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BROTHERS CONFLICT 第十二・五衝突「切望」
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ライトノベル |
| 制作 | Brain’s Base |
エマは父親が残した特別なランプを見つける。エマと兄弟たちがランプをこすると、目の前で奇妙なことが起こる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
義理の兄弟13人との共同生活を送るエマが、ある日、亡き父が残した不思議なランプを発見する。何気なく兄弟たちとともにランプをこすってみると、目の前で奇妙な出来事が次々と起こり始める。ブラコン本編では語られなかった「もしも」の瞬間を描いた特別編。甘くてドキドキする兄弟たちとの特別な時間が、コミカルに、そして切なく展開される。
みどころ・魅力
① 本編では見られない「もしも」の展開
「第十二・五衝突」というタイトルが示す通り、本編12話と13話のあいだに位置するエピソード。普段の日常では起こりえない不思議な状況をきっかけに、各キャラクターの隠れた感情や本音がのぞく。本編視聴済みのファンほど楽しめる構成になっている。
② 個性豊かな兄弟キャラクターの総出演
13人の兄弟が一堂に集まる場面はシリーズ随一のにぎやかさ。本編では個別にスポットが当たることの多いキャラクターたちが、同じシーンで絡み合うことで生まれる掛け合いやテンポのよいコメディは、SPならではの見どころとなっている。
③ ラブコメとして完結したテンポのよさ
約30分のSP作品ながら、笑いと甘さのバランスが整った構成で飽きさせない。「切望」というサブタイトルが示す切ない感情の機微も丁寧に描かれており、ラブコメとして純粋に楽しめる一本。本編未視聴でも雰囲気は十分に伝わる仕上がりになっている。
キャスト・声優一覧
















スタッフ
| 原作 | 水野隆志 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | ウダジョ |
| OP | ゲロ「BELOVED×SURVIVAL」 |
| ED | ASAHINA Bros.+JULI「14 to 1」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編をまるごとスキップしてSPだけ見るという、逆ハーレムの世界への最悪な入り方をした。dアニメのサムネイルで小野大輔の名前を見つけて再生したら、兄弟が13人いる世界にノーコンテキストで放り込まれていた。「切望」というサブタイトルと、なぜかランプをこするシーンが出てきて、最初の5分は状況把握だけで終わった。
2回目で見方が変わった。本編を知らないなりに、このSPが「あの13人がそれぞれ何を望んでいるか」を凝縮した回だとわかってくる。ランプというギミックは取ってつけたようでいて、欲望を言語化させるための装置として機能している。ファンならここで「ああ、このキャラがこれを望むのか」という確認作業になるんだろうが、初見でも声の芝居だけで感情の重みは伝わった。鈴村健一と鳥海浩輔が同じフレームに収まっているシーンは、本編の文脈がなくても空気が変わるのがわかった。
13人の兄弟が「ランプの願い」を借りてようやく本音を吐き出す話
逆ハーレムというジャンルの構造上、男性キャラクターたちは「好きだ」と直接言いにくい。ヒロインとの関係性、序列、タイミング——何かがいつも邪魔をする。BROTHERS CONFLICTという作品が13人という人数を選んだのも、その「言えなさ」を多角形で描くためだと思う。
この第十二・五衝突「切望」は、そのロック機構を一時的にランプというファンタジー装置で解除する回だ。「ランプを磨いたら願いが叶う」という設定は子どもだましに見えるが、それが機能するのは、普段は言葉にできない欲望を「これはゲームだから」という免罪符で引き出せるからだ。現実では13人が全員同じ気持ちを抱えていたとしても、それを同時に開示する場は成立しない。SPというフォーマットが、その不可能な瞬間を可能にしている。
