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攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Production I.G |
攻殻機動隊 SAC_2045の第2シーズン。全身義体化した草薙素子が率いる公安9課が、サイバーブレイン犯罪に再び立ち向かう。
作品概要・あらすじ
あらすじ
全身義体化した天才ハッカー・草薙素子率いる公安9課が、再び難事件に挑む第2シーズン。前シーズンから続く「ポストヒューマン」をめぐる謎がさらに深まり、巨大な陰謀と向き合う9課の面々。サイバーブレイン社会の矛盾を鋭くえぐりながら、「人とは何か」「意識とは何か」という普遍的問いを今日的なビジュアルで描く。みどころ・魅力
① ポストヒューマンの謎が加速する怒涛の展開
シーズン1で提示されたポストヒューマン問題がシーズン2で一気に核心へ。人類の進化か、脅威か——9課が追い詰めるほど真相が複雑に絡み合い、最後まで目が離せない緊張感が続きます。② 攻殻シリーズが問い続ける「自己同一性」のテーマ
義体・サイバーブレイン・AIが当たり前となった世界で、素子たちは何を「自分」と定義するのか。哲学的命題を娯楽作品として昇華させた攻殻シリーズの本質が、このシーズンでも貫かれています。③ フル3DCGによる滑らかなアクション演出
Production I.G×ポリゴン・ピクチュアズによるフル3DCGアニメーションが進化。素子のタチコマとの連携戦闘や近接格闘シーンは、従来の2Dアニメとは異なるダイナミックな立体感で描かれています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 神山健治、荒牧伸志 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | Илья Кувшинов |
| 音楽 | 陣内一真、戸田信子 |
| OP | millennium parade「Secret Ceremony」 |
| ED | millennium parade「錨を下ろす暇はない」 |
| ED | (Vocal:Scott Matthew / Inspired by Kenji Kamiyama)「Don’t Break Me Down」 |
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アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期は正直、途中で止めた。CGが合わなかった。あの独特の動きというか、人物の輪郭の処理というか、攻殻の世界でこれか、という引っかかりが最後まで消えなかった。それで何となくNetflixのリストに残したまま放置していたら、いつの間にかシーズン2まで来ていた。
で、2回目の機会として見始めたらどうなったかというと——CGには慣れた、というより「そういうもの」として脳が処理するようになった。これは最初の視聴では絶対に起きない変化で、数話分の積み重ねが必要な類の慣れだ。1期で止めた人間がシーズン2から始めると逆に厳しいかもしれない。素直にシーズン1の途中から再開するのが正しい入り方だと思う。
「人間である」という問いを、全身義体が投げかけ続ける話
攻殻という作品が何十年も繰り返し問い続けているのは、突き詰めると「魂とは何か」という一点に尽きる。そしてSAC_2045のシーズン2は、そこにもう一段別の角度から刃を入れてくる。サイバーブレインが当たり前になった社会で、「情報として操作された記憶」と「本人が体験したと信じている記憶」の間には、もはや本質的な差異があるのか、という問題だ。
全身義体化した素子が率いる公安9課というのは、そもそも設定として矛盾を抱えた組織だ。人の身体と意識の境界を守る組織が、最も境界の曖昧な人間で構成されている。シーズン2ではその矛盾がより前景化してくる。敵として立ち現れる存在が「異質な他者」として単純に描かれないのが、この作品の誠実さだと思う。サイバーブレイン犯罪というフレームで括られているものの実態が、犯罪なのか進化なのか、それとも別の何かなのか——という問いが、アクションの合間にじわじわと積み上がっていく。
バトー(大塚明夫)とトグサ(山寺宏一)の掛け合いは、この問いを「生身に近い側」と「義体化が進んでいる側」という対比で体感させてくれる装置として機能していて、山寺宏一が声に滲ませる「完全には割り切れていない人間」の質感が、シリーズを通して作品の体温になっている。シーズン2でもその役割は変わらない。
スタンダード役の津田健次郎が何をやっているかは、見る前には伏せておくべきだと思うので詳細は書かない。ただ、あの声で語られる「人間性の問い直し」は、純粋に声優キャスティングの勝利だった。
特に刺さったシーン
終盤、江崎プリン(潘めぐみ)が関わってくる展開のいくつかで、潘めぐみの声の使い方が特に印象に残った。普段の明るさのトーンと、それが一瞬だけ崩れる瞬間のギャップ——あれは脚本に書いてある以上のものを声で足している。2回目に見たとき、あの場面の「ちょっとした間」が意図的に設計されたものだと気づいて、1回目とは全然違う聞こえ方をした。
サイト(大川透)が絡む序盤の場面は、台詞の密度が他のシーンと違う。情報量が多い台本を処理する技術という意味で、ベテランの仕事を感じた。
作画面では、全編CGなのでいわゆる「作画が爆発した」という表現は当てはまらないが、代わりに照明設計が細かい。雨のシーン、暗所のシーン、情報空間との切り替わり——その境界の処理が配信クオリティとして相当に仕上がっていて、TVアニメとは別のリソース配分だなと感じる部分が何度かあった。
読んで見たくなったら——『攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 攻殻シリーズをどこかで通っていて、「人間と機械の境界」というテーマに飽きていない人
- SFの哲学的問いかけが、アクションの中に混ざって来るのが好きな人
- 大塚明夫・山寺宏一のベテラン声優仕事をそれとなく味わいたい人
- Netflixオリジナルのフル3DCGアニメの映像的な実験に興味がある人
合わない人
- SAC_2045の1期を見ていない人(シーズン2単独では文脈が追えない)
- フル3DCGの動きの質感にどうしても慣れられない人
- 単純明快な善悪構造のスパイ・アクションを期待している人
- 攻殻シリーズの哲学的な遅さを「展開が遅い」と感じる人
次に見るなら
PSYCHO-PASS サイコパスは、犯罪係数で人間を管理するシステムへの疑問を軸にしたSFで、攻殻と同じ「体制の内側から問いかける」構造を持っている。SAC_2045でサイバーブレイン犯罪という「外側から来る脅威」に公安組織が向き合う構図が好きなら、こちらも同じ温度で楽しめるはず。
serial experiments lainは、ネットワークと自己同一性という攻殻の中核テーマを1998年の段階で、より実験的な手法で描いた作品だ。SAC_2045のデジタル空間と現実の境界描写に引っかかりを覚えた人は、こちらを見ると「この問いはずっと前から続いている」という感覚を持てる。
Vivy -Fluorite Eye’s Song-は、AIの「魂の問い直し」をエンタメとして整理し直した比較的新しい作品。SAC_2045のような高密度の情報処理より、感情的な入口から同じ問いに触れたい場合の選択肢として。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『攻殻機動隊 SAC_2045 シーズン2』はNetflixにて独占配信中です。シーズン1から続けて視聴することでストーリーの全貌が把握しやすくなりますので、まとめて一気見するのがおすすめです。Netflixに加入していればすぐに視聴を開始できます。












