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邪神ちゃんドロップキック’(ダッシュ)
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 11話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Nomad |
ゴシック系女子・花園ゆりねに召喚された悪魔ジャシンちゃん。帰還呪文がないため地上に取り残され、解放を求めて暴力に訴える。しかしゆりねも只者ではなく、強大な力を持つため容易ではない。二人の奇想天外な日常が繰り広げられる。
作品概要・あらすじ
あらすじ
魔法の研究に没頭するゴシック系女子・花園ゆりねが、ある日召喚してしまったのは下半身が蛇の悪魔・邪神ちゃん。地上に呼び出された悪魔は、召喚主を殺せば魔界へ帰還できる――そう信じた邪神ちゃんは、あの手この手でゆりねの命を狙い始めます。ところが当のゆりねは、ピッキングや拷問を平然とこなす只者ではない少女。返り討ちにされ続け、いつしか地上での共同生活が日常になっていきます。神々廻のメンバーや天使・悪魔の仲間たちも巻き込み、シュールでドタバタな掛け合いが続く第2期。原作の人気エピソードを軸に、笑いと毒っ気たっぷりの非日常コメディが展開します。
みどころ・魅力
① テンポ抜群の暴力系ギャグと容赦ないツッコミ
「召喚主を殺せば帰れる」という殺伐とした前提を、徹底的にコメディへ昇華しているのが最大の魅力です。邪神ちゃんの企みは毎回ゆりねに返り討ちにされ、その落差とテンポの良い掛け合いがクセになります。毒のあるブラックユーモアが好きな人ほどハマる一作です。
② 個性が暴走するキャラクターたちの群像劇
天使のぺこら、悪魔のメドゥーサやミノスなど、神々廻に集う面々がとにかく濃いのが見どころ。それぞれの欲望やズレた価値観がぶつかり合い、邪神ちゃんとゆりねの関係だけにとどまらない賑やかなアンサンブルへと広がっていきます。
③ 第1期から進化したノリと小ネタの数々
「’(ダッシュ)」となった本作は、パロディや時事ネタ、メタ的な小ボケがさらに加速。シリーズを追ってきたファンへのご褒美的な小ネタが多数仕込まれており、繰り返し観るほど発見がある作りになっています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 矢野孝典 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 筆安一幸 |
| キャラクターデザイン | 古賀誠 |
| 音楽 | 神馬譲、栗原悠希 |
| 音響監督 | 今泉雄一 |
| OP | ハルカ「時としてバイオレンス」 |
| ED | ザム「Love Satisfaction」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
最初は「あの低予算ギャグがよく続編まで生き延びたな」という野次馬根性で見始めた。一期のころ、画面の隅でフレームが足りていない感じや、明らかに動かない作画を逆手に取って笑いにしていたのを覚えていて、その続きがちゃんと形になっていることがまず可笑しかった。バカで好き、というのが正直な第一印象だ。
ところが二回目に見ると、笑いの種類が変わる。一回目は勢いで流していたやりとりが、二回目には「この二人、こんなに殺し合っているのに一緒にいるのをやめないんだな」と引っかかってくる。下品で雑なはずなのに、見終わると妙にあたたかい。この温度差に気づいてから、ただのギャグとして処理できなくなった。
殺意でしか触れ合えない者たちの、奇妙な家族の話
この作品は単なる「悪魔が召喚主を殺して帰ろうとするドタバタ」ではなく、暴力を愛情の代わりにしている連中の共依存を描いている、と二回目以降は受け取るようになった。邪神ちゃんは帰還呪文がないせいで地上に取り残され、ゆりねを殺せば帰れると信じて刃を向ける。けれど本気で帰りたいなら、もっと冷徹に、もっと計画的にやればいい。実際にはタコ焼きをたかり、安いマンションでだらだらし、結局ゆりねの部屋に居つづける。帰りたいと言いながら、帰る気がいちばん薄いのは邪神ちゃん自身だ。
