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炎炎ノ消防隊 弐ノ章
| 放送年 | 2020年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ |
| 話数 | 24話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | David Production |
シンラと第8小隊は、伝道者の目的がシンラとショウからアドラバーストを集めることだと判明させた。バーンズ隊長から過去について詳しく知ったシンラは、母親の真実を発見し、再びショウを救う決意を強める。だが「第一柱」として知られる謎の少女が、伝道者が大異変を再び起こす計画を明かす。
作品概要・あらすじ
あらすじ
シンラ・クニザキと第8特殊消防隊は、謎の組織「伝道者」がシンラとその弟ショウの持つ「アドラバースト」を狙っていることを突き止める。バーンズ隊長との対話で自身の過去と向き合ったシンラは、母親にまつわる衝撃の真実を知り、ショウを救い出す決意を新たにする。そして「第一柱」と呼ばれる謎の少女が現れ、伝道者が人類を灰燼に帰す「大異変」を再び引き起こそうとしていることが明かされる。世界の命運をかけた戦いが、いよいよ核心へと迫る。みどころ・魅力
① 深まる世界観の謎と「柱」たちの存在感
「第一柱」をはじめとする柱の人物たちが次々と登場し、大異変の全貌と伝道者の真の目的が少しずつ明らかになる。一期で積み上げた伏線が回収されていく快感と、さらなる謎が重なる構成で、物語への没入感がぐっと増す。② シンラの成長と家族をめぐる感情的な核心
母親の真実やショウとの関係を巡るシンラの葛藤が丁寧に描かれ、アクション作品でありながら家族愛と喪失の物語としての側面が色濃くなる。戦闘シーンの熱量だけでなく、キャラクターの内面描写に心を動かされる場面が多い。③ 作画・演出のクオリティと圧倒的なバトルシーン
David Production制作による炎を使った能力バトルの映像表現は本作の最大の見せ場。各キャラクターの固有の炎術が激突する戦闘シーンは、動きの緻密さと演出の迫力で劇場作品に匹敵するクオリティのカットが随所に登場する。キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 南川達馬 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 南川達馬 |
| キャラクターデザイン | 守岡英行 |
| 美術監督 | 宮里和誉、高峯義人 |
| OP | エメ「SPARK-AGAIN」 |
| OP | カナブーン「Torch of Liberty」 |
| ED | サイダーガール「ID」 |
| ED | ペリカンファンクラブ「ディザイア」 |
| ED | ミセスグリーンアップル「インフェルノ」 |
関連作品
アニメ
書籍
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
1期を途中まで追って、「悪くはないんだけどな」という微妙な感触のまま終わっていた作品だった。炎を纏って戦うというビジュアルのインパクトは確かにあったし、大久保篤の絵は動かしがいがある。ただ1期は序盤の世界観説明が重くて、テンポに乗り切れない回が散らばっていた記憶がある。2期が始まって見直してみると、1期で「この人何者?」で終わっていたキャラクターたちの輪郭がぐっと明確になっていて、最初に感じた「乗り切れなさ」の正体がやっとわかった気がした。あれは世界の謎を出し惜しみしすぎていたんだと思う。弐ノ章は、伝道者の目的が「アドラバーストを集めること」というところまで踏み込んでくることで、ようやく物語が走り出す感覚がある。シンラがショウを救いに行くという縦軸が定まったことで、アクションシーンの一つひとつに重みが出てきた。
「炎」は力ではなく、失ったものの形をしている
この作品が一貫して描いているのは、喪失と、それを取り戻そうとする意志の話だと思う。シンラの動機の根っこにあるのは母親と弟への執着で、それは英雄願望でも正義感でもない。もっと個人的で、合理性とは無関係なもの。「お前が諦めなければ救えた」という自責と「それでもまだ間に合う」という祈りが混在している状態で彼は戦い続けている。
炎という題材はそのテーマと非常に相性がいい。炎は消えたものの残像だ。燃えているということは、何かがそこにあって、失われる過程にあることを意味する。自然発火症で人が「炎人」になってしまうという設定も、人間としての姿が消えていく話として読める。弐ノ章で核心に触れてくる「大異変」と「第一柱」の存在は、この喪失のテーマをより大きなスケールで展開するための装置だ。個人の喪失が世界規模の喪失と接続されていく構造になっている。
