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からかい上手の高木さん
| 放送年 | 2018年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Shin-Ei Animation |
西片はクラスメイトの高木に毎日からかわれている。高木は西片の行動を熟知しており、彼の反応を完全に予測できるため、西片が言い返すことはほぼ不可能だ。それでも西片は、いつか高木をからかい返してやると誓っている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
中学生の西片は、隣の席のクラスメイト・高木さんに毎日からかわれている。西片の思考や行動を完全に読み切った高木さんは、どんな反撃も軽々と交わしてしまう。「いつか絶対に高木さんをからかってやる」と誓いながらも、次々と一本取られ続ける西片。そんな二人の放課後や校内での他愛ないやり取りを通じて、少しずつ縮まっていく距離を描いた青春ラブコメディ。みどころ・魅力
① 読めそうで読めない「高木さんの一手先」の面白さ
西片が仕掛けるたびに、いつも一歩先を行く高木さん。どうやって見抜いたのか、その答え合わせがテンポよく繰り返されるため、視聴者も思わず「今度こそ!」と前のめりになる。勝負の結末よりも、そのプロセスを楽しむのがこの作品の醍醐味だ。② セリフより雄弁な「表情と間」の演出
高木さんが西片を見つめる視線の温かさ、一瞬の沈黙の使い方など、セリフで語らない部分にこそキャラクターの感情が凝縮されている。穏やかなBGMと小豆島の風景が重なり、独特のゆったりとした空気感が心地よい余韻を生む。③ 「からかい」の裏に滲む、真っ直ぐな好意
高木さんが西片をからかうのは、純粋に彼のことが好きだから。意地悪とは無縁のその関係性は見ていて清々しく、思春期特有のもどかしい感情が丁寧に描かれている。シリーズを通じて少しずつ変化していく二人の関係も見どころのひとつ。キャスト・声優一覧




















スタッフ
| 監督 | 赤城博昭 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 横手美智子 |
| キャラクターデザイン | 高野綾 |
| 音楽 | 堤博明 |
| 音響監督 | 榎本崇宏 |
| OP | 大原ゆい子「言わないけどね.」 |
| ED | 高木さん「気まぐれロマンティック」 |
| ED | 高木さん「AM11:00」 |
| ED | 高木さん「自転車」 |
| ED | 高木さん「風吹けば恋」 |
| ED | 高木さん「小さな恋のうた」 |
| ED | 高木さん「愛唄」 |
| ED | 高木さん「出逢った頃のように」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「からかいもの」というジャンルへの偏見が正直あった。主人公が一方的にやられ続けるやつは、見ていてストレスが溜まる、というイメージ。それでも積んでいたのを消化する気分で再生したら、気づいたら全話終わっていた。
最初の数話は「ああ、こういうやつね」と思って見ていた。西片がからかわれる、赤くなる、高木さんがにこっとする。パターンが読めてしまうから、ある種の安心感がある。問題は2周目だ。1回目は西片を追って見ていたのに、2回目は高木さんの顔ばかり見ていた。彼女がどのタイミングで何を考えていたのか、そっちが気になって仕方なくなる。この構造のずるさに気づいたとき、「やられた」と思った。
高橋李依の声が絶妙に効いている。高木さんは「勝ち誇る」わけじゃない。余裕があって、でも少し楽しそうで、微妙に照れている。その三層を一言の中に入れてくる。梶裕貴の西片も、「恥ずかしい男の子」を演じながらどこか憎めない誠実さが出ていて、声だけでキャラクターの誠実さが伝わってくる。
高木さんはずっと告白していた——からかいは「好き」の別名だという話
この作品を「からかいコメディ」として見ると、ちょっと外れる。表面は確かにそうだ。高木さんが仕掛けて、西片が負ける。繰り返し。でも実際に積み重なっていくのは、それだけじゃない。
高木さんが西片のことを知り尽くしているという設定が、この作品の核だと思う。相手の反応を完全に予測できるというのは、言い換えれば「ずっと観察し続けていた」ということだ。好きじゃない人間をそこまで見ない。「からかう」という形式を借りているが、高木さんがやっていることは実質的に愛情表現の連続で、西片だけがそれに気づいていない。
