アキカン!

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2009アキカン!

アキカン!

★ 2.8 / 5.0コメディセクシー
放送年2009年
フォーマットOVA
話数1話
原作ライトノベル

高校生・大地翔は自動販売機で買ったメロンソーダの缶が、美しいが冷淡な少女「メロン」に変身したことに驚く。同様に缶から生まれた「空き缶」の少女たちが次々と現れる。彼女たちが人間の姿でいるには、二酸化炭素を注入する必要があるという設定の物語。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

高校生・大地翔は、自動販売機で購入したメロンソーダ缶から美しくも冷淡な少女「メロン」が誕生したことに驚愕する。実は彼女は「空き缶美少女」と呼ばれる存在で、人間の姿を保つには口移しで二酸化炭素を注入してもらう必要があった。やがて他の缶から生まれた少女たちも次々と翔のもとに集まり、にぎやかで騒がしい共同生活がはじまる。個性豊かな空き缶少女たちとの奇妙なラブコメディ。

みどころ・魅力

① 「缶から少女」という唯一無二のぶっ飛び設定

自動販売機の缶が美少女に変身し、しかも人間形態を維持するために「CO2の口移し」が必要というトンデモ設定が最大の個性。「なぜそうなるのか」を一切考えさせないスピード感とノリのよさが、このジャンルならではの笑いを生んでいる。

② キャラクターの対比で生まれるコメディテンポ

クールで毒舌なメロン、明るく素直な別缶少女など、個性の異なるキャラクターが翔を巡って衝突する展開がテンポよく続く。日常系ラブコメとして気軽に見られるゆるいノリが心地よく、OVAという短めのフォーマットとも相性がよい。

③ 2000年代後半ラブコメの「あの空気感」を堪能できる

2009年放映のハーレムラブコメ特有の絵柄・演出・テンポが詰まった作品。当時のアニメを懐かしむ視点でも楽しめる一方、コメディとサービスシーンのバランスはこの時代のOVAらしい仕上がりになっている。

キャスト・声優一覧

大地カケル
大地カケル
メイン
福山潤
メロン
メロン
メイン
成田紗矢香
エール
エール
サブ
能登麻美子
未来
未来
サブ
中島愛
東風揺花
東風揺花
サブ
大久保藍子
宮下美咲
宮下美咲
サブ
広橋涼
ぶど子
ぶど子
サブ
悠木碧
木崎愛鈴
木崎愛鈴
サブ
豊口めぐみ
男屋秀彦
男屋秀彦
サブ
置鮎龍太郎
甘字五郎
甘字五郎
サブ
岡本信彦
天空寺なじみ
天空寺なじみ
サブ
豊崎愛生

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スタッフ

原案キャラデザ鈴平ひろ
音響監督高寺たけし
OPちゃーみー♡くいーん「ミラクル・プランができちゃった!」
EDノミコ「Koisora Recycling featuring Recycling」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

「缶ジュースが女の子になる」という設定を聞いたとき、正直なところ「あー、そういう時代だったな」としか思わなかった。2009年というのは、とにかく「何かが女の子になる」ことがコンテンツとして成立していた時代で、アキカン!はその中でも比較的直球な一本だ。本作はTVシリーズ本編の補完OVAなので、未視聴の状態で見るとコンテキストがかなり薄くなる。先にTV版を全話見ておくのが前提だと思っていい。

OVA単体の構成は「サービス回+後日談」で、本編を見終えてからご褒美的に開く作りになっている。最初に見たとき、正直テンションを持て余していた。が、2回目で見ると、福山潤が演じる大地カケルの情けなさと、能登麻美子が声を当てるメロンの冷淡さのバランスが、TV版から一貫した「この距離感」をきちんと維持していることに気づく。それがこのOVAの一番の誠実さだと思う。

「容れ物から生まれた自己」——出自を問わず、ただ今ここにいる話

アキカン!を「缶ジュースが女の子になるギミック」だけで片付けると、見えなくなるものがある。このシリーズが一貫して描いているのは、「存在の出自を問われずに、ただ今ここで関係を結ぶ」という話だ。メロンも、エール(能登麻美子)も、ぶど子(悠木碧)も、もとは自動販売機の中に並んでいた商品にすぎない。人間の姿でいるために二酸化炭素を注入し続けなければならないという設定は、一見ギミックに見えて、実は「自分がここにいるためのコスト」を常に意識させる仕掛けだ。

TV版本編での積み重ねがあってこそのOVAだが、本作でも「空き缶の少女たち」が人間社会に馴染もうとする姿には、出自と現在の自分の乖離をどう折り合いつけるかという問いが薄く滲んでいる。単なるラブコメの文脈だけで読むと全部が表面的に見えるが、「自分が何から来たかに関係なく、今ここで誰かと繋がれるか」というテーマは、2009年のラノベ原作アニメとしては地味に誠実だったと思う。

