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CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-
| 放送年 | 2010年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio Anima |
勇敢な兎の軍隊を率いるペキン軍曹の活躍を描く。ペキンと兵士ボタスキーがイラン人質危機を解決するため、特殊部隊のように活動する。擬人化された兎たちが、事件が展開し暴力が勃発する中での冒険を繰り広げる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
擬人化されたウサギの兵士たちが活躍するCGIミリタリーアクション作品。舞台は中東の砂漠地帯で、アメリカ軍特殊部隊のペキン軍曹とボタスキー上等兵のコンビが、武装勢力に拉致された民間人の人質救出作戦に挑む。最新の戦術・装備をリアルに描写しながら、緊迫した交戦と人質救出の全過程を追う。コミカルな外見のウサギたちが展開するハードボイルドな戦場描写が話題を呼んだ、小林源文原作のミリタリー漫画を映像化した意欲作。みどころ・魅力
① リアル描写とデフォルメキャラが生む唯一無二の世界観
ウサギというコミカルな外見の擬人化キャラクターが、軍事考証に基づく本格的な戦術・装備で戦う対比が本作最大のインパクト。かわいらしい見た目と硬派な戦場描写のギャップが独特の魅力を生み出しており、一度見たら忘れられないビジュアル体験を提供する。② 2010年ONA水準を超えるCGIクオリティ
砂漠の地形・武器・車両の質感をリアルに再現した精緻なCGIアニメーションは、ONA作品でありながら映画レベルのビジュアルを実現。銃撃戦や爆発シーンのダイナミックな演出は、制作当時のCGIアニメとして国内外で高く評価され、映像技術面でも注目を集めた。③ ミリタリーファン必見の本格戦術描写
特殊部隊の実際の戦術・陣形・コミュニケーション手順を忠実に再現した描写が随所に散りばめられている。装備品の細部にまで及ぶ作り込みは、ミリタリー知識がある視聴者ほど深く楽しめる設計となっており、アニメ・ミリタリー双方のファン層から根強い支持を受けている。キャスト・声優一覧








スタッフ
| 監督 | 笹原和也 |
|---|---|
| 美術監督 | 石川智久 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「兎が銃を持って戦う」という情報だけで見始めた記憶がある。2010年、ONA(ネット配信オリジナル)という形態でリリースされたこの作品、正直なところ最初は「変わったコンセプトのショートアニメ」くらいの気持ちだった。ところがOP代わりのつかみの映像が流れた瞬間、それまでの認識がすべて吹き飛んだ。CGで描かれた砂漠の質感、砂粒の舞い方、銃器の動作ひとつひとつのリアリティ——これ、本当に兎の話か?と二度見した。
2回目に見たとき気づいたのは、この作品が「かわいい動物キャラを使って戦争を描く」のではなく、「戦争そのものをきちんと描くためにこの形式を選んだ」という確信だ。最初の視聴では映像のクオリティに圧倒されていたが、落ち着いて見ると戦術描写や心理的な緊張感の作り込みがえらく丁寧で、これはコンセプト遊びじゃないと思い直した。
かわいい顔で死線を渡る——「ギャップ」ではなく「誠実さ」の話
CAT SHIT ONEを語るとき、どうしても「兎なのにリアルな戦闘」という外側のインパクトに話が集中しがちだ。でも、この作品が本当にやろうとしていたのはそういうギャップ芸ではないと思っている。
ペキン軍曹とボタスキーが砂漠で動く様子を見ていると、そこには「彼らは兵士だ」という揺るぎない前提がある。かわいい耳が風に揺れようが、モフモフした尻尾が画面に映ろうが、演出はそれを笑いに使わない。むしろ徹底して「任務中の人間(兎)」として描き続ける。この誠実さが、結果的にこの作品を単なるネタアニメから引き離している。
擬人化キャラクターで戦争を描く表現は洋の東西を問わずある。ただ多くの場合、動物キャラクターは「見やすくする装置」として機能する——残酷な描写の毒を抜くフィルターとして。CAT SHIT ONEはそれを逆に使っている。キャラクターの愛らしさと状況の苛烈さが同じ温度で画面に共存するとき、見ている側は何かしら居心地の悪さを感じる。その居心地の悪さこそが、この作品が誠実に戦争という題材と向き合っている証拠だと感じる。
2010年のCGクオリティとしては間違いなく頭ひとつ抜けていた。ONA、つまりTV放映を経ずにネット配信された作品という点も重要で、当時の製作環境を考えると相当な技術的野心がここに注ぎ込まれている。TVアニメにありがちなリソース的妥協が少なく、砂埃の演出や光の当たり方まで一枚一枚に意思を感じる。
特に刺さったシーン
人質救出に向かう前の、二人が無言で装備を確認するシーンがある。会話はほとんどない。ただ動作だけが積み重なる。日野聡が演じるキャラクターの、あの低く抑えたトーンの台詞——「行くぞ」とか「了解」みたいな短い言葉でも、その声に圧倒的な場数が乗っているのがわかる。日野さんはコメディからシリアスまで振れ幅がえげつない声優だが、こういう「無駄のない男」を演じるときの静かな威圧感はやはり格が違う。
砂漠の戦闘シーンで、敵に包囲されながら二人が連携して突破口を開く場面は、2回目以降で見ると動きの読み方が変わった。最初は映像の迫力に呑まれるだけだったが、落ち着いて追うと動線設計がかなり計算されている。戦術FPSゲームを知っている人間が見ると「あ、そういう動きか」とニヤッとできる類の誠実さがある。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ミリタリーアクションが好きで、戦術描写に細かさを求める人
- CGアニメの技術的進化史に興味がある人(2010年基準でかなり攻めた一本)
- 「かわいいキャラクター×ハードな内容」の組み合わせを真剣にやった作品を探している人
- 日野聡の演技をいろんな文脈で追いたい声優ファン
- 20〜40分で完結する密度の高い短編が好きな人
合わない人
- ストーリーの厚みや人間ドラマの掘り下げを期待する人(この作品はあくまで「一つの任務」にフォーカスする短編だ)
- CGアニメの質感がどうしても手描きより劣って見えてしまう人
- 動物キャラクターが戦う絵面を笑いとして消費したい人(その方向には転ばない)
次に見るなら
ミリタリー描写のリアリティと静かな緊張感が好きなら、GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えりを。自衛隊が異世界に派遣されるという設定だが、戦術・装備の描写はかなり丁寧で、CAT SHIT ONEに通じる「ちゃんとやろうとしている」誠実さがある。ただし長編なので腰を据えて。
CGアニメの技術的挑戦という文脈で追うなら、楽園追放 -Expelled from Paradise-が近い。2014年の劇場CGアニメとして当時の到達点を更新した一本で、映像体験としての密度はCAT SHIT ONEの延長線上に置ける。こちらはSFアクション。
「短くて密度が高くて一切ゆるくない」という点では、アパッチ野球軍……は違うか。真剣にやるならイノセンスを。押井守のあの静謐さは、CAT SHIT ONEの「無駄な台詞を削ぎ落とした画面」と精神的に近い場所にある。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、CAT SHIT ONE -THE ANIMATED SERIES-は主要な動画配信サービスでの配信が確認されていません。視聴にはDVD・Blu-rayなどのパッケージ媒体の購入、またはレンタルサービスの利用をご検討ください。ミリタリーアクションとCGIアニメの融合という点で今も語り継がれる作品ですので、ぜひパッケージで手に取ってみてください。
