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邪神ちゃんドロップキック【世紀末編】
| 放送年 | 2023年 |
|---|---|
| フォーマット | スペシャル |
| 話数 | 1話 |
| 制作 | Makaria |
クラウドファンディングの成功により、熊本県阿蘇郡の町・高森を応援するため、このスペシャル版が制作されました。神保町が宇宙からの飛行物体によって廃墟と化します。邪神ちゃんは星に導かれ、この町の支配者である花園ゆりねを倒すため南へ向かいます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
クラウドファンディングによって制作された、邪神ちゃんドロップキックシリーズの特別編。神保町が宇宙からの飛行物体によって廃墟と化し、日常が一変します。邪神ちゃんは謎めいた星の導きを受け、熊本県高森町の支配者・花園ゆりねを打倒すべく南へと旅立ちます。おなじみのキャラクターたちが巻き起こすドタバタ劇に加え、実在の町・高森を舞台にしたご当地要素も盛り込まれた、ファン必見のスペシャル作品です。みどころ・魅力
① クラウドファンディング発・地域密着型のご当地アニメ
本作は熊本県阿蘇郡高森町を応援するためにファンの支援で生まれた、異色の地域コラボ作品です。実在の町の風景や文化が物語に溶け込んでおり、現地を知るファンには発見が多く、シリーズファンにとっても新鮮な舞台転換を楽しめる一作となっています。② 世紀末×邪神ちゃんの荒唐無稽な掛け合わせ
「神保町が宇宙からの飛行物体で廃墟に」という突拍子もない設定が、邪神ちゃんドロップキック特有のギャグセンスで描かれます。シリアスな世界観とゆるいキャラクターのズレが生む笑いは本シリーズの真骨頂で、本作でもそのテイストが全開です。③ おなじみキャラクターによる安定感抜群のコメディ
邪神ちゃん・ゆりね・メデューサなど人気キャラクターが総出演し、シリーズファンなら安心して楽しめる掛け合いが続きます。短編スペシャルながらキャラクターの個性がしっかり活かされており、シリーズ未視聴の方でもコメディとして楽しめる作りになっています。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| OP | 鈴木愛奈「Apocalypse Day」 |
|---|---|
| ED | 菅野友里「ただいま」 |
関連作品
アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「まだやってたのか」が正直な第一声だった。邪神ちゃんドロップキックは2018年から続くシリーズで、TVアニメが3期まで出て、さらにクラウドファンディングでスペシャル版まで作られている。熊本・高森への応援SP、しかもタイトルが「世紀末編」。何があったんだ神保町。
見始めたら5分で理解した。この作品のファンが金を出してまで続きを求めるのがなぜか、という問いへの答えが全編に詰まっている。神保町が謎の飛行物体で廃墟になり、邪神ちゃんが「星に導かれ」南へ向かうという設定の荒唐無稽さ。それを真顔でやり続けるキャスト陣のテンション。2回目に見ると、そのグルーブ感が最初から完成されていることに気づく。
クラウドファンディングでしか生き残れなかった作品が、なぜこんなに豊かに見えるか
このスペシャル版が存在する理由は、普通ではない。テレビ放送の視聴率でも配信の再生数でもなく、ファンが財布を直接開けた結果として生まれた映像だ。それが画面越しに伝わってくるのが、邪神ちゃん世紀末編の奇妙な豊かさの正体だと思っている。
「好きだから守った」という感情がそのまま作品になっている。舞台が熊本・高森という具体的な地名であることも、「お金を出してくれた人への返礼」という側面がある。けれど、そのローカルな動機が作品の純度を下げていない。むしろ逆だ。大きな資本が「数字を取りにいく」ために作ったコンテンツにはない、目的地のはっきりした清潔さがある。
