いちばんうしろの大魔王

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2010いちばんうしろの大魔王

いちばんうしろの大魔王

★ 3.1 / 5.0アクションコメディセクシーファンタジー
放送年2010年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作ライトノベル
制作Artland

魔法学園に入学した安藤咲は、才能ある魔法使いであるだけでなく、魔王になる運命にあることを知る。その事実は女生徒たちを興奮させ、セクシーな同級生からアンドロイドまで、次々と彼に近づいてくる。アクトは予期しないロマンスと色事の連続に巻き込まれていく。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

魔法学園・コンスタンス魔法学園に入学した朱戸アクトは、将来の職業を占う「運命占い」で「大魔王」と告げられてしまう。善人として生きることを望んでいたにもかかわらず、その宣告は学園中に広まり、彼の周囲には個性豊かな少女たちが次々と集まってくる。クールな学園の首席・犬神小雪、天真爛漫な幼なじみ・本田ケナ、謎めいたアンドロイドのコーネ……意図せず「大魔王」として注目を浴びながら、アクトは波乱に満ちた学園生活に巻き込まれていく。

みどころ・魅力

① 「大魔王」のレッテルと真面目な主人公のギャップ

善良であろうとする主人公アクトが、何をしても「大魔王らしい」と誤解されてしまうすれ違いコメディが本作の軸。意図とは裏腹に状況が悪化していくテンポのよい展開が笑いを生み、真面目なだけに余計に憎めないキャラクターになっている。

② 個性派ヒロインたちが織りなすハーレム模様

エリート魔法使い・犬神小雪の対抗意識、天然系幼なじみ・本田ケナの純粋な好意、戦闘型アンドロイド・コーネの独自の愛情表現など、全員が異なるアプローチでアクトに絡む。それぞれのヒロインの背景や思惑が交錯するドラマ性も見どころのひとつ。

③ コメディとファンタジーバトルが同居する独特のバランス

過激なファンサービスと本格的な魔法バトルが混在し、笑いとアクションが交互に押し寄せる構成になっている。シリアスな設定(大魔王の覚醒・学園の陰謀)が背景にあるため、ギャグシーンのメリハリが際立ち、飽きの来ないテンポで12話を走り抜ける。

キャスト・声優一覧

紗伊阿九斗
紗伊阿九斗
メイン
›
近藤隆
曽我けーな
曽我けーな
メイン
›
豊崎愛生
ころね
ころね
メイン
›
悠木碧
服部絢子
服部絢子
メイン
›
日笠陽子
江藤不二子
江藤不二子
メイン
›
伊藤静
三輪ヒロシ
三輪ヒロシ
サブ
›
代永翼
鳥井美津子
鳥井美津子
サブ
›
たかはし智秋
白石リリィ
白石リリィ
サブ
›
広橋涼
照屋栄子
照屋栄子
サブ
›
戸松遥
大竹美智恵
大竹美智恵
サブ
›
竹達彩奈
神山カンナ
神山カンナ
サブ
›
水原薫
江藤兄
江藤兄
サブ
›
鳥海浩輔

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スタッフ

監督渡部高志
シリーズ構成吉岡たかを
原案キャラデザ伊藤宗一
キャラクターデザイン小林利充、小関雅
音楽加藤達也
音響監督本山哲
OPスフィア 「”REALOVE:REALIFE」
ED麻生夏子「Everyday sunshine line!」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——タイトルから想像したのと、全然違うやつだった

「いちばんうしろの大魔王」というタイトルを見て、なんとなく「魔王様が主人公で無双するやつ」を想像していた。2010年当時のラインナップを漁っていて、たまたま目に入った作品。魔法学園もの、という時点でだいたいどういう空気感か想像がつく……と思っていたら、開幕数分で全然違う方向に転がっていった。

魔王になる運命を告げられた主人公・安藤咲(アクト)が、それを聞いた女生徒たちに次々と迫られるというのが基本構造。最初に見たときは「まあそういうやつか」と半分流しながら見ていたんだけど、2回目で気づいたのは、ハーレム展開の裏に妙に整合性のとれた世界設定が詰め込まれているということで。魔王という概念が単なるラベルじゃなく、作中の秩序に対してちゃんと機能している。その点だけで、最初の印象よりだいぶ評価が変わった。

「選ばれた役割」を拒否できない人間の話

この作品を単純なハーレムコメディとして消費すると、たぶん半分しか見えない。表層は確かに「女の子がいっぱい出てくるファンタジー学園もの」なんだけど、アクトというキャラクターが終始やっていることは、自分に押しつけられた「魔王」という運命と、どう折り合いをつけるか、という一点に尽きる。

