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機動戦士ガンダム00 スペシャルエディション
| 放送年 | 2009年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 3話 |
| 制作 | Sunrise |
ガンダム00の第1期と第2期を凝縮した作品で、新規アニメーション映像と一部再録音されたセリフを含んでいます。
作品概要・あらすじ
あらすじ
2307年、化石燃料が枯渇した地球では三大勢力が世界を分割支配していた。そこに現れたのが、武力による戦争根絶を掲げる民間武装組織「ソレスタルビーイング」とそのガンダムたちだ。本作は『機動戦士ガンダム00』第1期・第2期の物語を凝縮再編集したOVA作品で、新規アニメーション映像と一部再録音されたセリジュを収録。より洗練された形でイオリア・シュヘンベルクの「対話」計画とその結末が描かれる。みどころ・魅力
① 第1期・第2期を凝縮した贅沢な再構成
TVシリーズ全50話分のエッセンスをスペシャルエディション3部作に集約。長大なシリーズを一気に追えるうえ、新規カットや再録音セリフによって場面の密度が増している。本編未視聴者の入門にも、ファンの復習にも最適な一作となっている。② 刹那・F・セイエイの成長を中心に据えた物語の再解釈
主人公・刹那の内面変化が再編集によってより鮮明に浮かび上がる。「戦いによって戦争をなくす」という矛盾した使命に揺れる少年が「純粋なガンダム」へと覚醒していく過程は、TVシリーズとはまた異なる感情で迫ってくる。③ 00ガンダムとダブルオーライザーの戦闘シーン美
再構成に際して戦闘演出が磨き上げられており、粒子「GNドライヴ」の輝きや大規模宇宙戦が迫力たっぷりに描かれる。水島精二監督×菅野よう子の音楽が融合した戦闘シーンは、ガンダムシリーズ屈指のクオリティを誇る。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 水島精二、長崎健司 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 長崎健司 |
| 美術監督 | 若松栄司 |
| ED | ミル・フェイス「I」 |
| ED | ミル・フェイス「Core」 |
| ED | ミル・フェイス「Refrain」 |
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アニメ
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「スペシャルエディション」というタイトルを見た瞬間に察した。要約版だな、と。00の本編は1期2期ともに何周かしていたので、知ってるシーンが続くのはわかっていた。それ自体は正解だった。基本的にはダイジェスト再編集のOVAで、本編未視聴でここから入ろうとするのはあまり勧めない。TVシリーズを全部見た後に見るもの、という前提が最初からある。
ただ、一部の新規カットと再録セリフが思ったより効いてくる。三木眞一郎さんのロックオンの声が、本編より少し落ち着いたトーンになっているシーンがあって、そこで初めて「ああ、これは見直す価値があるな」と気持ちが切り替わった。同じセリフでも、収録のタイミングと文脈が変わると声のニュアンスが変わる。そういう差異を拾える楽しさは、コアファン向けのOVAとしての正直な誠実さだと思っている。
「武力で武力をなくす」——自己矛盾を真顔で問い続けた作品
ガンダム00の核は、主人公サイドが最初から「自分たちは矛盾している」と半ば自覚しながら動いているところだ。ソレスタルビーイングという組織のコンセプト——武力による武力介入で戦争をなくす——は、論理的に詰めれば必ず崩壊する。視聴者にもわかる、キャラクターにも薄々わかっている、それでも動き続ける。この構造がシリーズ全体を貫いている。
刹那・F・セイエイというキャラクターの特異さはここにある。宮野真守さんの演技で面白いのは、刹那の台詞がほぼすべて「短くて断定的」でありながら、その短さの奥に膨大な空白を感じさせる点だ。「俺はガンダムだ」は一度笑って聞き流せるセリフだが、少年兵として戦争の中で育ち、ガンダムという概念に救われた男がその信仰を内面化しすぎた末の言葉だと受け取ると、笑えなくなる。2回目で気づいた。
神谷浩史さんのティエリア・アーデも同様で、1期序盤の冷淡さと終盤以降の変化のコントラストが、スペシャルエディションの圧縮されたテンポでは「前と後」として際立って見える。本編で段階的に積み上げたものが、編集されることで「変化の核」だけが残る。総集編というフォーマットが、意図せず編集者側の解釈を可視化する作業になっている。
「正しい暴力は存在するか」という問いに、00は最後まで答えを出さない。出せないまま終わる。それがこの作品の正直さで、きれいに着地させようとしなかったことを評価している。スペシャルエディションで再確認できるのは、その問いの重さが時間が経っても薄れていないということだ。
特に刺さったシーン
ロックオン・ストラトスが退場する前後の流れは、何度見ても見るたびに重さが変わる。三木眞一郎さんの演技の特徴は「明るく振る舞いながら何かを隠している」状態の表現で、ロックオンというキャラクターはまさにその役を地で行く。チームの空気を自然に保ち、誰よりも飄々としている。だからこそ感情が表に出る瞬間の落差が効いてくる。終盤の展開でここで声が揺れるのか、と気づいたのは3周目だった。
スペシャルエディションで見ると、前後の文脈が圧縮されているぶん余白が減る。余白が減ることで逆に「核」だけが残る。本編視聴済みの人間には、それが別の見方を提供してくれる体験になった。
もうひとつ印象的だったのはルイス・ハレヴィの変化の描かれ方。斎藤千和さんの演じるルイスは、物語の中盤以降に大きく変質するキャラクターだが、その変化の「入口」がどこにあったかを確認したくなる。特エディションのテンポで見ると、人間がああいう方向に変わるのに実はそれほど時間はかからない、という感触がより生々しく感じられた。
読んで見たくなったら——『機動戦士ガンダム00 スペシャルエディション』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ガンダム00の1期・2期を見終えて、もう一度俯瞰したい人
- 声優の演技の微差を拾える人(三木眞一郎・神谷浩史・宮野真守のファンは特に)
- 「総集編という編集の意図」を読む楽しさがわかるコアファン
- 武力介入・正義の自己矛盾といった重めのテーマが刺さるSFロボットアニメ好き
合わない人
- 本編未視聴でここから入ろうとしている人(まずTVシリーズから見るべき)
- 新規映像や新情報を期待している人(基本は再編集版)
- 戦闘作画だけを目当てにしている人(ドラマと政治描写の比重が高い)
- 総集編で本編を代替しようとしている人(それは無理がある)
次に見るなら
00が気に入ったなら、まず機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-(劇場版)を見てほしい。スペシャルエディションの「その先」にあたる位置づけで、TVシリーズが投げかけたままにした問いにひとつの決着をつける。ここまでがセットで、ここで初めて00という作品が閉じる。
武力介入の正当性と自己矛盾というテーマを別の文脈で味わいたいなら、コードギアス 反逆のルルーシュは外せない。00が静かに問いかけるとすれば、こちらは同じ問いを叫び声でぶつけてくる。キャラクターの過激さと物語密度が段違いなので、00の後に見るとスピード感の差に最初は戸惑う。
ヒューマンドラマの比重をさらに上げた方向で探すなら、蒼穹のファフナーも選択肢に入る。戦うことの代償と、それでも生き続ける人間を描く密度は00に近い。テンションは全体的に低く沈んでいて(褒めている)、夜中に一人で見るのに向いている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『機動戦士ガンダム00 スペシャルエディション』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオの3サービスで視聴できます。TVシリーズを見る時間がない方でも、このスペシャルエディションでガンダム00の全貌を効率よく楽しめます。各サービスの加入状況に合わせてお好みのプラットフォームからご視聴ください。



