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HOME!
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Orange |
2124年、火星の調査団員クリストファーは地球から失踪した商業船を発見する。消失から3年が経ち、生存者の可能性は低いが、クリストファーは船内を探索する。そこで彼は少女シアンと出会う。
作品概要・あらすじ
あらすじ
2124年、人類が火星に進出した時代。調査団員クリストファーは、3年前に地球から忽然と姿を消した商業宇宙船の残骸を火星付近で発見する。生存者の望みは薄いと思われたが、彼は単身で船内を探索することを決断。暗く静まり返った廃船の中で、彼は一人の少女・シアンと遭遇する。彼女はなぜそこにいるのか。消えた船と少女をめぐる謎が静かに動き始める。みどころ・魅力
① 静寂が語る宇宙ホラーの空気感
廃船という閉鎖空間、3年間の沈黙、そして少女という異質な存在。説明過剰にならず、映像と間によって不穏さを積み上げる演出が秀逸です。SF設定でありながらホラー的な緊張感を保ち、「何かがおかしい」という感覚を最後まで維持しています。② 謎の少女・シアンの存在感
3年間無人のはずの船内に現れる少女・シアン。彼女の正体・目的・感情のあり方が物語の核心であり、その謎が視聴者を強く引きつけます。台詞や表情の少なさがかえって想像を掻き立て、作品全体の余韻を深めています。③ 短尺ONA形式ならではの濃密な物語
ONA形式の短い尺の中に、世界観の提示・緊張の高まり・衝撃の展開をコンパクトに詰め込んだ構成が光ります。テンポよく見られる一方、見終わった後に考えさせられる余白も残されており、SF・謎解き好きに刺さる作品です。キャスト・声優一覧






スタッフ
| 監督 | 織笠晃彦 |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 宮崎瞳 |
| 音楽 | 菱野洋介 |
| 美術監督 | 赤木寿子 |
| 音響監督 | 亀山俊樹 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、「HOME!」というタイトルを見たとき、何の話か全然わからなかった。SF・超自然、2021年ONA、それ以外の情報はほぼゼロ。配信サイトのサムネイルを何度かスクロールして通り過ぎたあと、ある晩に「まあ30分くらいなら」という気持ちでクリックした。
最初に見たとき、画面に映し出される宇宙空間の静けさと、2124年という設定の乾いた未来感に少し面食らった。「あ、これ思ったより真剣なやつだ」と。2回目に見て気づいたのは、冒頭の無線通信のノイズ——あの音が、作品全体のトーンをすでに決めていたということ。孤独と隔絶、そして「何かがおかしい」という予感。配信オリジナルならではの、尺を無駄にしない作りだった。
3年間の空白と、宇宙で問い直される「帰る場所」の意味
タイトルが「HOME!」である、というのは実は相当な確信犯だと思う。宇宙を舞台にしながら、この作品が問い続けているのは「どこに帰るのか」ではなく「帰れると思っていた場所は、まだそこにあるのか」という問いだ。
火星の調査団員クリストファーが発見するのは、失踪から3年が経った商業船。生存者の可能性は「低い」とされている——それは科学的な数字ではなく、もはや社会的な合意に近い。誰もが「いない」と思うことに慣れてしまっている場所に、クリストファーだけが足を踏み入れる。その動機が一切説明されないまま探索が始まる構成は、あえて「なぜ」を問わせる仕掛けだと解釈している。
そして彼が船内で出会う少女シアン。彼女の存在は、この作品における「HOME」の定義をひっくり返す。3年間という時間は、地球でもなく火星でもなく、その閉じた船の中でしか流れていなかった——そういう読み方ができる瞬間があって、そこが個人的には一番「おっ」となった場所だ。
単なるSFサバイバルでも、超自然ホラーでもない。宇宙という極限の孤立空間を使って、「帰還」という概念そのものを解体しようとしている作品だと思う。「HOME」とは場所ではなく、誰かがいる状態のことかもしれない——そういう問いかけを、説明せずに画面の空気感で渡してくる作り方が、このONAの核心にある。
特に刺さったシーン
クリストファーが船内でシアンと初めて対峙するシーン。廃墟同然の船に3年間「いた」少女、という状況の異様さを、過剰な演出なしに見せる。そこでの松本保典さんの声の使い方が絶妙で、動揺を抑えながらも息の乱れで「この人いまかなり怖い」とわかる声になっている。136本のキャリアが積み上げた技術というか、台詞の情報量ではなく呼吸で感情を乗せてくるタイプの演技で、2回目に聴くとより際立って聞こえた。
映像的には、配信オリジナル作品らしい丁寧なライティングが印象に残る。宇宙船内の光源設計が几帳面で、暗闇の中で人物の輪郭だけが浮かぶカットが繰り返し出てくる。「何かがいる」ではなく「誰かがいる」という差を、光と影だけで表現していた。
読んで見たくなったら——『HOME!』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 説明よりも空気感で語るSF作品が好きな人
- 短尺ONA・配信オリジナル作品に抵抗がない人
- 宇宙の孤独や隔絶をテーマにした静かな作品を求めている人
- 松本保典さんの演技目当てで探している人
- 「何の話かわかんない」まま最後まで引っ張られる体験が好きな人
合わない人
- SFはアクションや戦闘があってほしい人
- 物語の設定・世界観を丁寧に説明してほしい人
- 30分以内で完結する話に物足りなさを感じる人
- 超自然要素をホラーとして期待して入ると肩透かしになる可能性がある
次に見るなら
デブダイブやVivy -Fluorite Eye’s Song-のような、SFの設定を使いながら「人間とは何か」を問い続ける系統が好きなら、プラネテスも合うと思う。宇宙の孤独をリアリティ寄りに描いた作品で、HOME!の静けさに近い温度感がある。
また、閉鎖空間でのサバイバルと謎の存在という構造に惹かれたならシドニアの騎士を。こちらはアクション寄りで長尺だが、宇宙という舞台における「生きていること」の重みの描き方に通じるものがある。
配信の話をすると、HOME!はNetflix・U-NEXT・dアニメストア・Hulu・Disney+・DMM TVで視聴可能。DVDリリースはないので、配信が唯一の視聴手段になる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『HOME!』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflix・Hulu・Disney+の主要6サービスで配信中です。国内外の幅広いプラットフォームで視聴できるため、現在ご利用のサービスからすぐにアクセスできます。短尺作品ですので、隙間時間に気軽に視聴できるのも魅力です。