アクトは別に魔王になりたいわけじゃない。むしろ正義のために生きたいと思っている。でも世界の仕組みが、彼を魔王として扱い始める。周囲の人間も、敵も、あまつさえ味方も、「お前は魔王だから」という前提で動き出す。本人の意志とは関係なく、役割が先行して走り出してしまう感覚——これは2010年のラノベ原作アニメとしては、なかなかヘビーなテーマを扱っていた。

悠木碧さんが演じるころねというキャラクターが、この構造を一番わかりやすく体現している。彼女はアクトに仕える存在として描かれるんだけど、その関係性は単なる「ヒロインが好き」という話ではなく、役割と感情がぐちゃぐちゃに絡まっている。悠木さんの声の使い方が、ころねの「仕える存在としての自分」と「個人としての感情」の境界を曖昧にする演技をしていて、セリフそのものより間と声色で語っている場面が多い。

伊藤静さんの江藤不二子も、「制度の側にいる人間が個人の感情と衝突する」という同じ構造を別の角度から見せている。秩序を守る側の人間が、アクトという異物に触れることで少しずつ揺らいでいく——という動きは、ハーレム展開のノイズを差し引いても追いかける価値がある。

日笠陽子さんの服部絢子は、このキャスト陣の中でいちばん「普通の感情を持った人間」として機能していて、物語の感情的なアンカーになっている。日笠さんのこの頃の芝居は、力を入れすぎない自然体の演技が光っていて、騒がしいシーンの中でも絢子のセリフだけがすっと耳に入ってくる場面がある。

特に刺さったシーン

序盤、アクトが初めて「魔王になる運命」を告げられた直後の、教室内の空気の変化。あの数十秒のカットが妙に好きで、何回も見返している。周囲の生徒たちが「恐怖」でも「嫌悪」でもなく、どこか興奮交じりに反応するという演出が、この作品の世界観のトーンをそのまま示している場面だった。

それから終盤、アクトところねの関係が変質していく流れ。悠木碧さんの声が、役割としての「お仕えする存在」から個人としての感情が滲み出す瞬間に変わる、あの温度差がよく出ていた。2回目以降に見ると、序盤からずっとその兆候が散りばめられていたことに気づく。

戸松遥さん演じる照屋栄子は、出てくるだけで場面の空気が変わるキャラクターで、コメディパートでの絶妙な「外し方」が個人的にツボだった。鳥海浩輔さんの江藤兄は、登場シーンが多くないけど、声の重さだけで「厄介な存在感」が伝わってくる。

読んで見たくなったら——『いちばんうしろの大魔王』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人:

  • 2010年前後のラノベ原作アニメを懐かしく掘り返したい人
  • ハーレム展開の裏にある世界設定を読み解くのが好きな人
  • 悠木碧・日笠陽子・伊藤静の若手時代の演技を聞き比べたい人
  • 「魔王もの」「学園もの」を一周してジャンルの構造ごと楽しめる人

合わない人:

  • サービスシーンが苦手な人(かなり多い。本当に多い)
  • ハーレム展開が生理的に受け付けない人
  • 伏線と世界設定を丁寧に回収してほしい人(1クールで詰め込んだ感は否めない)
  • キャラクターの感情より、アクションの爽快感を求めている人

次に見るなら

魔法科高校の劣等生 ——「役割として見られ続ける主人公」という構造に引っかかりを感じた人に。こちらは主人公が圧倒的な実力を持つ設定で、「劣等生」という役割と能力のギャップが物語の中心。世界設定の密度が段違いに高い。

ドラゴンクライシス! ——同じ2010〜2011年頃のラノベ原作ハーレムファンタジー枠。女の子が次々と主人公に関わってくる構造は近い。こちらのほうがテンポが軽く、「魔王もの」のシリアス感が苦手だった人に向いている。

IS〈インフィニット・ストラトス〉 ——学園×ハーレム×SF設定の組み合わせ。アクトと同じく「なぜか特別扱いされる主人公」という構造で、この手の作品が「なぜその時代にウケたか」を考えながら見ると、セットで楽しめる。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
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よくある質問

Q. 『いちばんうしろの大魔王』はどこで見られますか?
A. dアニメストア・U-NEXT・DMM TVで配信中です。各サービスの無料トライアル期間を利用すれば、初月は無料で全話視聴できる場合があります。
Q. 全何話ですか?
A. 全12話構成です。1話あたり約24分のため、一気見しても約5時間でコンプリートできます。テンポよく展開するため、まとめて視聴するのがおすすめです。
Q. 原作はありますか?続きは漫画や小説で読めますか?
A. 水野良の同名ライトノベル(富士見ファンタジア文庫)が原作です。アニメは物語の序盤にあたるため、続きは原作小説や漫画版で楽しむことができます。
Q. 『いちばんうしろの大魔王』はどんな人に向いていますか?
A. ハーレム系ラブコメやファンタジーバトルが好きな方に向いています。ギャグとシリアスが適度に混在しているため、肩の力を抜いて楽しみたいときにもぴったりな作品です。

まとめ

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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