ゆりねの側も同じで、容易に返り討ちにできる力を持ちながら、邪神ちゃんを追い出さない。彼女たちの関係には「好き」という言葉が一度も似合わないのに、画面に流れているのは紛れもなく情だ。殴る、刺す、燃やす——それがこの世界の住人の挨拶であり、距離の詰め方になっている。普通の物語なら愛情で埋める部分を、この作品は全部「殺意」という形に翻訳している。だからグロいのに泣けないし、優しいのに油断できない。
そして見落とせないのが、この作品自体がずっと「生き延びてきた」という事実だ。予算の苦しさをネタにし、それでも続きが作られて、ダッシュまで来た。帰る場所のない邪神ちゃんが、それでも今日も地上で生きているのと、この作品が打ち切られそうでしぶとく続いている構造は、どこかで重なっている。死なないこと、終わらないこと自体がギャグであり、同時に意地でもある。バカみたいな顔をして、けっこう本質的なことをやっている。
特に刺さったシーン
刺さったのは派手な流血の場面ではなく、日常がだらだら回っているところだ。序盤の、全員でくだらない理由に巻き込まれていくくだりで、思わず笑ったあとに「この空気が見たくて自分は再生しているんだな」と気づかされた。事件が解決するかどうかなんてどうでもよくて、この面子が同じ部屋に集まっている時間そのものが目的になっている。
声でいうと、鈴木愛奈の邪神ちゃんは、クズなのに憎めないという矛盾を声一本で成立させていて、悪態をつくときの軽さと、たまに弱音が混じる瞬間の落差がいい。あの調子の良さがあるから、刃物を持っても笑える。そして田中美海のランランがまた効いている。終盤の盛り上がりで、無邪気で間の抜けた声が場をぐにゃっとほぐす瞬間があって、緊張を一段下げてくれる。あの脱力を担当できる声は貴重だ。殺伐とした画面に一人こういうキャラがいるだけで、世界が安心して下品でいられる。
読んで見たくなったら——『邪神ちゃんドロップキック’(ダッシュ)』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ストーリーの進行より、好きなキャラが同じ部屋でだらけている時間を眺めたい人
- 下ネタとグロをギャグの調味料として笑える、胃の強いオタク
- 低予算を逆手に取った自虐や、作品の生存そのものを応援したくなる人
- 悪態の応酬の奥に情が見える、ねじれた関係性が好きな人
合わない人
- 流血・暴力描写そのものが受けつけない人
- 1話ごとに起承転結と感動的な着地を求める人
- キャラの言葉づかいが終始ガラが悪いと疲れてしまう人
- 作画の安定や映像の作り込みを最優先で見たい人
次に見るなら
メタとアナーキーさが好きならポプテピピック。物語をまともに進める気がまるでなく、悪ふざけの密度で殴ってくる感覚は邪神ちゃんと地続きで、両方ハマる人はとことんハマる。
「殺意混じりの同居」のニュアンスが効いたなら這いよれ!ニャル子さん。異形の存在が押しかけてきて、暴力と好意がぐちゃぐちゃに混ざった距離感で居ついていく構図は、邪神ちゃんとゆりねの関係に近い味がある。
下品な笑いの奥に情を仕込むバランスを味わいたいなら銀魂。くだらないギャグの合間に、ふいに人情を差し込んでくる緩急が好きなら、邪神ちゃんの「バカなのにたまに沁みる」温度とちゃんと響き合う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
『邪神ちゃんドロップキック’(ダッシュ)』は、dアニメストア、Amazonプライムビデオ、Huluで視聴できます。複数の主要サービスで配信されているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。アニメを幅広く観たい方はdアニメストア、映画やドラマもまとめて楽しみたい方はAmazonプライムビデオやHuluを選ぶとよいでしょう。
よくある質問
まとめ
『邪神ちゃんドロップキック’(ダッシュ)』は、dアニメストア、Amazonプライムビデオ、Huluで視聴できます。複数の主要サービスで配信されているため、すでに加入しているサービスがあればそのまま楽しめます。アニメを幅広く観たい方はdアニメストア、映画やドラマもまとめて楽しみたい方はAmazonプライムビデオやHuluを選ぶとよいでしょう。







