※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

劇場版 からかい上手の高木さん
| 放送年 | 2022年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Shin-Ei Animation |
高木と西片の中学最後の夏が始まろうとしている。二人は捨てられた子猫を見つけ、花と名付けて母親が見つかるまで一緒に世話することにする。そこから始まる、ふざけあいと笑いに満ちた、若き恋愛の感動的な物語。
作品概要・あらすじ
あらすじ
高木さんと西片の、中学最後の夏が始まろうとしていました。いつものようにからかい合う二人は、ある日、捨てられた一匹の子猫と出会います。「花」と名付けたその猫の母親が見つかるまで、二人で一緒に世話をすることに。子猫のお世話を通して少しずつ縮まっていく距離、ふざけあいの中にふと顔をのぞかせる本当の気持ち。笑いと甘酸っぱさに満ちた中学生活のクライマックスを、テレビシリーズの集大成として描き出す感動の劇場版です。誰もが経験した「あの夏」の温度を、丁寧に切り取った一作になっています。みどころ・魅力
① 中学最後の夏を描く「集大成」としての特別感
テレビシリーズで積み重ねてきた二人の関係が、いよいよ中学最後の夏を迎えます。日常の延長線上にありながらも、卒業という終わりを意識させる空気感が全編に漂い、劇場版ならではの締めくくりの重みを感じさせます。ファンにとっては待望の到達点です。② 子猫「花」がつなぐ二人の距離
捨て猫の世話という共同作業が、高木さんと西片を自然に近づけていきます。猫を口実に会う時間が増え、いつものからかいの応酬にも少しずつ違う色が混ざっていく。動物を介して描かれる青春の機微が、本作のもう一つの主役と言える魅力です。③ スクリーンで映える夏の情景と演出
入道雲、夕立、蝉の声――劇場のスケールで描かれる夏の風景は格別です。背景美術や光の表現がぐっと豊かになり、二人のやりとりをより瑞々しく彩ります。テレビシリーズの空気はそのままに、映画的な丁寧さが加わった映像も見どころです。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 赤城博昭 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 福田裕子 |
| キャラクターデザイン | 高野綾 |
| 音楽 | 堤博明 |
| 美術監督 | 笠原由紀 |
| 音響監督 | 榎本崇宏 |
| OP | 大原ゆい子「はじまりの夏」 |
| ED | 高木さん「明日への扉」 |
| ED | 高木さん「天体観測」 |
| ED | 高木さん「fragile」 |
| ED | 高木さん「君に届け」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
正直に言うと、テレビシリーズを3期まで追ってきた惰性で劇場に足を運んだ。からかわれて、たじろいで、また仕掛けられて——あの一定のリズムが好きだっただけで、映画になったところで構造は変わらないだろうと高をくくっていた。ところが冒頭、子猫を拾うあたりで雲行きがあやしくなる。テレビの一話完結のテンポではなく、ひと夏という時間がちゃんと流れているのだ。最初は「いつもの高木さんを大画面で見るだけ」のつもりが、終盤には背筋を伸ばして観ていた。二度目に配信で見返したときに気づいたのは、西片の表情が前半と後半でまるで違うこと。からかわれているはずの彼が、いつのまにか自分の感情に追い越されている。その変化を、劇場の暗がりで最初に浴びたのは、わりと得難い体験だった。
「最後の夏」という締め切りが、からかいを告白に変えていく話
この映画が描いているのは、単なる中学生の甘酸っぱい日常の延長ではない。テレビシリーズが「終わらない放課後」を無限に引き延ばす作りだったのに対して、劇場版にははっきりと終わりが置かれている。中学最後の夏。卒業すれば、この距離感のまま隣にいられる保証はどこにもない。その「締め切り」が、二人の関係をじわじわと変質させていく。
面白いのは、高木さんの仕掛けが今までと同じなのに、意味がずれて見えてくることだ。彼女のからかいは、もともと相手の反応を引き出すための遊びだった。でも残り時間が見えてくると、その一つひとつが「あなたの本心が見たい」という、ほとんど祈りのような問いかけに変わる。高橋李依の声が、その変化を取りこぼさない。同じ「西片」と呼ぶ声でも、序盤の悪戯っぽさと、終盤のかすかに震える響きはまるで別物で、彼女が遊んでいるのか、本気で踏み込もうとしているのか、聞いているこちらが判別できなくなる瞬間がある。
そして拾った子猫の花。母猫が見つかるまでの期間限定の世話、という設定が、二人の関係そのものの比喩になっているのが憎い。いつか手放さなければならないかもしれないものを、それでも今は一緒に抱える。期限つきだからこそ大事にする。この映画は、永遠を約束できない子どもたちが、有限の時間をどう引き受けるかという話なのだと思う。からかいという軽い遊びの皮をかぶせて、その下でずっと「終わり」と「これから」を見つめている。コメディの顔をした、けっこう真剣な時間の物語だ。
特に刺さったシーン
終盤、いつものからかいの応酬の中で、西片が一瞬だけ言葉に詰まる場面がある。これまで何百回と反射的に言い返してきた彼が、そこでは反論ではなく、もっと不器用な何かを口にしようとして、結局言えない。梶裕貴の芝居がここで効いてくる。怒ったような、照れたような、けれど決定的に違う、息を呑むあの間。テレビシリーズで積み上げてきた「負け続ける西片」の蓄積があるからこそ、彼が初めて勝ち負けの土俵から降りようとする瞬間に、思わずこちらまで呼吸を止めてしまった。高木さんがそれを見て、いつものように微笑むのだけれど、その笑みにも今までとは違う温度がある。からかう側とからかわれる側、という固定された役割が、ほんの少しだけ溶ける。音響の整った劇場で、二人のあいだに落ちた沈黙の長さをそのまま味わえたのは、間違いなく映画館で観た価値だった。
読んで見たくなったら——『劇場版 からかい上手の高木さん』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テレビシリーズを追ってきて、二人の関係に「その先」を見たい人
- 派手な事件より、表情や間の機微で感情を読むのが好きな人
- 中学時代の、名前のつかない距離感を覚えている人
- 劇場の音響と静寂で、沈黙の重さまで味わいたい人
合わない人
- テレビシリーズ未見で、いきなり関係性の最終局面から入る人
- 大きな展開やドラマチックな起伏を求めている人
- じれったい距離感そのものが苦手な人
次に見るなら
からかいの奥にある「言えなさ」が好きだったなら、からかい上手の高木さんのテレビシリーズを最初から見返すのが一番効く。劇場版の重みは、あの積み重ねがあって初めて成立しているから。
不器用な二人がじわじわ近づく感じが刺さったなら、となりの怪物くんもおすすめ。距離の詰め方は不器用だけど、その不器用さこそが愛おしいタイプの話。
もう少し大人の、言葉にならない感情の駆け引きを見たいなら、月がきれいへ。中学生の淡い恋を、ここまで静かに丁寧に描いた作品も珍しい。高木さんの「最後の夏」が好きなら、確実に響くはず。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
劇場版 からかい上手の高木さんは、dアニメストア、U-NEXT、DMM TVの3つの配信サービスで視聴できます。アニメ作品に強いdアニメストアをはじめ、いずれのサービスでも見放題で楽しめるため、自分が使いやすいサービスを選んで視聴するのがおすすめです。各サービスの無料お試し期間を活用すれば、初めての方でも気軽に作品をチェックできます。




