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My Melody & Kuromi
| 放送年 | 2025年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | WIT STUDIO |
マイメロディはマリランでケーキ屋を開く。森で心を見つけた後、彼女の周りで奇妙なことが起こり始める。一方、向かいのクロミの和菓子屋はいつも閑散としている。クロミはマイメロディのケーキの秘密を探す。二人は世界的なパティシエ・ピスタチオが審査する菓子作りコンテストに向けて頑張るが、誰も知らない秘密がある。
作品概要・あらすじ
あらすじ
マリランのケーキ屋を営むマイメロディは、ある日森で不思議な「心」を見つけたことをきっかけに、奇妙な出来事に巻き込まれていく。向かいで和菓子屋を切り盛りするクロミは、いつも繁盛するマイメロディの店の秘密を探ろうと目論む。やがて二人は、世界的パティシエ・ピスタチオが審査する菓子作りコンテストへの参加を決意。ライバルであり隣人である二人の駆け引きと、誰も知らない秘密が少しずつ明かされていく。みどころ・魅力
① マイメロディとクロミ、対照的なキャラクターの掛け合い
明るくおっとりしたマイメロディと、クールでライバル心むき出しのクロミ。正反対の性格を持つ二人が隣り合わせで店を営む設定が絶妙で、張り合いながらも関係が少しずつ変化していくさまは微笑ましく、また見ていて飽きない絶妙なテンポで描かれている。② サンリオキャラクターが織りなすファンタジーな世界観
マリランという異世界を舞台に、菓子作りや「心」という概念がファンタジー要素として組み込まれている。かわいらしいビジュアルの中に不思議な謎が散りばめられており、子どもから大人まで楽しめるサンリオらしい夢のある世界観が魅力のひとつとなっている。③ コンテストに向けて動き出すドラマチックな展開
世界的パティシエ・ピスタチオが審査するコンテストという目標を軸に、二人の成長とぶつかり合いが描かれる。そこに「誰も知らない秘密」というミステリー要素が絡み、単なるほのぼの日常系に留まらないドラマチックな展開も本作の見どころとなっている。キャスト・声優一覧













スタッフ
| 監督 | 見里朝希 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 根本宗子 |
| OP | 르세라핌「Kawaii」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
マイメロとクロミか、と思ったのが正直なところだ。サンリオのキャラクターとしては歴史がある二人だが、まさかNetflixでアニメになるとは。地上波でも深夜枠でもなく、配信オリジナル——最初はその奇妙さを感じながら再生ボタンを押した。
見始めて数話、「ケーキ屋と和菓子屋が向かい合って商売している」という設定の妙に気づく。マイメロのケーキに「秘密」があってクロミがそれを探るという構図は、一見コメディに見えて、思ったよりシリアスな要素を孕んでいる。配信オリジナルということもあり、テレビ放送のサンリオアニメとは映像の質感が違う。色彩の密度と光の処理に、明らかに別の予算設計が見える。2回目を見たとき、序盤に散りばめられた伏線の密度に気づいて、「ちゃんと作ってある」と思い直した。
「自分だけの秘密」を守ることと、誰かに届けることの間で
この作品を単純な「ライバルが友情を育む話」と片付けるのは少しもったいない。確かにマイメロとクロミは対立している。ケーキ屋と和菓子屋、明るさと影、陽と陰——表面だけ見ればそのままの対比構造だ。だが物語の核心にあるのは、「秘密」という概念そのものへの問いかけだと思っている。
マイメロのケーキには、森で心を見つけた後に芽生えた「何か」が宿っている。それがクロミの嫉妬を刺激し、ピスタチオが審査するコンテストという外部的な競争軸と絡み合いながら、物語を動かしていく。注目したいのは、この「秘密」が必ずしも隠すべき悪いものとして描かれていない点だ。
作り手の技術や想いは、多くの場合「秘密」として内部に閉じている。それを表に出してしまうと、模倣される、消費される、あるいは言語化することで逆に失われてしまう——そういう怖さがある。マイメロのケーキが持つ「秘密の力」は、その逡巡のメタファーとして機能していると読める。
