薄墨桜 -GARO-

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2018薄墨桜 -GARO-

薄墨桜 -GARO-

★ 3.0 / 5.0アクションファンタジー超自然
放送年2018年
フォーマット劇場版
話数1話
原作オリジナル
制作Studio VOLN

平安の世、美しき都京の栄光の時代。二人の魅力的な陰陽師が出会うとき、悲しく儚くも美しい桜が…千年の後に花開く。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

平安時代——煌びやかな都・京が栄華を極めていたころ、二人の陰陽師が出会う。美しくも哀しい因縁を背負った彼らの邂逅は、千年という時を超えて咲き誇る儚い桜へと結実していく。魔戒騎士たちが跋扈する闇と対峙しながら、人の想いがいかに時代を超えて受け継がれるかを描いた、GAROシリーズの劇場作品。

みどころ・魅力

① 平安絵巻の美麗な世界観

GAROシリーズとしては異色の平安時代を舞台に、陰陽師や霊的な存在が息づく幻想的な京の都が描かれる。時代劇的な衣装・建築・言語表現が丁寧に再現されており、通常シリーズとは一線を画す雅やかな映像美を堪能できる。

② 儚く美しい桜をめぐるドラマ

タイトルに冠された「薄墨桜」が象徴するように、散り際の美しさと哀愁が作品全体を貫くテーマとなっている。二人の陰陽師の悲恋と宿命が交錯するストーリーは、GAROらしいアクションの中に純粋な感動をもたらす。

③ GAROシリーズのファンも初見も楽しめる独立した物語

本作は平安時代という独自の時代設定を採用した単独完結の劇場版であるため、シリーズ未見の視聴者でも物語に入りやすい構成となっている。一方でGAROの世界観・魔戒騎士の概念を知るファンにはさらに深く楽しめる仕掛けが随所に散りばめられている。

キャスト・声優一覧

星明
星明
メイン
朴璐美
雷吼
雷吼
メイン
中山麻聖
藤原道長
藤原道長
サブ
堀内賢雄
藤原保輔
藤原保輔
サブ
浪川大輔
金時
金時
サブ
矢島晶子
源頼信
源頼信
サブ
東啓介
天
サブ
鵜殿麻由
明羅
明羅
サブ
田中敦子

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スタッフ

監督西村聡
原案キャラデザ桂正和
キャラクターデザイン横山愛、海老原雅夫
音楽有限会社モナカ 、岡部啓一、高橋邦幸、高田龍一
美術監督橋本和幸
音響監督久保宗一郎
EDJAM Project「ヒトヒラ」

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

GAROシリーズはほぼ知らない。特撮ベースのやつ、くらいの認識で、本家を追っているファンからしたら「なんで見てんの」という感じかもしれない。それでも手を伸ばしたのは、浪川大輔朴璐美の名前が並んでいたからで、その2人が平安陰陽師ものに出ているというのが単純に気になった。

最初の30分は世界観に乗るのに時間がかかった。GAROの文脈を知らないから「このルールはどうなっている?」という感覚がずっとあった。それが薄れた瞬間、映画の本当の顔が見えてきた。平安京の美しさと、そこにある闇と、桜の重さ。GAROを知らなくても、この映画は映画として成立していた。

千年後に咲く桜——「美しいものを守る」ことの残酷さ

この映画を単なる時代劇アクションとして見ると、たぶん半分しか受け取れない。「薄墨桜」というタイトルが示す通り、核心は桜にある。平安の世に芽吹いた何かが、千年という時間をかけて開花するという構造。それは美しい話に聞こえるが、裏を返せば「千年、誰かが待ち続けた」ということでもある。

陰陽師という職能は、本来「見えないものと人間の世界の境界を管理する」仕事だ。その業の中で生きる2人が出会ったとき、そこには単純なロマンスよりも構造的な何かがある。「守る」という行為の非対称性、というか。守られる側には時間が流れても、守る側には何かが凍りつく。

朴璐美が演じる星明の声に、その凍りつきがある。喜びの声なのに、どこか時間の外にいるような響き。演出と演技が合わさって初めて出る質感で、劇場の音響で聴くと強く刺さった。泣けるとか感動するとか、そういう言葉では足りない何かだった。

「美しいものは儚い」というのはすでに使い古された言い方だが、この映画はその先を描こうとしている。儚いと知っていながら、それを守ろうとした人間たちの話。千年は長い。人間の寿命の何十倍も。その重さを、薄墨色の桜に乗せて届けてくる。「守ることの残酷さ」というテーマは、特撮という文脈を知らなくても、ちゃんと皮膚まで届いた。