細谷佳正が演じる侑介は声優と夜あそびのMCとして軽いトークもできる人だが、このSPでの芝居には重力がある。ランプの前で言葉を選ぶ間の取り方が、キャラクターの欲望の深さを伝える。神谷浩史のジュリは本編の文脈なしでも「このキャラだけ少し外側にいる」のがわかる声で、その距離感がこのSPの緊張を保つ役割を担っている。
「切望」という言葉は「強く望む」という意味だが、タイトルに選ばれるのはそれが満たされないからだ。ランプが何かを叶えるとしても、13人分の切望がぶつかり合う空間では、誰かが得れば誰かが失う。このSPが後味としてある種の寂しさを残すのは、願いが叶ったからではなく、願いの数が多すぎることをもう一度確認させられるからだと思う。
特に刺さったシーン
ランプをこすった瞬間に起きる「奇妙なこと」の演出で、各キャラクターの内面が一瞬だけ剥き出しになるシーンがある。普段は兄としての立場を優先している朝日奈昴(小野大輔)が、そこだけ声のテンションが1段落ちる。乾いた演技のはずが、その一声だけ湿度が上がっている。小野大輔はああいう「一瞬だけ本音が漏れる」演技が本当に上手くて、2回目に見ると序盤からそこを待ちながら見るようになった。
朝日奈椿(鈴村健一)のシーンは対照的で、終始制御されている。それが逆に怖い。ランプの前でも崩れない人間がいる、というのがこのSPの中での異物感として機能している。鈴村健一の声は制御しているときほど静かに圧力を持つ。
個人的に一番引っかかったのは、ランプのシーン全体ではなく、それが終わった後の空気だ。何かが変わったような、でも何も変わっていないような、あの数秒の間。本編の積み上げがあればもっと刺さったんだろうが、それがなくても「この作品はずっとこの感触を繰り返してきたんだろうな」という想像はできた。
読んで見たくなったら——『BROTHERS CONFLICT 第十二・五衝突「切望」』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- BROTHERS CONFLICT本編を全話視聴済みで、キャラクターへの解像度が高い人
- 逆ハーレムのファンタジー回(日常をずらす特別エピソード)が好きな人
- 小野大輔・神谷浩史・鈴村健一らの声芝居をキャラクターへの愛着込みで聴きたい人
- 本編後に「あのキャラはあのとき何を考えていたか」を補完したい人
合わない人
- 本編未視聴。キャラクターの背景が入っていないと感情移入の足場がない
- 逆ハーレムのジャンル自体が肌に合わない人(本作はその文法に忠実)
- ファンタジー的なギミックを使ったお遊び回が苦手な人(「ランプ」の設定は割り切りが必要)
- キャラクター関係の決着や進展を期待している人(SPは基本的に現状維持のまま終わる)
次に見るなら
まず当然ながらBROTHERS CONFLICT本編(全13話)を見ること。このSPは本編の12話と13話の間に位置する番外編なので、本編なしでは半分も楽しめない。逆に本編を見た後で戻ってくると、このSPで各キャラクターが「ランプの前で何を言ったか」の重みがまるで違う。
逆ハーレム×声優陣の厚みで満足したならうたの☆プリンスさまっ♪もおすすめ。こちらは音楽という軸があるぶん感情の乗せ方が派手で、ブラコンとは逆方向の熱量がある。どちらが好きかでジャンルの好みがはっきりわかれる。
「兄弟・家族という近距離からの恋愛感情の圧」という観点では兄に愛されすぎて困ってますも近い空気感がある。スケールは小さいが、「近すぎる関係性」の息苦しさを軽めのコメディタッチで描いていて、ブラコンのトーンが合った人には入りやすい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『BROTHERS CONFLICT 第十二・五衝突「切望」』は、dアニメストアで視聴できます。本編を楽しんだファンはもちろん、ラブコメ・逆ハーレム系アニメが好きな方にとっても気軽に楽しめるSP作品です。dアニメストアでいつでも視聴可能ですので、ぜひチェックしてみてください。
よくある質問
まとめ
『BROTHERS CONFLICT 第十二・五衝突「切望」』は、dアニメストアで視聴できます。本編を楽しんだファンはもちろん、ラブコメ・逆ハーレム系アニメが好きな方にとっても気軽に楽しめるSP作品です。dアニメストアでいつでも視聴可能ですので、ぜひチェックしてみてください。