一方でクロミは、その秘密を暴こうとする。悪役的なモチベーションに見えるが、裏返せば「なぜ自分には届かないのか」という問いでもある。閑散とした自分の和菓子屋と、賑わうマイメロの店——この非対称が、クロミを動かす原動力だ。ここに単純な嫉妬ではなく、同じ土俵に立ちたいという切実さが滲む。
コンテストという「誰もが参加できる舞台」を設けることで、物語は「秘密を守ること」と「秘密を届けること」の間に橋を架けようとしている。ファンタジー要素があるにもかかわらず、この構造は現実の作り手が抱えるジレンマとほぼ同型だ。子供向けの外見をしているが、見ている側が大人だと、そちらの方が先に来る。
特に刺さったシーン
クロミがマイメロのケーキを初めて口にする場面がある。敵意を持って近づいておきながら、一口食べた瞬間に表情が揺らぐ——その一瞬を、竹内順子さんの声がものすごくうまく処理している。怒りと驚き、そして認めたくないという感情が混在するクロミの心を、台詞のないわずかな間と、次の台詞の出だしの微妙な「引っ張り」で表現していた。竹内さんはクロミとピアノちゃんの二役を担っているのだが、同じキャストと気づかない視聴者がいても不思議ではないくらい声の質感が異なる。
沢城みゆきさん演じるはりねずみは、出番は短くても場面を引き締める役割を果たしている。出演作385本というキャリアが伊達ではなく、わずかな登場でも空気感がぱっと変わる瞬間がある。潘めぐみさんのフラットくんは、マイメロとクロミの緩衝材として機能していて、コメディリリーフにとどまらない。序盤の軽い場面と、物語が動き始めてからの場面とで微妙にトーンを変えているのが、2回目の視聴で分かった。
Netflixオリジナルというフォーマットの恩恵か、音響の設計が地上波深夜アニメとは明らかに異なる。背景音楽が主張しすぎず、声優の芝居の呼吸を邪魔しない。こういう細かい演技の読み取りを、音の設計が助けてくれている。
読んで見たくなったら——『My Melody & Kuromi』はNetflixで視聴できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- マイメロ・クロミに子供のころから馴染みがあり、大人になってから再会したい人
- ライバル関係が徐々に変容していく過程を丁寧に見たい人
- 竹内順子・沢城みゆきのような実力派声優の芝居を細かく追うタイプのオタク
- Netflixオリジナルの映像品質に興味がある人
- 子供向けの外見を持ちながら、構造的に大人にも刺さる作品が好きな人
合わない人
- テンポの速い展開や派手なアクションを求めている人
- サンリオのキャラクターに思い入れがなく、世界観に入りにくい人
- 日常系・ファンタジーの「ゆったりした」空気感が苦手な人
- 前後のつながりを意識しながら見る必要があるため、ながら見・流し見には向かない
次に見るなら
キラキラ☆プリキュアアラモード——スイーツをモチーフにした魔法少女たちが力を合わせる作品。菓子作りというテーマが重なる上、ライバルが敵対から共闘へと変化するプロセスも近い。マイメロとクロミのコンテスト展開に乗れたなら、同じ「作ること」への真剣さをここにも感じられる。
ローリング☆ガールズ——日常と非日常が混在する世界観、女性キャラクターたちの群像劇という点で空気感が近い。映像と音楽のクオリティが高く、Netflixオリジナルの質感に慣れた目にも違和感なく入れる。「好き」を仕事にすることへの問いかけも、テーマとしてリンクする。
SHOW BY ROCK!!——サンリオとのコラボ企画が起点の音楽アニメで、マイメロ・クロミが持つ「サンリオ的な世界観」と親和性が高い。キャラクターの個性がはっきりしていて、ライバル関係と友情の描き方も直球。同じ「サンリオのDNA」を持つ別の物語として見ると面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『My Melody & Kuromi』はNetflixにて独占配信中です。サンリオの人気キャラクター二人が主役のオリジナルアニメをNetflixで手軽にお楽しみいただけます。気になる方はNetflixでチェックしてみてください。
