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アルスラーン戦記 (TV) OVA
| 放送年 | 2016年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 2話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | LIDENFILMS |
アルスラーン戦記の第5巻と第6巻にOVAが同梱されることが発表された。第1話「血と愛の道」ではアルスランがギーヴと二人きりになり、ギーヴがナルサス、ダリューン、エラムの過去の恋愛について興味深い話をする。第2話「友情の宴」では…
作品概要・あらすじ
あらすじ
BD/DVDに同梱された全2話のOVA作品。第1話「血と愛の道」では、アルスランとギーヴが二人きりで過ごす道中、ギーヴが仲間たちの知られざる過去の恋愛話を語り始める。第2話「友情の宴」では、仲間たちが集う宴の席でそれぞれの絆と素顔が描かれる。本編では見られないキャラクターたちの柔らかな一面と、主人公アルスランの人柄が光るサイドストーリー。
みどころ・魅力
① ギーヴが語る仲間たちの”秘められた過去”
本編では戦場に生きる姿が中心のキャラクターたちが、恋愛や人間関係においてどのような過去を持つのかをギーヴの軽妙な語り口で明かしていく。普段とのギャップが新鮮で、ファンには見逃せないエピソードです。
② アルスランとギーヴの二人旅が描く信頼関係
本編では大軍を率いる場面が多いアルスランが、ギーヴとの二人きりの時間を通じて等身大の少年として描かれる。王と吟遊詩人という対照的な二人の距離感と、深まりゆく信頼が丁寧に表現されています。
③ 宴の席でにじむキャラクターの素顔
戦いや政治から離れた宴の場面では、ナルサスやダリューンら個性豊かな面々がリラックスした表情を見せる。普段は厳格なキャラクターの意外な一面が垣間見え、本編とは異なる温かみある空気感が楽しめます。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 阿部記之 |
|---|---|
| 原作 | 田中芳樹 |
| 原案キャラデザ | 荒川弘 |
| OP | ニコ タッチズ ザ ウォールズ「渦と渦」 |
| ED | カラフィナ「One Light」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
TVシリーズを見終えて「本編、ちゃんと完結したのか?」という宙吊り感を抱えたまま調べていたら、コミック5・6巻同梱のOVAが配信に来ていると知った。じゃあと思って再生した。
最初の印象は「あ、補完じゃなくてボーナストラックだな」というやつ。本編の続きを期待すると拍子抜けするが、逆に言えばアルスランたちをもう少し眺めていたい人間には刺さる作り方をしている。2話構成で合計30分前後、ライトな入り方で見られるのに、キャラクターへの解像度はじわじわ上がる。2回目に見ると、本編で気になっていたいくつかの感情の輪郭が少し鮮明になった。
英雄の「戦場外の素顔」が、実は一番おもしろい
アルスラーン戦記という作品は、国を取り戻す壮大な物語でありながら、面白さの核はずっとキャラクターの「関係性」にあった。王子と策士と剣士がいて、詩人がいて——その組み合わせの妙。第1話「血と愛の道」でギーヴがアルスランに語る話は、ナルサスやダリューンの恋愛遍歴という一見サービスエピソードに見えながら、実は彼らの人間性を掘り下げる機能を果たしている。
浪川大輔が演じるナルサスは本編では「有能すぎる策士」として常に一枚上手の立ち位置だが、過去の恋愛という文脈になると途端に等身大の男になる。このギャップが、細谷佳正のダリューンも含めて、2回目以降に見るとより鮮明に聞こえてくる。「このキャラ好きだな」と思った理由が、OVAを見たあとで少し言語化できるようになる感覚がある。