邪神ちゃんというシリーズ全体の構造は、「魔界に帰りたい邪神ちゃんが、帰してもらえず暴力で制裁される」という暴力のループだ。その関係性は共依存そのもので、邪神ちゃんはゆりねに嫌がらせを続け、ゆりねは問答無用でぶっ飛ばす。それが「日常系」として成立しているのは、二人の間に奇妙な信頼関係があるからで、この世紀末編でもその構造は一切崩れない。廃墟になった神保町、謎の支配者、北斗の拳的な世紀末設定——すべてがその日常ループを際立たせるための大げさな書き割りに過ぎない。
スペシャル版という形式が、TVシリーズよりもこのシリーズに向いているのかもしれない、とも思う。毎週の縛りがない分、ゆるく長く、好きなものをやり続けている感じがある。鈴木愛奈が声優と夜あそびのMCとしても活動しながら演じ続ける邪神ちゃんの、あの絶妙なぐだぐだ感も、スペシャルの尺のほうが生きる。「覇権を取りにいっていない作品が、ちゃんと愛されて生き続けている」という事実そのものが、このシリーズの一番のテーマかもしれない。
特に刺さったシーン
邪神ちゃんが「星に導かれた」と言いながら南下するくだりで、そのナビゲーションがまったく信用できないことが序盤でさりげなく示される場面。「導かれている」という割にはどう見ても行き当たりばったりで、でも邪神ちゃんは一切疑わない。あの確信に満ちた無根拠さが、鈴木愛奈の声だとなぜか妙に説得力を持ってしまうのが困る。
高森の支配者・花園ゆりねを倒すという目標が、終盤でどう着地するかは見てのお楽しみだが、「ゆりねを倒す」という動機がいつの間にか別の方向に流れていくあたり、このシリーズの目的地のなさが全力で発揮されている。2回目で見ると、最初からそうなる気しかしないことに気づいて、変な笑いが出た。
熊本ローカルの描写が細かく入るのも、このSPの特徴だ。背景美術に気合が入っている場面が散発的に現れて、「ああ、ここを応援したくてこのSPを作ったんだ」という制作側の動機がそのまま絵に出ている。そういう「邪念のなさ」が、見ていて気持ちいい。
読んで見たくなったら——『邪神ちゃんドロップキック【世紀末編】』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- TVシリーズ全部見ていて、キャラクターの関係性を把握している人
- 「結末より過程」派で、ループする日常コメディに安心感を覚える人
- 北斗の拳・世紀末パロディのノリを笑える程度には元ネタを知っている人
- クラウドファンディングで作られた経緯を知ったうえで見ると感慨が増す、という人
- 鈴木愛奈のぐだぐだした演技が好きな人
合わない人
- TVシリーズ未視聴で、いきなりSPから入ろうとしている人(前提知識がないと薄い)
- ストーリーが動いて完結することを期待している人
- 暴力描写(コメディ的なものでも)が苦手な人
- 「地域振興コンテンツ」の匂いがするものに生理的に拒否感がある人
次に見るなら
「悪落ちした超常存在が人間社会でぐだぐだ生きる」という構造が好きなら、ガヴリールドロップアウトがほぼ同じ栄養素を補給できる。天使と悪魔がゲームにハマって堕落するという設定で、邪神ちゃんの「帰れない魔界キャラ」とは違うが、日常ゆるコメディとしての完成度が高い。
「暴力オチのギャグが成立するノリ」に親和性があるならこの素晴らしい世界に祝福を!も相性がいい。爆裂魔法というワードが笑えるかどうかで見るかどうか判断してほしい。世紀末編のばかばかしい設定のノリとかなり近い。
「クラウドファンディング発のコンテンツ」「コアファン向けの濃度」という観点で選ぶなら、這いよれ!ニャル子さんシリーズのOVAなど、同時期に似た形で生き残ってきた作品群と並べて見ると、「この規模のアニメが存続する仕組み」について何かが見えてくるかもしれない。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『邪神ちゃんドロップキック【世紀末編】』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Huluで視聴できます。主要な動画配信サービスに幅広く対応しているため、すでに利用中のサービスからすぐに視聴を始められます。シリーズファンはもちろん、初めて邪神ちゃんドロップキックに触れる方もぜひこのスペシャル編をチェックしてみてください。






