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鬼滅の刃 無限列車編
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | ufotable |
炭治郎と鬼殺隊の仲間たちは、無限列車に乗り込み、謎の失踪事件を調査する任務に当たる。この事件は、人々を苦しめ、それに立ち向かう鬼殺隊士を殺害している鬼の仕業だった。彼らはこの強大な敵に立ち向かうことになる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
炭治郎、禰豆子、善逸、伊之助の4人は、炎柱・煉獄杏寿郎とともに「無限列車」へと乗り込む。この列車では短期間に多数の乗客が行方不明になっており、鬼の仕業と疑われていた。煉獄の案内のもと捜査を開始した一行だったが、強力な血鬼術を操る鬼・魘夢の罠にはまり、全員が深い眠りへと落とされてしまう。夢の中で繰り広げられる幻惑と、現実での迫り来る危機。そして、上弦の参・猗窩座との死闘が幕を開ける。
みどころ・魅力
① 煉獄杏寿郎という炎のような男の生き様
本作最大の見どころは、炎柱・煉獄杏寿郎の圧倒的な存在感だ。豪快でありながら人情深く、「柱」としての誇りと使命感を全身で体現する彼の姿は、多くの視聴者の心を強く揺さぶった。その言葉と行動はシンプルだからこそ深く刺さり、ラストシーンは涙なしには見られない。
② ufotableが描く圧倒的映像クオリティ
劇場版ならではのスケールで展開されるアクションシーンは、ufotableの技術力の粋を集めた映像美が光る。炎と刀が交差するバトルの迫力、血鬼術による幻想的な空間表現など、TVアニメの枠を超えたクオリティで全編が貫かれており、映画館でこそ映える演出が随所に散りばめられている。
③ 夢と現実が交錯する前半の心理描写
魘夢の血鬼術によって各キャラクターが見せる「夢」の内容は、それぞれの過去や内面を掘り下げる重要な場面となっている。特に炭治郎が夢の中で家族と再会するシーンは、彼の原点と覚悟を改めて浮き彫りにし、物語に深みと感情的な厚みをもたらしている。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 外崎春雄 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 松島晃 |
| 音楽 | 椎名豪、梶浦由記 |
| ED | リサ「炎」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
公開直後の劇場で見た。チケットを取るのに少し手間取るくらいには混んでいて、隣の席の人が終盤でずっと鼻をすすっていた。正直なことを言うと、そこまで泣けなかった。周りがすごい勢いで泣いているのに、自分だけ少し冷静に画面を見ていた感じがあって、それが妙に記憶に残っている。ただ、作画のクオリティには本当に驚いた。「これが映画のクオリティか」というより「ufotableが本気出すとこうなるのか」という感触に近い。2回目に配信で見たとき、泣けなかった理由がなんとなくわかった気がした——煉獄さんの話に感情移入しようとする前に、動きと光を目で追うのに忙しかった。
「正しく死ぬこと」ではなく、「正しく生きていたこと」を見せる映画
無限列車編を一言で言うなら、「喪失の映画」だと思う。ただし、喪失を描くための構造が独特で、終盤に向けて煉獄杏寿郎というキャラクターが徐々に「失われていくもの」として輪郭を帯びていく作り方になっている。見ている間は気づきにくいが、前半の夢の中のシーン群は全部「守られるべき人たちの記憶と日常」の話であって、その後に来る「柱がそれを守って死ぬ」という展開と対になっている。
日野聡が演じる煉獄杏寿郎の台詞回しは、ほぼ全編にわたって「大きな声で断言する」スタイルなのに、それが押しつけがましくならない。これは脚本の妙でもあるし、日野聡の演技が「確信を持った人間の声」として成立させているからだと思う。煉獄さんは弱さを見せない、が、弱さがないわけではない。お母さんへの回想シーンで、桑島法子の声が静かに響く場面——あそこで初めて、この人物の「芯」が見えた気がした。2回目に見て、その前後の台詞の意味が変わって聞こえた。
炭治郎(花江夏樹)、善逸(下野紘)、伊之助(松岡禎丞)という三人組は、劇場版においてはほぼ「見届ける側」に置かれている。これは意図的な設計で、煉獄さんの物語を観客と同じ目線で体験させる役割を担っている。善逸と伊之助に関しては、この映画での出番はそれほど多くないが、下野紘の泣き叫ぶ演技は記号的な泣きになっていなくて、それだけで善逸というキャラクターへの理解が一段階深まる。
「正しく生きた人間が正しいタイミングで散る」という物語は、現実にはほとんど存在しない。だからこそフィクションの中でそれを見るとき、人は泣く。自分が劇場でそこまで泣けなかったのは、たぶん、煉獄さんに「自分を重ねる隙間」がなかったからだと思っている。圧倒的に正しい人の死は、感情移入よりも「目撃」に近い。それが悪いわけではない。そういう映画として見ると、むしろよくできている。
特に刺さったシーン
終盤、煉獄さんが炎の呼吸を使い続ける場面の作画は、今でも映像として頭に残っている。ufotableの炎エフェクトはもはや「描写」というより「現象」に近い見え方をしていて、あれを劇場のスクリーンで見たのは正解だったと思う。配信で2回目に見たとき、同じシーンが少し小さく感じられた。
個人的に印象が変わったのは、夢の中の煉獄家のシーン。桑島法子のお母さんの声が、「強くあれ」ではなく「あなたはもうじゅうぶん強い」という方向で語りかけてくる。あそこは1回目にはほぼ流して見ていた。2回目で、ああここが全部の軸だったのかと気づいた。炭治郎役の花江夏樹は、この映画では叫ぶシーンよりも「黙って見ている」シーンの方が印象に残った。感情を言葉にしない演技の方が、花江夏樹の声質に合っている気がする。
読んで見たくなったら——『鬼滅の刃 無限列車編』はABEMAで視聴できる(無料プランあり)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- アニメ版を見ていて、煉獄さんへの感情的な蓄積がある人
- 作画・演出のクオリティそのものを楽しめる人
- 「散り際」の美学が好きな人(時代劇的な感覚に近い)
- 映画館の音響と画面サイズで体験したかった人(配信でも十分だが、スクリーンで見た人とは体験の密度が違う)
合わない人・注意が必要な人
- アニメ版を飛ばしてこれから入ろうとしている人——キャラクターの背景を知らないと感情的な落差が機能しない
- 「映画として独立した物語」を期待する人——これはあくまでシリーズの一章であり、単体の完結作ではない
- 感情移入型の視聴スタイルの人は拍子抜けするかもしれない。煉獄さんは感情移入させてくれるキャラクターより「目撃させてくれるキャラクター」に近い
次に見るなら
無限列車編のような「圧倒的なアクション作画×感情的な喪失」が好きなら、劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデンは外せない。京アニの底力を見せつけるという意味では似た体験ができる。こちらの方が個人的には泣いた。
「柱・上位者が死ぬことで下の世代が何かを受け取る」という構造に共鳴したなら、進撃の巨人のシリーズは同じ主題を別アングルから徹底的にやっている。ただし消耗するので体調がいいときに。
作画そのものを目的に見るなら、劇場版 呪術廻戦 0も近い時期の作品として並べられることが多い。こちらはufotableではなくMAPPAだが、劇場アニメとしての密度の出し方が似ていて、見比べると面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ | |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『鬼滅の刃 無限列車編』は現在、ABEMA・dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+の8サービスで配信中です。主要な動画配信プラットフォームのほぼすべてで視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに楽しめます。字幕・吹き替え・画質などの条件はサービスによって異なるため、お好みに合わせて選んでみてください。