特に刺さったシーン

序盤、藤原道長(堀内賢雄)が登場するシーンで、声の重さに思わず姿勢を正した。堀内さんのああいう声は老練な権力者に使われがちだが、この作品での使い方は少し違って、どこか憂いがある。権力の絶頂にいながら、何かを知っていて、何かを諦めている声。その含みが、後半の展開を反転させてくる伏線になっていた。

終盤に桜が開花する場面は、映画館のスクリーンで見たことが正解だったと確信した。薄墨色が画面いっぱいに広がる演出は、明らかに劇場を意識して設計されている。音響が要で、音が「降ってくる」感覚がある映画だった。静寂の使い方が上手くて、無音の瞬間ほど何かを語る。

浪川大輔の藤原保輔は、序盤と終盤で声のトーンが変わる。最初の軽さと鋭さが、後半になるにつれて何かを抱えた重さに変化していく。そのグラデーションがキャラクターの変化そのものになっていて、台詞の意味より声の変化の方が先に刺さった。

読んで見たくなったら——『薄墨桜 -GARO-』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 平安時代の雰囲気・陰陽師の世界観が好きな人。「陰陽師」「平家物語」が刺さった人には間違いなく合う
  • 声優演技を軸に作品を見る人。浪川大輔朴璐美堀内賢雄田中敦子がそれぞれ全力で仕事をしている
  • 派手な展開よりも余白と静寂で語る映画が好きな人
  • 千年単位のスパンで描かれる繋がりや約束に弱い人
  • GAROシリーズを追ってきたファン。文脈を持って見られる分、受け取れる層が増える

合わない人

  • GARO未見だと序盤の世界観説明が少なく、ペースを見失う可能性がある
  • テンポよく展開するアクション映画を求めている人。この映画は「間」が長い
  • 善悪がはっきりした勧善懲悪を期待している人。倫理の境界が曖昧な話なので

次に見るなら

平家物語(2021年・TVアニメ)は同じ時代の空気を持ちながら、「滅びの美学」を真正面から描いた作品。薄墨桜と直接の繋がりはないが、「千年のスパンで見た儚さ」「美しいものを記録することの意味」という感覚が共鳴する。山田尚子の静かな演出とも並べて見ると面白い。

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン(2020年)はジャンルが違うが、「守ることと待つことの重さ」「時間を越えた繋がり」という核心テーマが近い。薄墨桜で感情が動いた場所と、おそらく同じ場所が揺れる。劇場音響で見た経験がある人なら、あのスケール感も近いとわかるはず。

陰陽師(2001年・映画)は野村萬斎主演の実写だが、「見えない世界との交渉」「美と怪の混在」という点で系譜が近い。GAROとは全く別文脈だが、平安陰陽師ものとして薄墨桜の前後に置くと世界観の解像度が上がる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+

『薄墨桜 -GARO-』は現在、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスでも手軽にストリーミング視聴できますので、加入中のサービスからすぐにお楽しみいただけます。平安の雅と魔戒騎士の激闘が融合した唯一無二の作品を、ぜひこの機会にご覧ください。

よくある質問

Q. 『薄墨桜 -GARO-』はどこで視聴できますか?
A. dアニメストアとU-NEXTで配信されています。どちらも月額制のサブスクリプションサービスで、加入中であれば追加料金なしで視聴できます。
Q. GAROシリーズを知らなくても楽しめますか?
A. はい、楽しめます。本作は平安時代を舞台にした独立した物語であるため、シリーズ未見の方でもストーリーを追いやすい作りになっています。GAROのファンはもちろん、初めての方にも入り口として最適な作品です。
Q. 本作のジャンルや雰囲気を教えてください。
A. アクション・ファンタジー・超自然要素が融合した劇場版アニメです。平安時代を舞台に陰陽師と魔戒騎士が絡み合う幻想的な世界観で、桜をテーマにした切ない物語が展開します。
Q. 上映時間はどのくらいですか?
A. 劇場版アニメとして制作された本作は、一般的な劇場作品と同様の尺で完結します。腰を据えてじっくり鑑賞できるボリュームで、重厚な世界観を存分に味わえます。

まとめ

『薄墨桜 -GARO-』は現在、dアニメストアおよびU-NEXTで配信中です。どちらのサービスでも手軽にストリーミング視聴できますので、加入中のサービスからすぐにお楽しみいただけます。平安の雅と魔戒騎士の激闘が融合した唯一無二の作品を、ぜひこの機会にご覧ください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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