ゲキドル

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2021ゲキドル

ゲキドル

★ 2.6 / 5.0ドラマサイコロジカルSF
放送年2021年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作オリジナル
制作Hoods Entertainment

世界中の都市を壊滅させた謎の災害から5年後、セリア・モリノは謎の女性からアリス・イン・シアターへの招待を受ける。このアイドルグループは3D ホログラム技術を使ったパフォーマンスで世界を明るくしようとしている。セリアがグループに加わると、自分自身と世界についての予想外の真実を明かし始める。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

謎の大規模災害が世界中の都市を壊滅させてから5年後の近未来。主人公・セリア・モリノは見知らぬ女性に導かれ、3Dホログラム技術を駆使したパフォーマンスで人々に夢と希望を届けるアイドルユニット「アリス・イン・シアター」へと加入する。舞台に立つうちに、セリアは自らの出生にまつわる謎と、壊滅した世界が抱える深い秘密へと近づいていく。アイドル活動と世界の真実が交差する、異色のSFドラマ作品。

みどころ・魅力

① アイドルものの外皮をまとったSFミステリー

序盤はアイドルの成長物語として進むが、物語が深まるにつれてサイコロジカルな要素とSFの謎が前景に出てくる構成が特徴的。「これはアイドルアニメではなかったのか」と気づいた瞬間から、世界観への見方が一変する体験ができる作品です。

② 崩壊した近未来都市と3Dホログラム舞台の対比

廃墟と化した都市の中に灯る舞台の光という美術設計が独特の詩情を生んでいます。ホログラム技術を活用したパフォーマンス描写はビジュアル面でも見どころが多く、荒廃した世界だからこそ輝くステージ表現が本作の世界観を支えています。

③ 伏線回収型のどんでん返しシナリオ

序盤から散りばめられた細かな違和感が終盤に向けて一気に収束する構成は、SF・ミステリーファンにとって見応えがあります。「あの場面はそういう意味だったのか」と振り返りたくなる伏線の密度が高く、2周目で発見が増えるタイプの作品です。

キャスト・声優一覧

守野せりあ
守野せりあ
メイン
赤尾ひかる
中村繭璃
中村繭璃
メイン
佐藤亜美菜
各務あいり
各務あいり
メイン
持田千妃来
藤田愛美
藤田愛美
メイン
髙野麻美
樋口真琴
樋口真琴
メイン
八島さらら
雛咲いずみ
雛咲いずみ
メイン
諏訪彩花
ドール
ドール
メイン
市道真央
榊原かをる
榊原かをる
メイン
花澤香菜
浅葱晃
浅葱晃
メイン
山本希望
山本和春
山本和春
メイン
秋吉あや
竹崎宏和
竹崎宏和
サブ
鳥海浩輔

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スタッフ

監督上田繁
原案キャラデザ関谷あさみ
キャラクターデザイン立石聖
美術監督清水哲弘
音響監督本山哲
OP山本希望「ゲキドル!」
OP髙野麻美「時の翼 Chrono Geizer」
ED諏訪彩花「キズナ」
ED赤尾ひかる「制服DOLL」
EDウーノ・ブラックロー「トーキョーロンリーガール」
EDブライアン・ラフティン・カルテット「ダンデライオンガール」
EDSeria Morino: 森野セリア「ゲキドル!」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

タイトルと絵柄だけ見て「アイドルもの」として後回しにしていた作品。正直に言う。「ゲキドル」という名前から連想するのは、可愛い女の子たちがキラキラしながら歌って踊る、よくある流れだった。2021年冬クールの録りためた中から暇つぶしで再生したら、1話の段階でその予測がまるごと外れた。
世界の半分が壊滅した設定で、ホログラム技術で成立しているアイドル劇団で、主人公が謎の女性に呼び込まれるという出だしが、思ったより重い。「あ、これ別のやつだ」と気づくのに10分かからなかった。2回目を見ると、1話の細かい台詞の端々に後半の伏線が散らばっているのがわかって、初見との落差で少し悔しい気持ちになった。そういう構造を最初から仕込んでいた脚本に、やや負けた感覚がある。

「本物」の代わりに生まれたものが、やがて本物を超えようとする話

「アリス・イン・シアター」が使う3Dホログラム技術は、劇中では「失われたものを補う手段」として機能している。災害で世界が壊れた後、人々はホログラムで何かを埋めようとしている。でもこの作品が問うているのは「代替品は本物になれるか」という問いで、それがアイドルだけでなく、主人公セリア自身の存在にまで波及していく。

ホログラムのパフォーマンスは、本物の舞台と何が違うのか。見ている人間を感動させれば、そこに実体がなくても「本物」と呼べるのか。この問いはSFの衣を纏っているけれど、実態はアイドルコンテンツの本質に刺さっている。スクリーン越しに見るアイドルと、同じ空間で息をしているパフォーマーの差とは何か——観客として考えると、思ったより深いところに届く問いだった。

