企業戦士アルスラーン

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2016企業戦士アルスラーン

企業戦士アルスラーン

★ 3.0 / 5.0コメディ
放送年2016年
フォーマットONA
話数6話
原作漫画
制作LIDENFILMS

アルスラーン戦記のキャラクターたちがオフィス環境で働く短編アニメ。最初の3話はNBCユニバーサル アニメ/ミュージックを通じてリリースされ、残りの3話は2016年10月5日にリリースされた。全6話は「アルスラーン戦記(TV) 風塵乱舞」のVolume 2 BD&DVDにまとめられた。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

アニメ『アルスラーン戦記』のキャラクターたちが、現代のオフィス環境を舞台に繰り広げるコメディ短編ONA。アルスラーンやナルサス、ダリューンといったおなじみの面々が、会議・残業・上司との折衝など日常的なビジネスシーンに放り込まれ、本編とはひと味違うドタバタ劇を展開する。2016年にNBCユニバーサル アニメ/ミュージックを通じて前半3話が先行配信され、同年10月に残りの3話が公開。全6話は「アルスラーン戦記(TV) 風塵乱舞」Volume 2のBD&DVDに収録された。

みどころ・魅力

① オフィスコメディで見る英雄たちの素顔

剣を握るはずの英雄・軍師たちが、PCや資料と格闘するビジネスパーソンとして登場。戦場での勇ましいイメージとのギャップが笑いを誘い、本編ファンにはたまらないパロディが随所に散りばめられている。

② 本編キャラクターの”もうひとつの顔”

戦場では頼もしい面々が、オフィスでは上司の顔色をうかがったり締め切りに追われたりと、等身大の社会人として描かれる。本編との落差を楽しみながら、各キャラクターへの愛着がより深まる構成になっている。

③ 全6話・隙間時間にサクッと見られるスピンオフ

1話あたりの尺が短く、コンパクトに楽しめる手軽さが魅力。「アルスラーン戦記 風塵乱舞」のBD&DVDに収録されているため、本編と合わせて一気に堪能できる。

キャスト・声優一覧

ダリューン
ダリューン
メイン
細谷佳正
アルスラーン
アルスラーン
メイン
小林裕介
サブ
花江夏樹
ギーヴ
ギーヴ
サブ
KENN
ナルサス
ナルサス
サブ
浪川大輔

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「アルスラーン戦記のBDに特典映像が入っている」と聞いて、再生した。てっきり未公開シーンか制作裏話の類だと思っていたら、始まって数秒でオフィスが映った。あの、ふつうに現代の、蛍光灯の、オフィスが。アルスラーン殿下がネクタイを締めてデスクに座っている。

最初の10秒は「これ何?」という純粋な困惑で頭が埋まった。2回目に見たとき初めて笑えた——1周目は状況を把握するだけで精一杯で、笑うリソースが残っていなかった。全6話、合計でたぶん30分もないはずなのに、不思議と繰り返し見てしまう。コメディとしての情報密度が、ちゃんと高い。

関係性が強固なほど、日常に落としたときのズレが大きくなる

これは「アルスラーン戦記のキャラクターをオフィスに置いてみました」という、それだけの話だ。でも、それだけの話が成立するかどうかは、元の作品のキャラクター密度に完全に依存している。

ナルサスがスライドを作っていて、ダリューンが社内チャットで返信待ちをしていて、ギーヴが営業先から戻ってくる。設定が壮大であればあるほど、日常文脈に落とした瞬間のズレが増幅する。主従関係、軍師と武人の対比、軽薄な色男のポジション——本編で積み上げられた関係性の文法が、オフィスという別の文脈に乗ったとき、別の角度から立体的に見えてくる。

類似の企画は数多くあるが、大抵は「見た目の違和感」で笑わせて終わる。このシリーズが少し違うのは、キャラクターの本質的な性格や力関係が、設定を変えても崩れないように作られているところだ。ナルサスは場所がどこであれ知略で他を動かすし、ダリューンはナルサスに振り回されながら実務を担う。オフィスに置かれても、ふたりの関係性の構造は変わっていない。だから本編を見た人間には笑えるし、見ていない人間には何が面白いのかがわからない——という、ある種の閉じた設計になっている。

