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美少女戦士セーラームーンCosmos 前編
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Toei Animation |
月野うさぎと友人たちは普通の高校生として平和な生活を送っていた。うさぎの恋人・地場衛はアメリカ留学のため空港にいた。衛がうさぎにプロポーズした直後、何者かの手により謎の消滅をとげる。衛の消失を受け入れられないうさぎはその記憶を隠す。一方、セーラーギャラクシアに率いられたシャドウ・ギャラクティカが立ち現れる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
平和な高校生活を送っていた月野うさぎのもとに、突然の別れが訪れる。アメリカ留学を控えた恋人・地場衛がうさぎにプロポーズした直後、謎の力によって消滅してしまうのだ。衛の失踪という現実を受け入れられないうさぎは、その記憶を心の奥に押し込める。そんな中、セーラーギャラクシアが率いる謎の集団「シャドウ・ギャラクティカ」が出現し、新たな戦いの幕が上がる。みどころ・魅力
① 90年代の最終章「スターズ編」が30年越しに劇場版で完結
テレビアニメ版セーラームーンが未映像化だった「スターズ編」のクライマックスを、現代のクオリティで初めてスクリーンに描き出した作品。原作ファンが長年待ち望んだ展開が、劇場の大画面で解禁される感動は格別です。② 圧倒的なビジュアルクオリティとアクションシーン
「セーラースターズ」メンバーを含む多彩なセーラー戦士たちが全力で戦うバトルシーンは、劇場版ならではの作画密度で描かれています。美麗な変身シーンや迫力ある戦闘演出は、シリーズを知らない新規視聴者にも十分楽しめる映像体験です。③ うさぎと衛の愛を軸にした感情的な物語
プロポーズ直後に恋人を失うというショッキングな導入から始まり、喪失と向き合うヒロインの感情が丁寧に描かれます。前編はその傷を抱えながら戦う姿が中心となり、後編への強い引きを生む展開が見どころです。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 高橋知也 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 只野和子 |
| 音楽 | 高梨康治 |
| 美術監督 | 空閑由美子 |
| OP | Kotono Mitsuishi, Hisako Kanemoto, Rina Satou, Ami Koshimizu & Shizuka Itou「ムーンライト伝説」 |
| OP | Nana Mizuki, Marina Inoue, Saori Hayami & Ayane Sakura「セーラースターソング」 |
| ED | Daoko「月の花」 |
関連作品
アニメ
書籍
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Crystal一期から追ってきた人間なので、Cosmos公開が決まったときは「ついにここまで来たか」という感覚が先に来た。スターズ編は原作でもアニメでも賛否が割れる章で、どこまでやるのか不安もあった。劇場に入って最初のカットで、あ、これはちゃんとやろうとしているな、とわかる。音響が違う。衛がうさぎにプロポーズするあの空港のシーンを、あの音圧で受け取ることになるとは思っていなかった。前編なので「始まり方」しかないはずなのに、それだけで帰りの電車が静かになるような映画だった。
「知っていながら隠す」——消えた人を抱えたまま戦うことの重さ
この映画でいちばん重いのは、戦闘シーンでも敵の強さでもなく、うさぎが衛の消滅をずっと「なかったこと」にしていく構造だと思う。プロポーズ直後に消える、という設定の残酷さは、「まだ何も始まっていない未来」を奪われることにある。婚約者を失ったのではなく、婚約した瞬間を奪われた。この差は大きい。
うさぎがその事実を胸の中にしまい込んで、何も知らないふりで友人たちと笑っているシーンが前編には何度かある。これを「強さ」として描くか「痛み」として描くかで、作品の質が決まる。Cosmosは明確に後者を選んでいる。笑っているうさぎが痛い。笑えているから余計に痛い。
セーラー戦士たちが集まってくる流れも、「うさぎを守るため」ではなく「うさぎと一緒に前を向くため」として描かれているのが、Crystal系列の積み重ねを感じさせる。佐藤利奈さんのレイは、あの強がりの中に細い心配を滲ませる声が本当に上手くて、「何か隠してるでしょ」という台詞じゃない場面でも、うさぎを見ている目線の重さが声に乗っている。
大原さやかさんのみちるは出番が少ない前編でも、一声で空気が変わる。「この人は何でも知っている」という静かな圧力が、海王みちるというキャラクターには必要で、そこをきちんとやりきっている。伊藤静さんの美奈子は、表の明るさと裏のリーダーとしての緊張感が同居していて、前編後半に向けて何かが来る予感を静かに積み上げている。
単純に言えば「別れと孤独の話」だけれど、Cosmosが描こうとしているのはそこから先、「それでも光の側にいることを選ぶ理由」だと思う。前編はまだその問いを投げたばかりで、答えは出ない。それが正しい前後編の切り方だ。
特に刺さったシーン
空港のプロポーズから消滅までの一連の流れは、短いのに情報量が多い。幸福と喪失が同じカットに収まっている。ああいう設計は劇場の大画面で受け取ることを前提にしていて、配信で見たときに同じ圧がくるかどうかは正直わからない。
もう一つは、まこととレイが戦うシーン。小清水亜美さんのまこと、あの力強さと少しの不器用さが声に出ていて、強いけれど無敵じゃないキャラクターが見えた。井上麻里奈さんの光星野は前編時点ではまだ謎が多いが、あの静けさの中に何かを隠している演技は、後編で何が起きるかを知っているとまた違う重さで響く。
そして内部太陽系戦士たちが勢揃いして構える瞬間の、あのカット。作画とカメラの組み合わせが映画館の横幅に最適化されていて、ああここで見てよかったと思った。
読んで見たくなったら——『美少女戦士セーラームーンCosmos 前編』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- Crystal・Eternalと追ってきた人。文脈を持って見ると重さが倍になる
- スターズ編を原作・旧アニメで知っていて、どう再解釈されるか気になる人
- 別れや喪失を正面から描く作品が好きな人。「泣かせにくる映画」ではなく「重くなる映画」が好きなタイプ
- 劇場音響で女性声優の演技を聴きたい人。これはそういう映画でもある
合わない人
- 前編で完結しないことへのストレスが強い人。答えは後編にある作りなので
- 旧アニメのスターズ編に強い思い入れがある人。解釈が異なる箇所があり、そこで引っかかる可能性がある
- Crystal以前の文脈なしにいきなり見る人。キャラクターへの感情的な積み上げがないと刺さり方が半分になる
次に見るなら
Cosmosで「喪失を抱えながら戦う」という構造に刺さったなら、劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語は外せない。愛すること・守ることの倒錯と代償を、完全に独自の文法で描いた作品。Cosmosと並べて見ると、魔法少女ジャンルが何を問い続けているかが見えてくる。
同じ長期シリーズの集大成として見るなら、カードキャプターさくら クリアカード編は比較対象として面白い。こちらは喪失ではなく「変化への恐れ」を軸に据えているが、長年のファンに対する誠実さという意味でCosmosと似た姿勢がある。
「声優の演技を映画館で聴く体験」を軸に次を探すなら、アイの歌声を聴かせても選択肢に入る。全体のトーンはずっと軽いが、主要キャストの声が映像にどう溶け込むかという意味で、音響体験として記憶に残る一本だ。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『美少女戦士セーラームーンCosmos 前編』は、dアニメストアおよびHuluで現在配信中です。どちらのサービスでも手軽にお楽しみいただけます。後編とあわせて一気に視聴できる環境が整っていますので、ぜひこの機会にご覧ください。






