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アクダマドライブ
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Studio Pierrot |
数年前、大内戦が日本を襲い、国は関西と関東に分断された。関西では、6人のアクダマが謎の黒猫から与えられた任務を遂行し、警察を逃れていた。しかし、一人の少女がアクダマの生活に巻き込まれ、彼らの犯罪活動を目撃したことで、危険な旅が始まろうとしていた。
作品概要・あらすじ
あらすじ
大内戦によって関西と関東に分断された近未来の日本。関西では、殺し屋・詐欺師・強盗など凶悪な犯罪者たちが「アクダマ」と呼ばれ、警察に追われながら生きていた。ある日、謎の依頼人から送られてきた一通のメッセージが、6人のアクダマたちを一つの任務へと駆り立てる。そしてひょんなことから、ごく普通の一般市民の少女が彼らの逃走劇に巻き込まれ、命がけの旅が幕を開ける。みどころ・魅力
① 圧倒的なビジュアルとネオン輝くサイバーパンク世界
太秦映画村や道頓堀を彷彿とさせる、荒廃しながらもネオンが溢れる近未来・関西の街並みが圧倒的なビジュアルで描かれる。スタジオピエロ制作による派手なアクションと鮮烈な色彩設計が、最初のカットから視聴者を引き込む唯一無二の世界観を作り上げている。② 一筋縄ではいかないキャラクターたちの化学反応
殺し屋、詐欺師、強盗、クーリエなど個性も信条もバラバラなアクダマたちが、利害関係だけで結びつきながら徐々に絆を深めていく群像劇の妙が見どころ。正義と悪の境界線を問い直すキャラクター描写が、物語に深みと意外性を与えている。③ 最後まで目が離せない怒涛の展開とダークな結末
全12話を通じて息つく間もなく畳みかけるスピーディーな展開と、予測不能な死亡退場が続くシリアスな緊張感が持続する。スーパーダンガンロンパ2の小高和剛が原案を手がけただけあり、絶望と逆転が入り混じるストーリーは最終話まで視聴者を飽きさせない。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 田口智久 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 田口智久、海法紀光 |
| 原作 | 小高和剛 |
| 原案キャラデザ | 小松崎類 |
| キャラクターデザイン | シンディ・H・ヤマウチ |
| 美術監督 | 谷岡善王 |
| OP | SPARK!!SOUND!!SHOW!!「STEAL!!」 |
| ED | 浦島坂田船「Ready」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
きっかけはビジュアルだった。サイバーパンクな大阪、蛍光色のネオン、どこか『ダンガンロンパ』のデザイン感。あの小高和剛が原案に絡んでいると知って、「あ、これはキャラが死ぬやつだ」と察した。察したうえで見た。
最初に見たとき、とにかくテンポが速くて驚いた。世界観の説明をほぼ省いたまま話が転がり始める。関西と関東に分断された日本、処刑が娯楽として放映される社会——そういう設定が台詞でなく映像で積み上げられていく。置いてかれるかと思ったが、不思議と置いてかれない。それは多分、キャラクターの「肩書き」が明快すぎるくらい明快だからだ。殺人鬼、詐欺師、運び屋。名前すら出てこないまま話が動く。
2周目で気づいたのは、黒猫の動線がいかに意図的に設計されているかということ。最初は「便利な狂言回し」に見えていたあの存在が、終盤に向けてまったく違う意味を帯びてくる。内田真礼の演じ方も、1周目と2周目では聞こえ方がまるで違った。
「見せ物としての死」に慣れきった社会で、誰かの死を悼む話
この作品を単なるサイバーパンクアクションとして消費するのは、もったいないと思う。核心にあるのは、処刑と死が「エンターテインメント」として機能する社会への、かなり直球の批評だ。
作中の世界では、アクダマ——凶悪犯罪者たち——の処刑が生放送される。市民はそれを茶の間で見る。処刑課の執行人たちは英雄として扱われ、大塚明夫が演じる師匠格のキャラクターには、ある種の「様式美」としての強さが宿っている。あの低く落ち着いた声で放たれる台詞の一つひとつが、彼が「制度の象徴」として機能していることを示している。個人ではなく、システムの体現として存在している。