バーンズ隊長がシンラに過去を開示するシーンは、その意味で単なる情報提供以上の機能を持っている。シンラが「自分の記憶は正しかったのか」という問いに向き合わされる瞬間であり、確かだと思っていた土台がずれていく怖さがある。2回目に見ると、その直後のシンラの表情の変化が最初に見たときよりずっと重く見えた。悠木碧が環古達を演じているが、どこか人間の感情の輪郭を外側からなぞるような声のトーンが、「第一柱」という存在の異質さを表現していて、キャスティングの妙を感じる。
単なるバトルファンタジーとして消費することもできる作品ではあるが、芯にあるのは「もう戻れないものを前にして、それでも手を伸ばすか」という問いだ。シンラの走り方を見ていると、勝ちたいのではなく、届きたいのだということがわかる。その違いがこの作品の体温を決めている。
特に刺さったシーン
シンラが母親の真実に触れる終盤の一連の流れ。ここは何度見ても息が詰まる。「知らなければよかった」と「知らなければ動けなかった」が同時に成立してしまう情報の出し方で、シンラの反応を見ながらこちらも整理がつかない状態になる。鈴村健一が武久火縄として抑制の効いた言葉数で場面を引き締めているのが効いていて、叫んだり慰めたりしない距離感が逆に重い。
中井和哉の秋樽桜備は、立っているだけで画面の空気が変わる。声の低さが威圧ではなく静けさとして機能しているのが独特で、2回目に見ると台詞よりも沈黙の場面のほうが情報量が多いことに気づく。早見沙織の人形使いは出番が限られているぶん、登場するたびに場面の性質が変わる。あの声の清潔感がキャラクターの「使われている感」を逆説的に際立てていた。市道真央のアイリスは1期から積み上げてきた柔らかさが弐ノ章で意味を持ってくる。彼女が揺れる場面は、作品全体で一番人間的な時間だったと思う。
読んで見たくなったら——『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 1期を最後まで見て「謎の回収はいつ?」と思っていた人——弐ノ章はその答え合わせ回が多い
- 炎・火・光を使ったアクション作画が好きな人。動かしがいのある題材を作画陣がちゃんと活かしている
- 「家族を取り戻す」という縦軸に乗れる人。ここが刺さるかどうかで評価が分かれる作品だと思う
- 声優の演技を細かく聞く人。キャストが豪華で、それぞれの使い方が丁寧
合わない人
- 1期を見ていない人——世界観の前提が多いため、いきなり弐ノ章から入ると置いていかれる
- テンポの速い一話完結型が好きな人。この作品は伏線を長く寝かせるタイプなので、ストレスを感じる可能性がある
- 宗教的・超自然的な設定が苦手な人。「伝道者」「柱」「大異変」といった概念が物語の中枢にある
次に見るなら
青の祓魔師(劇場版・続編含む)——「悪魔の血を引く少年が人間として戦う」という構造がシンラと重なる。失った父性・取り戻せないものへの執着という軸もよく似ていて、炎炎を見たあとに自然につながる。アクションの密度も高い。
ソウルイーター——同じ大久保篤原作。世界観の作り方、キャラクターの関係性の描き方に共通する空気がある。炎炎が好きなら原点として見ておいて損はない一本で、シンラの「かっこ悪いのに憎めない主人公」の原型がここにいる。
約束のネバーランド(1期)——テーマは全く異なるが「世界の真実を知った子どもが動き出す」という構造と、情報の出し方の巧さが似ている。炎炎の終盤の情報開示が気持ちよかった人は同じ感触を得られると思う。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ | |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ | |
| Netflix | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ | |
| Hulu | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ | |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』は現在、dアニメストア・U-NEXT・Amazonプライムビデオ・DMM TV・Netflix・Huluの6サービスで視聴可能です。サブスクを複数契約している方ならほぼ確実にどこかで観られる状況で、配信環境は非常に充実しています。一期と合わせてまとめて観やすいタイミングなので、気になっていた方はぜひこの機会に。





























































































