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クソゲーって言うな!アニメーション
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | ONA |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | Charaction |
RPGゲーム「クソゲー」を舞台にした物語。主人公ライデイスはゲームがプレイされていない間に、他のキャラクターたちと出会い、ゲームのストーリーを変えようと決意する。しかし、セリフを言い間違えたことで状況は次々と予想外の展開へと螺旋していく。
作品概要・あらすじ
あらすじ
RPGゲーム「クソゲー」の世界を舞台にしたコメディONA。主人公の勇者ライデイスは、プレイヤーにゲームが起動されていない静かな時間に、モンスターや仲間キャラクターたちと交流し、退屈なゲームシナリオを自分たちの手で書き換えようと奮起する。しかし、肝心の場面でセリフを言い間違えたり、仲間が予想外の行動をとったりするたびに、話はどんどん脱線してカオスな方向へと転がっていく。ゲームキャラクターたちの「中の人」事情を描いた、メタ視点のギャグアニメ。みどころ・魅力
① ゲームキャラが「主役」になるメタコメディ
ゲームがプレイされていない間のキャラクターたちの日常を描くという発想が独特。勇者も魔王も「仕事中でないとき」は普通に悩んだりダラけたりしており、RPGの王道設定をひっくり返すメタな笑いが全編に貫かれている。ゲーム・アニメ好きほど刺さる構造になっている。② 言い間違いが引き起こす予測不能な連鎖展開
ライデイスがセリフを一言でも間違えると、そこから話がどんどん違う方向へ転がっていく「連鎖コント」形式がこの作品の核。一つのミスがどこまで広がるか読めない展開のテンポ感は、ショートアニメならではのキレの良さで楽しめる。③ 短編ながら個性豊かなキャラクターアンサンブル
ライデイスをはじめ、各キャラクターがゲームの「役割」と本来の個性のギャップをそれぞれ持っており、短い尺の中でも掛け合いのバリエーションが豊富。1話完結に近い構成なので、どこから見ても気軽に楽しめる入りやすさも魅力のひとつ。キャスト・声優一覧






















スタッフ
| 監督 | 山本雄三 |
|---|---|
| 原作 | おもちさん |
| 原案キャラデザ | 野愛におし |
| キャラクターデザイン | ミルミルワークス |
| 音楽 | 松野恭平 |
| 美術監督 | 山田美伸 |
| ED | 太田家「クソゲーって言うな!」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間に笑った。「クソゲーって言うな!」というその必死さが、もうすでにコメディとして機能している。実際にクソゲーをやり込んだことのある人間なら、この絶妙な防衛反応に覚えがあるはずだ。「これは味があるんだよ」と言いたい気持ちと、「でも確かにクソゲーだな」という冷静な自分が共存している、あの感覚。
最初に見たとき、正直ONA特有の粗さを覚悟して再生した。配信オリジナル作品はTVアニメと比べてどうしても映像の密度や尺設計が違う。ところが、ゲームの「プレイされていない間」という視点設定がしっかりしていて、その着眼点だけで画面に引き込まれた。2回目に見ると、序盤のセリフの伏線が拾われているのに気づいて、「あ、ちゃんと考えて作ってある」と印象が変わった。言い間違いから始まる物語の螺旋構造、1周目では笑えたところが2周目では「ここで既に崩れてたのか」と見えてくる。
「間違えたまま進む」ことが、実はゲームの本質だという話
この作品が描こうとしているのは、表面上はゲームキャラクターたちのドタバタコメディだ。しかし見ていると、もう少し意地悪な視点が裏に潜んでいることに気づく。主人公ライデイスがセリフを言い間違えるところから物語が転がり始めるのだが、そもそもRPGのキャラクターというのは「決められたセリフを言うだけの存在」として設計されている。その設計から外れた瞬間に、物語が予想外の方向へ動き出す。
これはゲームの話でありながら、台本や「あるべき姿」から外れることへの肯定の話でもある。プレイヤーがいない間に自分たちで動き出す、というコンセプト自体が「キャラクターに意志があったら?」という問いかけで、それが言い間違いによって加速する構成は、「誰かが設計したストーリー通りに生きなくていい」というテーマの入れ方として思いのほか丁寧だ。
コメディの皮を被っているので声高にそんなことを言いはしない。ただ、ライデイスが「ゲームのストーリーを変えよう」と決意する場面には、クソゲーと言われながらも愛された作品に宿るような、不完全さへの愛着みたいなものが滲んでいる。完璧なAAAタイトルには出せない何かが、クソゲーにはある。作品タイトルの「言うな!」は禁止ではなく、照れ隠しの叫びだと2回目以降は聞こえてくる。
特に刺さったシーン
序盤、ライデイスが決意に満ちた顔で重要なセリフを口にしようとして、盛大に噛む場面。ここの間のとり方が絶妙で、キャラクターが「しまった」と気づいた瞬間の空白が、声優の演技で完璧に表現されている。コメディにおいてこの「間」は命で、台本の上手さというよりも、声優がどこで息を止めて、どのタイミングで次のセリフに行くかで笑いの質が変わる。このシーンはその呼吸が揃っていた。
それと、キャラクター同士が「プレイヤーがいない間」に見せる素の会話。ゲームキャラクターとしての役割から外れた瞬間のちょっとした人間くさい反応——そういう細部に、作り手がこのコンセプトを本気で面白がっているのが伝わってくる。ONA作品で尺が短い分、一つひとつの場面に無駄がなく、「この設定でどこまでやれるか」という実験性がある。
読んで見たくなったら——『クソゲーって言うな!アニメーション』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- クソゲーを「クソゲーだけどなんか好き」と言える人種
- RPGのキャラクターが裏でどう過ごしているか考えたことがある
- 短時間でさっと見られるコメディを探している
- 言い間違い・噛み展開から転がるコントの構造が好き
- 配信オリジナルの実験的な作品に対して寛容
合わない人
- しっかりした作画クオリティや映像密度をコメディにも求める
- ゲームやRPG文化への前提知識がなく、メタ的な笑いに乗れない
- 話数をかけてキャラクターを掘り下げるタイプの作品が好き
- 短編・実験的フォーマットに対して「尺が足りない」と感じやすい
次に見るなら
ゲーム世界の内側から「設計されたストーリー」をひっくり返すという構造が好きなら、この素晴らしき世界に祝福を!は外せない。転生したゲームの世界で「テンプレ通りに生きるはずが全然そうならない」という笑いの作り方が近い。声優陣の掛け合いのテンポも参考になる。
セリフの言い間違い・コミュニケーションのズレが連鎖してドタバタになる展開が好きなら、はたらく魔王さま!も合う。異世界から現代に落ちてきた魔王が「設定」と「現実」のギャップに翻弄される構造は、ゲームキャラクターが「台本」と「自分の意志」のギャップに翻弄される本作と笑いの源泉が似ている。
ONA・短編フォーマットのまま実験的なコメディをもっと掘るなら、ポプテピピックという選択肢もある。方向性はかなり違うが、「メタ的にジャンルやフォーマットを弄る」という姿勢では共鳴する部分がある。耐性があるなら。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『クソゲーって言うな!アニメーション』は、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオの3サービスで視聴できます。いずれも各サービスへの登録・契約が必要ですが、無料体験期間を利用してまず試してみるのもよいでしょう。ショートアニメ形式で1話あたりの尺が短いため、すき間時間に気軽に楽しめます。