面白いのは、視聴者はかなり早い段階でそれに気づくという点だ。だから「西片、気づけ」という焦れったさと、「気づかないからこそ続く」という矛盾した快楽が同時に走る。高木さんが負けるシーンが意図的に設計されているのも、彼女が無敵の存在ではなく、好きな相手の前でちゃんと揺れている女の子であることを示すためだろう。あのシーンが入ることで、一気に人間っぽくなる。
2回目に見て気づいたのは、高木さんが西片を「試している」というより「確かめている」という感覚だ。この人は誠実か、正直か、自分の気持ちに向き合えるか。からかいがそのテストの手段になっている。西片がムキになっても騙されなくても、高木さんにとっては全部情報で、全部「好き」の根拠になっていく。見ていてこっちが恥ずかしくなるのは、そういう構造が透けて見えるからだと思う。
サブキャラ陣の挿話も同じ主題の変奏として機能している。岡本信彦の高尾がらみのエピソードは、「どちらが先に動くか」というチキンレースで、同じテーマを別のテンションで見せてくる。市道真央のユカリも含め、脇の恋愛模様が「主役の関係性の相対化」として働いていて、構成が地味に丁寧だ。
特に刺さったシーン
終盤、高木さんが西片に対して「ちゃんと見ていた」ことが露わになる展開がある。具体的な台詞を言うより、何気ない行動の積み重ねとして示してくる。「そんなことまで覚えてたの」という種類の情報が出てきたとき、思わず再生を止めた。止めて、少し前から見返した。
高橋李依がそういうシーンで声を少し落とすのが上手い。普段は余裕のある「くすっ」という感じなのが、本音に近い言葉のときだけトーンが変わる。それが意図的なのか自然にそうなるのかはわからないが、2周目に聞くと「あ、ここだ」と思う瞬間がいくつかある。
もう一か所は、西片が「一度くらい勝ちたい」と本気になる話で、内田雄馬の中井がさりげなく背景で笑っているシーン。本筋と関係ないのだが、クラスの空気として成立していて、こういう細部の積み重ねが日常系の強さだと改めて思った。
読んで見たくなったら——『からかい上手の高木さん』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 「告白まで行かない手前の関係」が一番おいしいと思っている人
- 日常の小さな積み重ねで感情が動く、ゆっくりした作品が好きな人
- 声優の演技の細かいニュアンスを聞き取る楽しみがある人
- 中学時代の甘酸っぱい記憶を掘り起こされたい人(掘り起こされる)
合わない人
- 「主人公が勝つ・成長する」という展開を求めている人——西片はほぼ負け続ける
- ストーリーの起伏やカタルシスを期待している人——山場らしい山場はほぼない
- 短編オムニバス形式が苦手な人——各話がほぼ独立したショートコントなので、物語の連続性を求めると肩透かし
- 「からかわれること」自体が不快な人——西片の立場に強く感情移入すると消耗する可能性がある
次に見るなら
かぐや様は告らせたい——「どちらが先に動くか」という心理戦の構造が近い。こちらはもっとコメディ色が強く、頭脳戦の演出がコテコテで楽しい。高木さんの静かな余裕とは対照的に、登場人物全員が全力でプライドをかけているのが笑える。
ちはやふる——競技という形式を借りながら、実質的に「好きな人の前で正直になれるか」を描いている点が共鳴する。高木さんのような「ずっと見ていた」密度の愛情表現が、より長い時間軸で展開される。競技シーンの熱量も本物。
小林さんちのメイドラゴン——日常系の温度感と、「変わらない日々の中に確かにある感情」という構造が似ている。ジャンルは全然違うが、「何気ない場面の積み重ねで気づいたら情が移っている」という体験は共通する。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ | |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『からかい上手の高木さん』はdアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Netflixで配信中のため、主要サービスのいずれかを契約していれば今すぐ視聴できる環境が整っている。複数サービスで展開されているので、普段利用しているプラットフォームからそのままアクセスできるのも嬉しいポイントだ。






