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軒轅剣 蒼き曜
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 13話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Studio DEEN |
インとニングは村を悪の泰白帝国に滅ぼされた姉妹。幼馴染のザオは泰白に奴隷化され、発明の才能を使わされていた。ある日、インが伝説の剣を偶然発見し、驚異的な力を手に入れる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
泰白帝国の侵略によって故郷の村を滅ぼされた姉妹、インとニング。幼馴染のザオは帝国に囚われ、その発明の才を戦争のために搾取されていた。ある日、インが古代の伝説に語られる剣を偶然手にしたことで、彼女の運命は大きく動き出す。失われた故郷と仲間を取り戻すため、少女たちが暴虐な帝国に立ち向かう古代中国風ファンタジーアクション。みどころ・魅力
① 古代中国をベースにした重厚な世界観
中国の伝説的RPG『軒轅剣』シリーズを原作に持つ本作は、古代の神話・仙術・帝国間の権力闘争が絡み合う独自の世界観が魅力。日本のファンタジーとは一線を画す、異国情緒あふれる設定とビジュアルが楽しめます。② 姉妹の絆と成長を描く感情的なドラマ
故郷を奪われながらも互いを支え合うインとニングの姉妹関係が物語の軸。伝説の剣という力を手にしたインの葛藤と成長、失われた日常を取り戻そうとする強い意志が丁寧に描かれています。③ テンポよく展開するアクションシーン
仙術や武器を駆使した戦闘シーンは躍動感があり、ゲーム原作らしいスピード感のある演出が随所に光ります。敵との因縁や仲間との連携が絡む戦闘はストーリーと一体化しており、純粋なアクションとしても見ごたえがあります。キャスト・声優一覧





















スタッフ
| 監督 | わたなべひろし |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高山カツヒコ |
| キャラクターデザイン | 千葉道徳 |
| 音楽 | 堀田星司 |
| 美術監督 | 三宅昌和 |
| 音響監督 | ハマノカズゾウ |
| OP | 水樹奈々「嘆きの華」 |
| ED | 9nine「願いの花」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見たとき、正直「なんて読むんだ」と思った。軒轅剣。けんえんけん、と後から知ったが、最初はまったく読めなくて検索してようやく中国のゲーム原作だとわかった。その段階で「ああ、ゲーム原作の異世界剣術もの」と少し身構えた。中国ゲーム原作のアニメはハズレも多い。そう思いながら1話を再生したら、意外と世界観の作りこみが丁寧で、姉妹の関係性が早めに機能していたので最後まで見た。2周目でわかったのは、序盤の伏線の張り方がそれなりに意図的だということ。最初はテンポが速いと感じていた部分が、実は情報の圧縮の仕方として機能していた。
「奪われた故郷」ではなく、失ったあとに「何者になるか」を選ぶ話
村を滅ぼされ、幼馴染を奴隷にされ、姉妹は復讐の動機を持つ。この設定だけ抜き出すと典型的な「理不尽な喪失→強さへの覚醒」ルートに見える。でも軒轅剣 蒼き曜が実際に描いていたのは、そこではなかった。苻 寧(釘宮理恵)と苻 殷(水樹奈々)の姉妹が、伝説の剣を手にしてからも、ずっと「自分たちは何のために戦うのか」を問い続けているという点が、この作品の中心にある。
釘宮理恵のキャスティングは最初少し意外だった。彼女の持つ刺のある声の質感は、純粋な悲劇ヒロインより、もう少し屈折した感情を持つキャラクターに映える。実際、苻 寧は単純な復讐者ではなく、力を得ることへの恐怖と依存を同時に抱えていて、そのアンビバレンスを釘宮が低めのトーンで押さえつつ演じているのが、2周目で非常によく見えた。一方の水樹奈々の苻 殷は、エモーションを前面に出す役どころで、姉妹の対比が声だけで成立している。
そして蒲 釗(松岡禎丞)の存在が重要で、幼馴染が「敵の側で才能を使わされている」という構図は、復讐の純化を妨げる装置として機能する。彼を憎めない、でも彼が原因の一端を担っている、という曖昧さが、この作品の戦闘の外にある緊張感を作っていた。松岡禎丞はこういう「板挟みの青年」が上手い。感情を出しすぎず、でも押さえすぎてもいない。津田健次郎の項 楚は、声だけで「この人物は一筋縄ではいかない」とわかる。出てくるたびに空気が少し変わる。
この作品を「単なるファンタジーアクション」として見ると、戦闘のスケールや作画の振り幅が気になってくる。でも「奪われた者たちが、取り戻すのではなく、再構築する」という軸で見ると、かなり筋が通っている。喪失の物語ではなく、再建の物語。ただし再建先が「故郷の復元」ではなく「自分たちが信じられる何か」に変わっていく点が、中国ゲーム原作にしては珍しく誠実なテーマ設定だと思う。
特に刺さったシーン
終盤、苻 寧が力の限界を超えて剣を使おうとする場面、その直前の釘宮理恵の間の使い方が良かった。セリフではなく、呼吸の詰まり方みたいなもので感情を出してくる。言葉を尽くさない演技は、言葉を尽くした演技の10倍難しい。ああいうところで実績419本の蓄積が出る。
それと、松岡禎丞演じる蒲 釗が自分の境遇について語る中盤のシーン。「正しい側にいたかった」という類の意味合いのセリフを、怒りでも悲しみでもなく、諦めに近い平坦さで言うのが刺さった。最初見たときは流してしまったが、2周目で止まった。あそこで泣かせにいかないのが誠実だと思う。能登麻美子の雲は、セリフ量の割に存在感があって、物語の緩衝材として機能していた。ああいう「いないと困る、でも前に出ない」キャラを能登麻美子が演じると、安心感と物悲しさが同居する。
読んで見たくなったら——『軒轅剣 蒼き曜』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 中国原作ファンタジーに一度は触れてみたい人
- 釘宮理恵・水樹奈々・松岡禎丞の演技ファンで、三者が絡む作品を探している人
- 復讐譚より「喪失後の再建」を描く物語が好きな人
- ゲーム原作アニメ特有の情報密度に慣れている人
- 津田健次郎の「空気を変える系」の役をコレクションしている人
合わない人
- 序盤のテンポと情報量の多さで脱落しやすい人
- 作画の均質さを重視する人(起伏がある)
- 世界観設定の説明が多いアニメが苦手な人
- 中国史・道教的な固有名詞が多い作品にアレルギーがある人
次に見るなら
Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀が好きなら、同じく中華ファンタジーの系譜として軒轅剣 蒼き曜もおすすめ。布袋劇という形式の違いはあるが、剣と因縁と台詞の密度という点で共鳴する部分が多い。
姉妹の絆と喪失から再建していく物語に惹かれたなら、マギを続けて見ると良い。こちらも古代中東・中国的な世界観の中で、価値観のぶつかり合いと「誰のために戦うか」という問いを正面から扱っている。スケールが違うが、構造上の親戚感がある。
声優の演技を軸に次を探すなら、釘宮理恵と松岡禎丞が共演している作品は選択肢が多いが、メイドインアビスの松岡禎丞(レグ)が良かったなら、声の使い方の幅がわかる一本として有効。あちらは世界観の重さが段違いだが。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『軒轅剣 蒼き曜』は、dアニメストア・U-NEXT・DMM TVの3サービスで視聴できます。古代中国風のファンタジー世界を舞台にした姉妹の戦いと成長を描いた本作は、ゲーム原作ならではの重厚な設定とスピーディなアクションが融合した作品です。各サービスの配信ラインナップを確認のうえ、お好みのプラットフォームでお楽しみください。