ頭に残っていた。子ども向けの作品でこういう「大人が子どもに正面から話しかける」シーンが機能しているとき、プリキュアはやっぱりちゃんとしてるなと思う。
読んで見たくなったら——『ひろがるスカイ!プリキュア』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- プリキュアシリーズから離れていたが「1作くらいちゃんと見てみようか」と思っている人
- 異世界×現代世界の文化衝突的なやり取りが好きな人(ソラの「これが車か……」系のリアクションが積み重なって機能する)
- 関根明良・加隈亜衣・村瀬歩あたりの声優が好きな人
- 「ヒーロー」というテーマを物語の中でちゃんと掘り下げた作品を探している人
合わない人
- プリキュアシリーズの構造そのものに飽きている人(新しい切り口はあっても、骨格は変わらない)
- 心理描写の濃さや展開の重さを期待している人(子ども向けの明るさは最後まで崩れない)
- 50話という長さに最初からうんざりしてしまう人
次に見るなら
HUGっと!プリキュア(2018)は「誰でもヒーローになれる」というテーマで正面から勝負した作品で、ひろがるスカイのソラが持つ「ヒーローへの憧れ」と共鳴するところが多い。プリキュアシリーズの中でもテーマ意識が強く、一旦シリーズを離れた人でも入りやすい。
スター☆トゥインクルプリキュア(2019)は宇宙・異世界との交流を軸にした作品で、ひろがるスカイの「異世界から来たキャラクターが地球に驚く」感覚に近いノリがある。ソラのような「外から来た視点」でこちらの世界を眺める面白さが好きなら、こちらも合う。
逆に魔法少女まどか☆マギカ側から入った人には、ひろがるスカイは真逆の体験になる。こちらは迷わず明るく、守ることへの疑問を最後まで持ち込まない。その「迷わなさ」に救われるタイミングが、人生には確かにある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『ひろがるスカイ!プリキュア』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Huluの主要配信サービスで視聴できます。多くのサービスで配信されているため、すでに契約中のサービスからすぐに視聴を始められます。お気に入りのプラットフォームでぜひチェックしてみてください。