TVシリーズでは梶裕貴演じる銀仮面卿という強烈な対比軸があった。あの重さの中で、アルスランたちの「普通の人間らしさ」はなかなか描きづらい。OVAという形式だからこそ、笑いを交えながら、戦場を離れた人間同士の会話として描ける。第2話「友情の宴」も同じ構造で、古典的な宴の場面を使いながら、普段の台詞では出てこない関係性の深みを見せてくれる。
本編が「王になる物語」なら、このOVAは「その過程で集まった人たちが、どういう人間であるか」の補足説明書だ。続きを求めている人よりも、このメンツが好きで仕方ない人向けに作られている。
特に刺さったシーン
ギーヴが「実はナルサス殿には昔こんな話があって……」と切り出す序盤のくだりが好きだ。ギーヴというキャラクターは本編でも「空気を読みながら読まない」芸風で、コメディリリーフ的な立ち位置にいる。そのギーヴが珍しく語り手に回るシーンで、話の内容よりも「ギーヴがこれを知っていた」という事実に笑ってしまった。
浪川大輔のナルサスと細谷佳正のダリューン、この二人の掛け合いが出てくる場面は本編でも何度もあるが、OVAで少し砕けた文脈になると演技の質感が変わって聞こえる。浪川さんは本編ではほぼ常に「余裕がある人」として声を作っているが、照れや戸惑いが入ったときの細かいトーンの揺れが2回目に聞くと気になり始める。細谷さんのダリューンも、真面目キャラが真面目なまま慌てる瞬間が、短いシーンながらしっかりある。
鳥海浩輔のラジェンドラが絡む場面は、王子同士の関係性というテーマをOVAのライトな文脈でうまく消化していて、ここだけで本編数話分の好感度を稼いでいる気がした。あと花江夏樹の演じるキャラクターが第2話に絡んでくる場面、ああこのキャラこういう人だったんだ、という発見がある。本編だと戦場のテンションが常にあるので気づきにくかった部分だ。
読んで見たくなったら——『アルスラーン戦記 (TV) OVA』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズを見終えて「もう少しこのキャラたちを見ていたい」と思った人
- ナルサス・ダリューン・ギーヴの掛け合いが好きで仕方ない人
- 浪川大輔・細谷佳正の演技の細部を拾いたいタイプのオタク
- 重厚な戦記ものより「キャラクター劇場」として楽しめる人
- 30分以内のOVAをサクッと消化できる視聴習慣がある人
合わない人
- 本編の続きや謎の回収を期待して見る人(それはここにはない)
- TVシリーズ未視聴の状態で見ようとしている人(前提知識ゼロだとキャラへの愛着がなく薄い)
- ストーリーの密度・テンポをTVシリーズと同水準で求める人
次に見るなら
歴史ファンタジーの群像劇として続けるなら十二国記がまず来る。「王とは何か」という問いの輪郭がアルスラーンと重なり、こちらはより重厚に国家と人間を描く。OVAまで含めて長く付き合える作品という意味でも相性がいい。dアニメストアで配信されている。
キャラクターの関係性と声優陣の演技を細かく聞きたい欲が続くなら銀河英雄伝説(2018年版)もある。規模の大きさと「英雄の素顔」という意味でアルスラーンと重なる部分が多く、群像劇として同じ楽しみ方ができる。話数は多いが、まずノイエ版の前半だけでも試せる。
もう少しライトに、キャラクターの掛け合いを純粋に楽しみたいなら魔法陣グルグル(2017年)という選択肢もある。ジャンルは全然違うが「仲間の関係性を見ているだけで楽しい」という感覚は共通する。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「アルスラーン戦記 (TV) OVA」は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Huluでご視聴いただけます。本編ファンはもちろん、キャラクターの掘り下げを求める方にも満足度の高い作品です。各サービスで手軽に楽しめますので、ぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
「アルスラーン戦記 (TV) OVA」は、dアニメストア・Amazonプライムビデオ・Huluでご視聴いただけます。本編ファンはもちろん、キャラクターの掘り下げを求める方にも満足度の高い作品です。各サービスで手軽に楽しめますので、ぜひチェックしてみてください。