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この世界の楽しみ方~Secret Story Film~
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | CLAP |
HoneyWorks の 10 周年を記念して発表されたアニメ映画プロジェクト。映画は男性アイドルユニット「LIPxLIP」とそのメンバーであるユジロとアイゾの背後にあるストーリーを中心に展開する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
音楽クリエイター集団・HoneyWorksの10周年を記念して制作されたアニメ映画。彼らが生み出した人気男性アイドルユニット「LIPxLIP」のユジロとアイゾを主人公に、スクリーンには映らなかった素顔の物語が描かれる。華やかなステージの裏側に隠された二人の葛藤、絆、そして成長が、HoneyWorksによる書き下ろし楽曲とともに紡がれるファン必見の一作。みどころ・魅力
① HoneyWorks10周年を彩る書き下ろし楽曲の数々
本作はHoneyWorksが10年間積み上げてきた音楽世界の集大成として制作された。映画のために新たに書き下ろされた楽曲が随所に散りばめられており、映像と音楽が一体となった濃密な体験を届ける。HoneyWorksファンはもちろん、音楽映画として純粋に楽しめる仕上がりとなっている。② 「LIPxLIP」の素顔に迫るバックストーリー
ステージ上では完璧なアイドルを演じるユジロとアイゾ。しかし本作ではその仮面の下に隠された二人の本音と、互いへの複雑な感情が描かれる。キャラクターの内面を深掘りした脚本は、既存ファンにとっては新たな一面を発見できる満足度の高い内容だ。③ 劇場クオリティのアニメーションと演出
テレビシリーズとは一線を画す劇場版ならではの映像クオリティで、ライブシーンや感情的な場面が丁寧に描かれている。スクリーンの大画面で楽しむことを前提に設計された演出は、没入感が高く、音楽と映像の融合による高揚感を存分に味わえる。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 室井ふみえ |
|---|---|
| キャラクターデザイン | 大島美和 |
| 音楽 | 日向萌、ハニーワークス |
| 美術監督 | 二嶋隆文 |
| 音響監督 | 長崎行男 |
| OP | リップ×リップ「LOVE&KISS」 |
| ED | リップ×リップ「この世界の楽しみ方」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
HoneyWorksのMVはずっと追いかけていたから、「10周年で劇場版が出る」と聞いたときもそこまで身構えなかった。好きなアーティストの周年記念企画、という温度感で席に座った。そしたら開幕から音がでかい。劇場の音響でHoneyWorksの楽曲を浴びることになるとは想定していなくて、序盤の数分でもう予想外だった。
LIPxLIPというユニットはMVで断片的には知っていたけれど、ユジロとアイゾの関係性をまとめて追えるのは映画ならではだった。2回目に行ったのは福山潤と島﨑信長の掛け合いをもう一度ちゃんと聴きたかったからで、そのときに初見では気づかなかった細かい演出をいくつか拾えた。配信がない今、劇場でしか体験できない音圧と演技がある。
「LIPxLIP」というキャラを演じながら、本人でいることの話
アイドルものって表面上は「夢とか絆とか」に見えるけど、この映画が掘り下げているのはもう少し込み入った場所だ。ユジロとアイゾは「LIPxLIP」という名前と役割を与えられていて、それをちゃんとこなしている。でも映画が描きたいのは、その「こなしている」部分の下にある素の関係性だ。
HoneyWorks 10周年という文脈で、あえて「アイドル2人の表に出ない話」を選んだのは意味があると思う。10年間MVで積み上げてきたキャラクターの、ファンにはなかなか見せてこなかった側面。それを劇場という「外からは見えない閉じた空間」で見せる構造は、テーマと形式がきれいにかみ合っている。
島﨑信長の演じるアイゾは、愛想のよさの奥に時々硬いものが顔を出す。福山潤のイヴも含め、この映画は「ステージ上の彼ら」と「ステージを降りた彼ら」を声だけで描き分けようとしていて、それが実際にちゃんと機能しているのが面白い。声優陣の演技の解像度が高いからこそ成立するテーマでもある。
沢城みゆきや堀江由衣、茅野愛衣が絡む場面では、キャラクターの関係性に別のレイヤーが加わって、単なる「アイドル応援もの」には収まらない複雑さが出てくる。特にHoneyWorksの楽曲が物語の感情と重なる瞬間は、この映画がもっとも「映画らしくなる」タイミングだ。MV単体では見えなかった感情の重みが、ストーリーと組み合わさることで初めて機能している。この構造はシリーズをある程度知っている人ほど刺さる。知識量が感動量に比例するタイプの映画だから、「この世界の(以下略)」シリーズをどれだけ追ってきたかで体験がかなり変わる。
特に刺さったシーン
終盤、アイゾとユジロが向き合う流れで島﨑信長の声が一段落ちる瞬間がある。アイドルのテンションとは別の、素に近い低さ。ああ、このキャラにこの声を選んだ理由がここにあったんだな、と思った。HoneyWorks作品はMVで完結していることが多いから、こういう「引き算の演技」を聴ける場面は映画の特権だと感じる。
音響面でいうと、劇場でないと体感しにくい音圧の瞬間が序盤と終盤にある。HoneyWorksの楽曲は配信で聴き慣れているけれど、スクリーン前で浴びると輪郭が全然違う。それが演出とタイミングを合わせてくる場面では、思わず姿勢を正した。
福山潤のイヴは出番ごとにトーンが微妙に違っていて、「ほかのキャラへの対応を変えている」細かさがある。2回目で初めて気づいて、1回目の自分が大雑把に聴いていたことを少し反省した。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- HoneyWorks のMVや楽曲をもともと追っている人
- LIPxLIP のキャラクターに愛着がある人
- 「この世界の(以下略)」シリーズの文脈を知っている人
- 福山潤・島﨑信長の演技を劇場音響で体験したい人
- アイドルの「表の顔と素の関係性」の話が好きな人
合わない人
- HoneyWorks の作品群をまったく知らない状態で入る人(感情移入の土台がないとしんどい)
- ストーリーの密度やドラマ的な起伏を重視している人
- 配信で手軽に見たい人(現状 Amazon DVD 購入のみ)
- ライブ・コンサート映像的なものを期待している人
次に見るなら
KING OF PRISM by PrettyRhythm——男性アイドルが「ステージに立つ意味」をど直球で描いた劇場作品。HoneyWorks映画と同じく「劇場で見てなんぼ」の側面が強く、閉じた空間でしか体感できない熱量がある。テンションのベクトルはまったく別だが、このジャンルの振れ幅を知るうえで一度は通っておきたい一本。
アイドリッシュセブン(一期)——男性アイドルユニットの表舞台と素の関係性を丁寧に積み上げるシリーズ。楽曲と感情の絡め方、キャラクターの長期的な掘り下げ方がジャンルとして近い。LIPxLIPのあの距離感が好きなら、IDOLiSH7とTRIGGERの関係性にも同じ種類の引っかかりを覚えると思う。
うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEキングダム——男性アイドルアニメの劇場版という形式での比較対象として置いておきたい一本。こちらはライブシーンの没入感を全面に出した構成で、映画館体験の使い方の違いがはっきりわかる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では「この世界の楽しみ方~Secret Story Film~」の定額制配信サービスへの配信は確認されていません。視聴を検討される場合は、DVDやBlu-rayなどのパッケージ版の購入・レンタルをご利用ください。最新の配信状況は各サービスの公式サイトでご確認いただくことをおすすめします。