対してアクダマたちは、死に方が本当に「ゲームっぽい」。演出的には派手で、どこかクールで、視聴者が「次は誰が死ぬ」とカウントしながら見ることを前提にしているような作り方をしている。そしてそれ自体が、作品の中の「処刑ショー」とほぼ同じ構造になっている。見ているこちらもその「見せ物」に加担しているという感覚が、何となく後ろに残る。
そこに投げ込まれるのが、名前のない少女だ。彼女だけが、死をカウントしない。誰かが死ぬたびに、本当に傷つく。その反応がほとんど「浮いて」見えるくらい、周囲の死はスタイリッシュに処理されていく。でもその「浮き」こそが正しい反応で、慣れてしまっているのはこちら側だ——という構図が、終盤にきてようやく腑に落ちた。
「見せ物としての死に慣れた社会」というテーマ自体は珍しくない。ただこの作品は、それを説教として提示しない。エンターテインメントの文法のど真ん中でやる。そのちぐはぐさが、じわじわくる。
特に刺さったシーン
櫻井孝宏が演じる殺人鬼と、他のアクダマとのやり取りが積み重なっていく中盤の一連のシーンが好きだ。あのキャラクターは基本的にずっと「楽しそう」で、殺すことへの迷いが欠片もない。それを櫻井孝宏の声でやられると、底知れなさが倍になる。低く滑らかな、感情の起伏が見えにくい声質——笑っているのに目が笑っていない、というやつを音だけでやってくる。
2周目で特に意識して聞いたのは、緒方恵美演じる医者が終盤に見せる変化だ。それまで飄々とした知性派のポジションでいたキャラクターが、あるシーンで初めて「本音」みたいなものを出す瞬間がある。台詞は短い。でも緒方恵美の声の重心がわずかに変わるのがわかって、そこで初めてこのキャラクターに人間を感じた。最初に見たときは流してしまっていた。
あと純粋に画として好きなのは、序盤の新幹線周辺のアクションシークエンス。色の使い方が異様に気持ちいい。ああいう場面でBGMがどこに乗ってどこで引くかの判断が、この作品は全体を通じてうまい。
読んで見たくなったら——『アクダマドライブ』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- サイバーパンクの雰囲気が好きで、世界観の説明を自分で補完するのが苦じゃない人
- キャラクターの「肩書き」と「中身」のギャップを読むのが楽しい人
- 『ダンガンロンパ』的な「全員キャラが立っていて、誰かが死ぬ」構造に免疫がある人
- テンポ優先の作品が好きで、テーマはあとから咀嚼すればいいと思えるタイプ
- 声優の演技を聞き比べるのが趣味の人(キャスト陣のアンサンブルが純粋に面白い)
合わない人
- キャラクターに感情移入してから展開を受け止めたい人——この作品はほぼ名前がなく、感情移入の補助線が少ない
- 設定を丁寧に説明してくれないと置いてかれる人
- 死の演出がスタイリッシュすぎると冷める人。軽さが気になり始めると止まらなくなる
- 12話でまとめるには詰め込みすぎと感じるタイプ——後半の駆け足感は正直ある
次に見るなら
サイバーパンクな雰囲気と「社会の歪み」というテーマが刺さったなら、PSYCHO-PASSはほぼ確実に合う。犯罪係数で人間を管理するシステムへの問いかけが軸で、「制度の暴力」という点でアクダマドライブと地続きの空気がある。1期だけでも完結しているのでとっつきやすい。
キャラクターが名前より「役割」で動く構造と、誰かが死ぬことで物語が進むテンポ感が好きなら、オーバーロードという選択肢もある。毛色はだいぶ違うが、「記号的なキャラクターを積み重ねて世界を作る」方法論が似ている。
美術とアクションの気持ちよさを軸に探すなら、キルラキル。色の暴力性と演出のテンションが高い点で、アクダマドライブのビジュアル面を気に入った人には響くと思う。こちらは逆に、設定の説明を笑い飛ばすノリなので、また別の意味で頭を空っぽにして見られる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アクダマドライブ』は現在、dアニメストア・U-NEXT・DMM TV・Huluの4サービスで配信中です。主要な見放題プラットフォームで幅広く視聴できるため、すでに加入しているサービスからすぐに視聴を始められます。全12話とコンパクトにまとまった作品なので、一気見にも最適です。
