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リヴァイアサン
| 放送年 | 2025年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Orange |
1914年の戦乱の世界を舞台に、オーストリア・ハンガリー帝国の亡命王子アレクと、イギリス空軍で男装して兵役に就く勇敢な少女デリンが、遺伝子工学で作られた生物でできた巨大飛行船HMSリヴァイアサン号で運命的に出会う。二人は世界を変える冒険へ出発し、自らの信念に立ちはだかる試練に立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
第一次世界大戦前夜の1914年。オーストリア・ハンガリー帝国の皇太子暗殺をきっかけに亡命を余儀なくされた王子アレクと、男装してイギリス空軍に入隊した少女デリンは、遺伝子工学によって生み出した生物を素材とする巨大飛行船「HMSリヴァイアサン」の上で出会う。生物兵器と機械兵器が激突する世界で、二人は互いの信念をぶつけ合いながら、運命を切り開く冒険へと踏み出す。みどころ・魅力
① 生物×機械が激突するバイオパンク世界観
遺伝子工学で生み出した生物を兵器・乗り物とする「ダーウィン主義国家」と、精巧な蒸気機械で武装した「クランカー国家」が対立する独自の世界観が最大の魅力。飛行生物でできた空中艦や機械式巨大戦車など、SF的ビジョンが視覚的なインパクトをもたらす。② 王子と男装少女、身分を超えた絆の行方
敵対する陣営に属するアレクとデリンが、偽りの身分を抱えながら共に戦場を生き抜く関係性の変化が物語の核心。互いの正体を知らないまま深まる信頼と、明かされていく秘密が重なり合うことで、ドラマとしての緊張感が高まる。③ 第一次世界大戦を舞台にしたスケールある冒険活劇
実史の戦乱を背景に、ヨーロッパ各地を舞台として展開する大規模なアクションと逃走劇が見どころ。歴史の転換点に巻き込まれながら自らの信念を問い続けるキャラクターたちの成長が、物語に重厚さを与えている。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | |
|---|---|
| 原作 | スコット・ウエスターフェルド |
| 原案キャラデザ | |
| 音楽 | 久石譲、陣内一真、戸田信子 |
| OP | 久石譲「ひとすじの道へ」 |
| ED | 久石譲 feat. ダイアナ・ガーネット「その先の空へ」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
Netflixオリジナルだとは知らなかった。タイトルだけ見て「どうせよくある空中戦アドベンチャーか」と思いながら再生ボタンを押した。1914年という設定と「生物で作られた飛行船」という一文で、あ、これはちゃんとした世界観があるやつだ、と気づいた。配信オリジナルの映像品質って当たり外れが大きいんだけど、このシリーズはバイオメカニカルな造形の密度がかなり高い。2回目を見て初めて、飛行船の表面テクスチャが「機械」じゃなく「皮膚」であることを意識的に処理できた。最初は情報量に圧されて流していたんだと思う。
生まれた陣営じゃなく、自分の目で選んだものを信じる話
この作品を「王子と少女の冒険ロマンス」と括ることもできるけど、それだと半分しか見えていない。核にあるのは「出自が与えたイデオロギーと、自分が実際に見て感じたものとのズレ」だと思う。
アレクはオーストリア・ハンガリー帝国の王子で、機械文明(クランカー)側の人間として育てられた。生物工学で作られた兵器や乗り物を使うダーウィニスト陣営は、彼の世界観では「異端」に近い存在だ。村瀬歩の声がここで効いていて、アレクの硬さは「高圧的」ではなく「頑固だけど素直な部分がある」という絶妙なラインで演じられている。192本の出演歴が伊達じゃないというか、信念を持ちながらも揺れている若い男の声を作るのが本当に上手い。
ディランは逆側にいる。ダーウィニスト側の人間で、男装してイギリス軍に入っている。藤原夏海が演じるこのキャラクター、「勇敢な少女」という説明だと語弊があって、もっと切実な意地がある。自分の信念を通すために性別まで偽る、という選択は1914年という時代設定があってこそ重みを持つ。
二人は敵陣営の出身でありながら、同じ船の上で行動をともにしていく。興味深いのは、この作品が「どちらの陣営が正しいか」を安易に裁定しない点だ。機械も生物兵器も、どちらも戦争の道具として使われる。どちらの技術体系にも美学と残酷さが共存している。アレクもディランも、自分が生まれた側の論理を疑い始める瞬間がある。そこが見どころの中心だと思っている。
戦争という設定を使いながら「何を信じるか、誰が決めるか」という問いを立てているという意味で、単純な冒険活劇とは一線を画している。Netflixオリジナルという環境が、その世界観の密度を支えているのも感じる。
特に刺さったシーン
序盤、HMSリヴァイアサン号が初めて全体像を見せるシーンで少し声が出た。生物で構成された巨大飛行船という設定を映像で見せたとき、「これを動かす人間の日常」が同時に描かれているのが良かった。機械の船なら整備員が油を拭いているところ、この船では……という対比が、世界観の説明なしに伝わる。
玄田哲章が演じるスルターンのシーンも印象に残っている。重厚感のある声で存在感を示しながら、単純な権威者ではない複雑さを乗せていた。出演作124本の蓄積というのはこういう場面に出る。
ファイルーズあい演じるリリトは「夜あそびMC」のイメージとは全然違う役どころで、それがむしろ新鮮だった。2回目を見たとき、序盤のリリトの言葉の選び方に、後半への伏線が埋まっていることに気づいた。
読んで見たくなったら——『リヴァイアサン』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- スチームパンク・バイオパンクの世界観が好きな人
- 1900年代初頭の欧州史・第一次世界大戦前後の時代設定に興味がある人
- 「敵陣営の人間と協力する」構図のドラマが好きな人
- 村瀬歩・藤原夏海のファンで、普段と違うテイストの演技を聞きたい人
- 配信オリジナルの映像品質にこだわりがある人
合わない人
- テンポよく展開が動くアクション重視の作品を期待している人
- 世界観の説明が少ない序盤に乗れない場合は厳しいかもしれない
- ロマンス展開をメインに期待していると肩透かしになる可能性がある
次に見るなら
天元突破グレンラガン——信念と出自の話という軸で見ると意外と近い。こちらは正反対にテンションが高いけど、「自分が生まれた世界の限界を突破する」という構造は共鳴する部分がある。
エウレカセブン——異質な存在(LFO=生物と機械の複合体)に乗って戦う少年と、すでにそこにいた少女の関係性。設定の密度と世界観の広げ方が似たタイプの作品が好きなら刺さるはず。
LAST EXILE——1900年代的な戦争とグランストリームを舞台にした空中戦アドベンチャー。飛行船・陣営の対立・二人の若者という構造が近く、あの空気感が好きなら入りやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『リヴァイアサン』はNetflixにて配信中です。バイオパンクと歴史ファンタジーを融合させた独自の世界観は、SF・冒険ジャンルのファンはもちろん、重厚なドラマを楽しみたい方にもおすすめです。ぜひNetflixでご覧ください。
