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逮捕しちゃうぞ フルスロットル
| 放送年 | 2007年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 23話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Studio DEEN |
法医学の訓練をアメリカで受けた小早川美幸と、自衛隊レンジャー訓練を修了した辻本夏実が帰国し、大人気シリーズの第3期が始まる。二人は木戸警察署に復帰し、知恵と体力を駆使して犯罪と戦いながら、様々なハプニングに巻き込まれていく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
アメリカで法医学の訓練を積んだ小早川美幸と、自衛隊レンジャー訓練を修了した辻本夏実。それぞれ別の場所でスキルを磨いた二人が、ついに木戸警察署へ帰ってきた。交通課の名コンビが再集結し、持ち前の知恵と強靭な体力で日々の犯罪に立ち向かう。シリアスな事件から笑いあり涙ありのドタバタ劇まで、二人を取り巻く個性的な仲間たちとともに、木戸警察の賑やかな日常がふたたびスタートする。人気シリーズ第3期となる本作は、パワーアップした二人の活躍を存分に楽しめる作品だ。みどころ・魅力
① スキルアップして帰ってきた美幸&夏実のコンビ感
法医学と自衛隊レンジャーという異なる訓練を経た二人が再びバディを組む構図は、シリーズファンにとっての醍醐味。それぞれが成長した技術と個性をぶつけ合いながら事件を解決していく姿は爽快で、コンビネーションのテンポが心地よい。② アクションとコメディが絶妙に共存するテンポ感
シリアスな追跡劇や格闘シーンが一転してギャグに転換する展開は本シリーズならではのカラー。緊張と笑いのバランスが巧みで、重くなりすぎず、かつしっかり見せ場もある軽快なテンポが全編を通じて心地よく続く。③ 木戸警察署の個性豊かなキャラクターたち
主人公二人だけでなく、署内の上司・同僚・クセのある登場人物が織りなすやりとりが物語に深みを加える。シリーズを通じて愛され続けてきたキャラクターたちとの再会も、第3期ならではの楽しみのひとつだ。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 大畑晃一 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 高橋ナツコ |
| キャラクターデザイン | 中嶋敦子 |
| 音楽 | 西田マサラ、深澤秀行 |
| 美術監督 | 池田繁美 |
| 音響監督 | はたしょうじ |
| OP | アーチーノ「マイティー・バディ」 |
| ED | 石川智晶「44198」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「逮捕しちゃうぞって、こんなに続いてたんだ」——これが正直な第一印象だった。原作漫画は知っていたし、TVアニメ1期(1996年)もリアルタイム世代ではないけど記憶の片隅にある。それが3期まで制作されていたという事実を、なぜか2007年当時スルーしていた。
見始めたのは配信でふと見つけたのがきっかけで、「懐かしいな、ちょっとだけ」のつもりが2話連続で見ていた。美幸がアメリカで法医学を、夏実が自衛隊レンジャーをそれぞれ修了して帰ってきた、という設定の盛り方が妙に清々しくて。「女性警察官コメディ」というジャンルラベルに収まらない、ちゃんとアクションの重さがある。2回目に見たとき気づいたのは、ギャグの間のとり方が妙に丁寧だということ。テンポが速いのに、笑いの呼吸を急かさない。
「日常を守る」という地味な仕事を、誰よりも格好よくやること
この作品を「女性警察官の日常コメディ」と片付けてしまうのは、かなりもったいない。フルスロットルが3期として選んだのは、美幸と夏実を一度「外の世界」に送り出したうえで帰還させるという構造だ。法医学・レンジャーという非日常的なスキルを身につけて戻ってきた二人が、また木戸警察署の「普通の仕事」に就く——この落差が、作品の核にある。
ハリウッド映画なら、帰還後は即座に大事件に巻き込まれてスキルが炸裂する展開になる。でもこの作品はそうじゃない。自衛隊レンジャー修了者が駐車違反の処理をしたり、法医学の知識が近所のちょっとした揉め事に使われたりする。そのスケールダウンに笑いがあるんだけど、同時に「それでいいんだ」という肯定がある。
夏実を演じる玉川砂記子の声には、どこか体幹の強さみたいなものが出ていて、セリフの重さで「この人はちゃんとした訓練を受けてきた」と感じさせる。美幸役の平松晶子は逆に、知性があるのに少しズレたテンションが絶妙で、法医学知識をひけらかすシーンが笑いになるのはその演技あってのことだと思う。
「日常を守る仕事」は地味だが、この作品はそれを格好悪いとは一切描かない。派手な戦闘よりも、二人が連携してトラブルを収めるときの小気味よさのほうが、観ていてずっと気持ちいい。それがこのシリーズを1期から続けさせてきた理由なんだと、3期になって初めてはっきりわかった気がした。
特に刺さったシーン
夏実が身体能力をフルに使って犯人を追い詰める序盤のシーンで、玉川砂記子の声が一段低く落ちる瞬間がある。それまでの軽い掛け合いのテンションから切り替わるときの間のとり方が、「あ、この人ちゃんと戦える人だ」というスイッチを押してくる。ギャグ作品でこういう切り替えが機能しているのは、演者がキャラクターの「地」を持っているからで、単なるコメディリリーフじゃないのが伝わる。
もう一つは、折笠富美子演じる瀬奈が中盤で見せる、ちょっとした弱音のシーン。折笠さんはキャリア167本という数字に違わず、声のトーンだけで「強がっているけど疲れている」を表現できる人で、そこに島田敏演じる剣がさりげなく応じる流れが、夫婦間の空気として自然すぎた。テキストで読んだら何でもないセリフが、声でしか出ないニュアンスになっている好例だと思う。
読んで見たくなったら——『逮捕しちゃうぞ フルスロットル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 90〜00年代のサンデー作品が好きで、当時の空気ごと楽しめる人
- 派手な戦闘より、キャラクターの掛け合いと小さなトラブル解決に面白さを見出す人
- 折笠富美子・松本梨香・平松晶子ら、ベテラン声優の仕事を聴くのが目的になれる人
- 「強いけど日常もこなす女性キャラ」が好きな人(あくまで自然体として描かれている)
合わない人
- 現代アニメのテンポや作画クオリティを基準にしている人(2007年の水準として見ることが前提)
- 一話完結型のゆるい構成よりも、長期の伏線回収や重厚なストーリーラインを求める人
- 社会派な警察ドラマや、犯罪捜査のリアリティを期待する人
次に見るなら
あんさんぶるスターズ!ではなく——似た文脈でいくなら、こちら葛飾区亀有公園前派出所(TVアニメ)がある。法執行者が主人公のコメディという大枠は同じで、日常の小さな騒動をキャラクターの個性で乗り切る構造も近い。「逮捕しちゃうぞ」の後に見ると、警察コメディというジャンルの幅がわかる。
機動警察パトレイバーも外せない。女性が中心になって「普通の治安維持業務」をこなす話という意味で、美幸・夏実コンビの系譜にある。こちらはSF要素が入るが、「仕事としての警察」というリアリティの持ち方はかなり近い。フルスロットルの硬派さが好みなら、パトレイバーは間違いなくハマる。
夏目友人帳は直接のジャンル隣接ではないが、松本梨香がキャリアを通して持ってきた「芯のある女性キャラ」の系譜を追いたいなら、彼女の出演作を軸に掘っていくのが楽しい。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『逮捕しちゃうぞ フルスロットル』は、dアニメストアおよびU-NEXTで視聴できます。どちらのサービスも見放題ラインナップに対応していますので、気軽に第1話から楽しめます。シリーズ未体験の方も、本作から入ってみるのに十分な作品です。