※本ページはアフィリエイト広告を含みます。

アリスインデッドリースクール
| 放送年 | 2021年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | その他 |
| 制作 | Hoods Entertainment |
ユウとノブは学校の屋上で漫才の練習をしていた。同時に校舎は非人間的な「何か」の存在で満ちあふれていた。その者に噛まれた後に死ぬと、同じ「何か」に変身して人々を襲うという。学校の混乱の中で、ユウ、ノブ、そして他の生き残った生徒たちは生き残ることができるだろうか。
作品概要・あらすじ
あらすじ
漫才コンビを組むユウとノブは、放課後の学校屋上でネタ合わせに励んでいた。しかしその日、校舎には正体不明の”何か”が忍び込んでいた。その存在に噛まれた者は死亡し、やがて同じ怪物へと変貌を遂げ、生存者を次々と襲い始める。パニックに陥る校内で、ユウたちは仲間とともに極限の恐怖に立ち向かう。笑いを追いかけていた日常が、一転して生死をかけたサバイバルへと変わっていく。みどころ・魅力
① 漫才×ゾンビという異色の組み合わせ
漫才の練習というコミカルな日常描写から物語が始まり、そこへ容赦ない恐怖が一気に流れ込む落差が最大の魅力です。笑いと恐怖を同時に味わえる独特のトーンが、ありきたりなホラー作品とは一線を画しています。② テンポよく展開するパニックサバイバル
OVAという短い尺ながら、感染が広がる恐怖・キャラクターの選択・脱出への緊張感が息つく間もなく連続します。スピーディな展開で最後まで飽きさせない構成は、短編ホラーとして完成度の高さを感じさせます。③ 個性豊かな生存者たちの人間ドラマ
追い詰められた状況で露わになる各キャラクターの本音や行動が、単なるホラー描写を超えた人間ドラマを生み出しています。誰が生き残り、誰が犠牲になるかという緊迫感がラストまで持続します。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 山内重保 |
|---|---|
| 原作 | 麻草郁 |
| 原案キャラデザ | 関谷あさみ |
| キャラクターデザイン | 立石聖 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
タイトルを見た瞬間に「ああ、そういうやつね」となった。アリスにデッドリーにスクール。3ワードで全部言い切っている。こういう「説明不要」なタイトルは嫌いじゃない。むしろ「わかりきった予定調和の中でどう外してくるか」を確かめる見方になる。
本作はTV放送のない単独OVA。シリーズとの補完関係もなく、これ一本で完結している。「シリーズを追ってきたコアファン向け」というより、「この設定でキャラが動いているのを見たい」タイプの作品だと割り切って見た。尺も1時間に満たない。深夜にふと「軽めにホラー見たい」気分で再生したら最後まで止まらなかった。2回目は市道真央さんの演技——序盤の緩んだ声と、中盤以降で剥き出しになる感情の落差——を意識しながら見たが、最初の視聴では流れていたものがかなり立体的に見えてきた。
屋上で漫才の練習をしていた二人が、それでも笑おうとする話
「漫才コンビ」と「ゾンビホラー」の組み合わせは、一見ギャグに見える。だが本作は、この組み合わせをわりと真面目にやっている。
ユウとノブは屋上で漫才の練習をしていた。そこに「何か」が発生する。日常が非日常に塗り替えられる瞬間の描き方は、この手のホラーの定番でありながら、「笑うために集まっていた二人」というセットアップがあると、その断絶が余計に痛い。噛まれたら死んで、同じ「何か」に変わる——というルール自体はシンプルだが、「笑わせる側」だった人間が「笑えなくなる」過程に乗せることで、ジャンルの記号以上の意味が出てくる。
この作品が本当に問いかけているのは「生き残れるか」でも「どうやって生き残るか」でもなく、「生き残ったとして、何が残るか」だと思っている。漫才は相手がいないと成立しない。ボケとツッコミ、二人の息が合ってはじめて「笑い」になる。その「相手」が脅かされる状況の中で二人が何を選ぶかが、この作品の核だ。
ホラーとしての水準は平均的で、驚かせ方も展開の予測不能さも特別突出してはいない。だがそれでも記憶に残るのは、「笑い」という行為の脆さと強さを、ゾンビという記号を使ってうまく可視化しているからではないかと思う。人を笑わせるために練習していた子が、同じ口で悲鳴を上げる。その落差を、OVA1本という短い尺の中でなんとかまとめようとしている誠実さは感じた。
特に刺さったシーン
序盤、屋上での漫才練習シーンの空気感。「こういう日常描写が後で機能するやつだ」とわかっていながら、それでもちゃんと効いてくる。市道真央さんのユウの声はこの段階ではまだ緩くて、友達に向けた普通の声として処理されている。それが中盤以降に一変するタイミングの演技の切り替えを、2回目に見てより実感した。195本のキャリアが出る場所で、「緊張感を抑える技術」が前半を成立させている。
水橋かおりさん演じる界原依鳴の、「何かがおかしい」と気づいていく過程の声の変化も印象的だ。一気に崩れるのではなく、少しずつ声のテンションが上がっていく。パニックの段階を細かく刻んでいる感じがあって、そこに139本分の引き出しを感じた。
終盤、何かを諦めたような顔で決断が下される場面は抽象的にしか語れないが、「ホラー的には正解の演出」だった。音楽の引き方がよくて、無音に近い状態で見せてくる。諏訪彩花さんの橙沼霧子はこの作品でいちばん「振り回されているキャラ」として機能していて、感情の発露が素直だった分、終盤の変化が効いた。
読んで見たくなったら——『アリスインデッドリースクール』はU-NEXTで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 学園ホラーが好きで、重くない尺でさっと1本見たい人
- 市道真央・水橋かおり目当てに作品を探している人
- 「コメディアンが非常事態に巻き込まれる」という設定の組み合わせが気になった人
- OVA単品で完結しているホラーを探しているコアファン
合わない人
- ホラーに強烈なカタルシスや後引く余韻を求める人(そこまでの深度はない)
- ゾンビ系の独自ルールや新鮮な設定の発明を期待している人
- 長編で世界観を積み上げるタイプのホラーが好きな人
次に見るなら
学校の閉鎖空間でのサバイバルが刺さったなら学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEADがある。こちらはよりアクション寄りで尺も長いが、「学校×ゾンビ×人間関係の崩壊」という定番の組み合わせとして一度は押さえておきたい一本。キャラ間の摩擦の描き方に特色がある。
「日常が突然崩れる瞬間」の緊張感を求めるならAnotherも近い。呪われたクラスという設定でホラーとミステリが混ざっていて、TVシリーズなぶんキャラの掘り下げが深い。OVAも存在するのでシリーズを見た後に補完する楽しみもある。
「笑いと恐怖が同居する空気感」が気に入ったなら魔法少女まどか☆マギカは遠いようで近い。日常的なセットアップが後の非日常を際立たせる構造として、この作品と同じ設計思想を持っている。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『アリスインデッドリースクール』はU-NEXTおよびDMM TVで視聴できます。どちらも会員登録後すぐに視聴可能ですので、気になる方はぜひチェックしてみてください。短編OVAのため一気見しやすく、ホラー・スリラー好きにおすすめの作品です。