花澤香菜が演じる榊原かをるというキャラクターは、この「本物かどうか」という問いの中に立たされる人物として機能している。あの人の声の演技は、強がっているけど実は揺れているというニュアンスを一音に収めてくる。「この人いま本音じゃないな」と思わせる芝居が自然にできる声優は少なくて、かをるの複雑な立ち位置がそれで成立していた。

諏訪彩花が演じる雛咲いずみは、対照的に「信じることで突き進む」タイプで、彼女の演技は声の熱量で引っ張るスタイル。キャラクターの方向性がまるで違う二人が同じ空間にいることで、「本物とは何か」という問いに二つの答えが提示される構造になっている。どちらが正しいかは、最後まで作品がはっきり言わないのがいい。

市道真央が演じるドールは、文字通り「ドール(人形)」という名前を持つキャラクターで、名前から既にこの作品のテーマが滲んでいる。人形は本物か。演じる存在は本物か。その問いをキャラクター名に埋め込む設計は、見終わってから気づくと少し鳥肌が立った。

特に刺さったシーン

終盤、セリアがこれまで自分だと思っていた前提を崩されるくだり。「え、待って」と思いながら早送りを戻した。よくあるどんでん返しとは違って、「だからあのシーンはそういうことだったのか」という後付けの納得感があるタイプの構造で、2周目推奨なやつだった。

鳥海浩輔が演じる竹崎宏和の、序盤はどこか胡散臭い雰囲気を漂わせておいて、後半に真意が明かされていく流れも好きだった。あの人の声は「信用できるのかできないのか判断できない温度感」を出すのがうまくて、このキャラクターに合っていた。意図してキャスティングされているんだろうと思う。

ホログラムのステージが展開される演出シーンは、「これを2021年のTVアニメでやるか」という密度があった。劇中劇的な構造の中に本編の謎が差し込まれる演出は、見ていて「どこまでがフィクションの中のフィクションか」という感覚を意図的に揺さぶってくる。作画の解像度は均一ではないが、ここぞというシーンへのリソースの振り方が正直でよかった。

読んで見たくなったら——『ゲキドル』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「アイドルもの」だと思って見始めて、SF・サイコロジカルな方向に化けた作品が好きな人
  • ホログラムや仮想存在の「本物かどうか」という哲学的な問いにピンとくる人
  • 伏線回収型の構成が好きで、2周目に価値があるアニメを探している人
  • 花澤香菜市道真央の演技目当てで追いかけている人
  • 設定が凝っていれば多少ペースが遅くても耐えられる人

合わない人

  • アイドルもの・キラキラ系として見ると、序盤で雰囲気の違いに戸惑う人
  • テンポよく話が進む作品が好きで、謎を引っ張る構成が苦手な人
  • 世界観の説明が後出しで積み上がっていくタイプの展開についていくのが疲れる人
  • 劇中劇的な構造の作品が得意でない人

次に見るなら

「本物とは何か」という実存的な問いをSFで包んだ作品なら、VIVY -Fluorite Eye’s Song-が近い。AIが「心を込めて歌う」とはどういうことかを問い続ける構成で、ゲキドルに感じた「代替存在の自己証明」テーマと地続きに楽しめる。こちらはアクションとしての見栄えも強い。

アイドル・芸能・舞台という文脈でシリアスな話を期待するならスクールガールストライカーズ Animation Channelよりもアイドルマスター シンデレラガールズが妥当かというと、むしろ設定の重さと実存問いかけの点ではCaligula -カリギュラ-の方が系統として近い。仮想と現実の境界が溶ける話が好きなら合う。

「劇中劇・入れ子構造のSFアニメ」という括りで追うなら、Re:CREATORSも候補に入る。創作物のキャラクターが現実に召喚されるという逆転の発想で、「フィクションの中の存在はどこまで本物か」という問いをゲキドルとは別角度から掘っている。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu×¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+
『ゲキドル』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴できます。主要な動画配信サービスに対応しているため、ご利用中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。アイドル×SFという珍しい組み合わせが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

よくある質問

Q. ゲキドルはどこで見られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TVで配信されています。いずれも月額サービスで、対応デバイスからストリーミング視聴が可能です。
Q. ゲキドルはアイドルアニメですか?
A. 設定はアイドルユニットを軸にしていますが、SFやサイコロジカルな要素が強く、純粋なアイドルアニメとは異なる作品です。謎解き・世界の秘密が核になっています。
Q. 全何話ですか?
A. 全12話のTVアニメシリーズです。2021年に放送され、1クールでひとつの物語として完結しています。
Q. どんな人におすすめですか?
A. SFやサイコロジカルな謎解きが好きな方、伏線回収型のシナリオを楽しみたい方におすすめです。アイドルもの入門としてではなく、SF・ドラマ作品として臨むと楽しみやすいです。

まとめ

『ゲキドル』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TVで視聴できます。主要な動画配信サービスに対応しているため、ご利用中のサービスからすぐに視聴を始めることができます。アイドル×SFという珍しい組み合わせが気になる方は、ぜひチェックしてみてください。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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