甘字五郎(岡本信彦)や男屋秀彦(置鮎龍太郎)といった周辺キャラの存在感が、OVAではむしろ際立っている。彼らは「缶女子」に振り回される側の人間として機能しているが、同時に「普通の人間」が「普通でない存在」と共存しようとするときの滑稽さと温かさを担っている。そこに少しだけ、このシリーズの奥行きがある。キャラクターの設定上の奇妙さに乗り切れなくても、この「振り回される側」の芝居を追うだけで十分に見ごたえはある。

特に刺さったシーン

能登麻美子演じるメロンが、カケルに対して徹底的に冷淡でいようとしながら、ふとした拍子に表情が崩れる瞬間がある。OVAはその「崩れる瞬間」を少し多めに入れてきていて、TV版を見ていると「ああ、やっと」となる。能登麻美子は感情を絞って出す芝居が上手くて、抑制した声から何かが漏れるあの質感を、このキャラで存分に使っていた。序盤から中盤にかけて冷淡さを保ちながら、終盤でそれが少しだけ緩む流れが、OVAのテンポとうまく噛み合っている。

悠木碧のぶど子も、OVAでは若干テンション高めに動いていて、TV版より密度が高い。悠木碧が「元気系だけど芯がある」キャラを演じるときの、声の中に入る微妙なひっかかりは、当時からすでに出ていた。思わず巻き戻して聞き直したくなる瞬間がいくつかある。

あと地味に刺さったのは、自動販売機が画面に映るたびに「また誰か生まれるかもしれない」という緊張感がコメディとして機能していること。設定を最後まで使い切ろうとする姿勢は、OVAとしてまっとうだ。

読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。TSUTAYA DISCASの30日間無料トライアルでレンタル代ゼロで見れる。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • TV版アキカン!を完走して「もう少し見たかった」と思った人
  • 2000年代後半のラノベ原作ラブコメに懐かしさを感じる人
  • 能登麻美子悠木碧の若手時代の演技を記録として見たい人
  • ギミックの奇抜さより「キャラ同士の距離感」で楽しめる人

合わない人

  • TV版を見ていない状態でOVA単体を見ようとしている人(文脈が足りない)
  • 設定の荒唐無稽さに最後まで乗り切れない人
  • サービスシーン主体のOVAに引っかかりを感じる人
  • 物語として完結した着地点を求めている人(OVAなので補完どまり)

次に見るなら

這いよれ!ニャル子さん——「異質な存在が女の子の姿で人間の日常に入り込む」という構造が近い。クトゥルフ神話をネタにしたギャグ色が強く、アキカン!より情報密度が高い。設定倒れにならず最後まで走り切る安定感があり、同じ文脈で語れる。

セキレイ——「特殊な力を持つ少女たちが次々と主人公に関わってくる」という構造が似ている。ラブコメ+バトル寄りでアキカン!より話が動くが、同時代の空気感は共有している。TV版2期まで含めて見ると満足度が上がる。

DearS——宇宙人の少女が主人公と共同生活を始めるラブコメ。存在の出自が「普通ではない」ヒロインと、それに振り回される男子の関係性はアキカン!と地続き。少し古いが、同じ文脈で比べながら見ると面白い。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア×¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT×¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV×¥550(税込)14日間6,300+
Netflix¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+¥1,250〜(税込)なし500+

現時点では『アキカン!』を配信している主要サービスは確認できていません。視聴を検討している方は、各種動画配信サービスの最新ラインナップや、DVDレンタル・中古ソフトでの入手をご確認ください。配信状況は随時変わることがありますので、定期的にチェックしてみることをおすすめします。

よくある質問

Q. アキカン!はどこで見られますか?
A. 現時点では主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。DVDや中古ソフトの購入・レンタルでの視聴をご検討ください。
Q. アキカン!はTVアニメですか?OVAですか?
A. TVアニメ版(2009年放映)とOVAの両方が存在します。本記事で紹介しているのはOVA版です。まずTVシリーズから視聴すると内容を把握しやすいでしょう。
Q. どんな人におすすめですか?
A. 深夜アニメらしいぶっ飛んだ設定のラブコメが好きな方、2000年代後半のハーレムアニメに馴染みのある方におすすめです。気軽に笑えるOVAを探している方にも向いています。
Q. 原作はありますか?
A. はい、清水文化による同名ライトノベルが原作です。メディアファクトリーのMF文庫Jから刊行されており、アニメ放映に合わせて展開されました。

まとめ

現時点では『アキカン!』を配信している主要サービスは確認できていません。視聴を検討している方は、各種動画配信サービスの最新ラインナップや、DVDレンタル・中古ソフトでの入手をご確認ください。配信状況は随時変わることがありますので、定期的にチェックしてみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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