短編ONA(オリジナルネットアニメ)という形式は、この手のスピンオフと相性がいい。TVシリーズとしてやる必要がない。本編BDの特典という位置づけも含めて、届けるべき層にだけ届ける作り方として、わりと正直だと思った。

特に刺さったシーン

浪川大輔のナルサスが、会議室か何かでいつものトーンで何か発言するシーン。状況はコメディ、画面はオフィス、でも声だけが完全に本編のナルサスだった。この「声だけが本気」という瞬間に、妙な笑いが来る。

浪川大輔は出演作が300本を超えるキャリアで、キャラクターに応じた温度感の調整が巧い声優だが、このシリーズではあえてトーンを崩していない印象があった。細谷佳正のダリューンも同様で、ふたりが本編と同じテンションでオフィスにいるから、状況とのズレが際立つ。もし声のトーンまでコミカルに崩していたら、ただの声優遊びになっていたと思う。そこを崩さなかったことが、このシリーズを単なる特典映像以上のものにしている。

小林裕介のアルスラーン殿下が、新人社員然とした佇まいでデスクにいるのも地味に好きだった。殿下、それがどんな組織でも一番偉いはずなのに、なぜかいつも少し居心地が悪そうなんだよなという本編からの印象が、オフィスという設定でより正直に出ている気がした。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • アルスラーン戦記の本編を完走していて、キャラクターの関係性を体に入れている人
  • 本編のBDを手元に持っているか、持つつもりのある人(現状これ以外で見る手段がない)
  • 5〜6分の短編コメディを気軽に流したい人
  • 浪川大輔細谷佳正小林裕介の声で何かが起きるだけで反応できる人

合わない人

  • 本編を見ていない人(前提知識なしでは何も面白くない)
  • アルスラーン戦記の世界観・設定を「崩してほしくない」タイプ
  • 現在配信がどこにもないため、BDを入手する手段がない人には物理的に届かない
  • ギャグのテンポが淡々としていて熱量がないと感じる人

次に見るなら

まず前提として、アルスラーン戦記の本編を見ていない人はそちらから。2015年放送のTVシリーズで、田中芳樹原作の王道ファンタジー。この作品が「ギャグとして機能するか」は本編への理解度に直結するので、順番は変えないほうがいい。

別の角度から似た体験を探すなら、カーニバル・ファンタズム。TYPE-MOONのFate・月姫キャラクターたちが日常コメディに落とし込まれる短編OVA作品で、「本編が重厚なほどコメディのズレが大きくなる」という構造が共通している。ファン向けの閉じた設計も含めて、企業戦士アルスラーンに近い感触がある。

もう少し長めのコメディを求めるなら、銀魂。ジャンルは大きく違うが、シリアスとギャグの温度差を意図的に使ってくる感覚が近い。こっちはTVシリーズで尺も長いが、入り口として1クール分だけ見てみるのはありだと思う。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+
「企業戦士アルスラーン」は、現時点で公式の動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴するには「アルスラーン戦記(TV) 風塵乱舞」Volume 2のBD&DVDを入手する必要があります。本編ファンの方は、ぜひパッケージ版と合わせてチェックしてみてください。

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よくある質問

Q. 企業戦士アルスラーンはどこで視聴できますか?
A. 現在、公式の動画配信サービスでの配信は確認されていません。「アルスラーン戦記(TV) 風塵乱舞」Volume 2のBD&DVDに全6話が収録されており、パッケージ購入での視聴となります。
Q. 本編を見ていなくても楽しめますか?
A. キャラクターへの馴染みがある方がより楽しめる作品です。本編『アルスラーン戦記』を先に視聴しておくと、ギャップやパロディをより深く楽しめるためおすすめです。
Q. 全何話で、1話の尺はどのくらいですか?
A. 全6話の短編ONAです。1話あたりの尺は短くコンパクトにまとまっており、隙間時間に気軽に視聴できます。
Q. 「アルスラーン戦記 風塵乱舞」との関係は?
A. 本作は「アルスラーン戦記(TV) 風塵乱舞」のスピンオフ作品です。全6話が同作品のVolume 2 BD&DVDに収録されているため、セットで購入することで視聴できます。

まとめ

「企業戦士アルスラーン」は、現時点で公式の動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴するには「アルスラーン戦記(TV) 風塵乱舞」Volume 2のBD&DVDを入手する必要があります。本編ファンの方は、ぜひパッケージ版と合わせてチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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