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「雨色ココアシリーズ 『あめこん!!』
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | TVアニメ(短編) |
| 話数 | 12話 |
| 原作 | 漫画 |
| 制作 | EMT Squared |
雨色ココアの第4シーズン。ハワイのコーヒーショップが経営難に陥っているため、オーナーの天海は柴犬のナナをマスコットとして連れてくる。ナナは良質なコーヒーを嗅ぎ分ける特殊な能力を持っていることが判明する。
作品概要・あらすじ
あらすじ
人気ショートアニメ「雨色ココア」シリーズの第4弾。舞台はハワイのコーヒーショップ。経営難に悩むオーナーの天海は、起死回生の一手として柴犬のナナをマスコットとして迎え入れる。ところがナナには、良質なコーヒー豆をその嗅覚で瞬時に嗅ぎ分けるという特殊な才能が隠されていた。個性豊かなキャラクターたちが織りなす、ハワイの陽気な空気漂うほのぼのコメディ。
みどころ・魅力
① ハワイという新鮮な舞台設定
シリーズを通じて親しまれてきたコーヒーショップを舞台に、今作はハワイへと舞台を移した。南国の開放的な雰囲気がシリーズの空気感と絶妙にマッチしており、新しさと懐かしさを同時に楽しめる点が魅力のひとつとなっている。
② コーヒー通の柴犬・ナナのキュートな活躍
良質なコーヒーを嗅ぎ分けるという唯一無二の能力を持つ柴犬のナナが物語の核心。その愛らしい見た目と予想外の特技のギャップが笑いを生み出し、動物キャラクターならではの癒やしも加わってショートアニメの尺にぴったりのテンポで楽しめる。
③ 1話数分で完結するサクサク視聴感
TV_SHORTフォーマットならではの短い尺で、毎話スッキリとまとまったコメディが展開される。隙間時間に気軽に視聴でき、日常系らしいゆるやかな笑いと仲間たちとのやり取りが積み重なってシリーズへの愛着を深めていく。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 石井久志 |
|---|---|
| シリーズ構成 | 藤本冴香 |
| キャラクターデザイン | 徳川恵梨 |
| 美術監督 | 荒井和浩 |
| 音響監督 | 今泉雄一 |
| OP | 風男塾「新たなる幕開けのための幕開けによる狂詩曲~キミがいればオレたちも笑顔∞(無限大)~」 |
| ED | 倉田 葵「Rainy cocoa」 |
関連作品
アニメ
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
OP
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「雨色コcоa」シリーズを4作目から見始めるのは少し勇気がいると思っていたが、1話5分前後のショートアニメだと知って即決した。シリーズ未履修でも問題ないと判断したのは正解で、ハワイのコーヒーショップという舞台設定と、柴犬のナナが加わるというあらすじだけで十分に入れた。最初に見たとき、「ながら見用に一本確保できた」という感覚が正直なところだった。
ところが2周目に入ると、これが微妙に計算された作りをしていることに気づく。5分という尺の中でキャラクターの個性をちゃんと立てていて、宮野真守が演じる桜木涼太のテンションの置き方が特に上手い。最初に見たときは「にぎやかなやつがいるな」くらいにしか思わなかったのが、2回目には彼のリアクションひとつひとつがコメディの回転軸になっていると分かる。短い尺でキャラを立てるのがどれだけ難しいか、この作品を見てから改めて考えるようになった。
5分でコーヒーを淹れる技術——日常系ショートアニメが「場所」を描く方法
「あめこん!!」を単なるショートアニメの賑やかし枠として片付けるのは、少しもったいない。この作品が実は丁寧にやろうとしているのは、「コーヒーショップ」という場所そのものを成立させることだ。
ハワイという舞台は、日本の日常系作品にしては珍しい選択で、それだけで画面に一定の開放感が生まれる。経営難という設定を抱えながらも、物語のトーンは終始明るく、どこかのんびりしている。これは意図的なコントラストで、「うまくいっていない場所にいる人たちが、それでも楽しそうにしている」という構図が、日常系の核心にある温度感をそのまま出している。
そこに柴犬のナナが投入される。良質なコーヒーを嗅ぎ分けるという特技は、設定としては荒唐無稽だが、「コーヒーの品質を一番正直に判定できる存在」として機能させることで、店の本質的な価値を視覚的に担保している。ナナが嗅ぎ分けるという行為は、このショップが本物のコーヒーを出す場所だという証明として静かに働いている。
下野紘が演じる都倉碧、緑川光の岩瀬啓一、平川大輔の古賀シオン、堀川りょうの天見浩司と、声優陣がそれぞれ異なるトーンを担当することで、5分の中でも会話の重心がちゃんと動く。誰かひとりが場の空気を引っ張りすぎない設計になっており、これが「コーヒーショップに複数人いる」という空間の説得力を作り出している。
ショートアニメが「場所」を成立させるには、キャラクターの掛け合いだけでは足りない。コーヒーの香りが漂ってきそうな空気感、ゆるやかな人間関係のバランス、そしてそこに居続けたいと思わせる何か。「あめこん!!」はその要素を5分という制約の中に詰め込む作業に、かなり真剣に取り組んでいる作品だ。
特に刺さったシーン
ナナが初めてコーヒーを嗅ぎ分けるシーンは、序盤の中でも特に好きな場面だ。柴犬特有のきょとんとした表情のまま「これは良い」と判定を下すビジュアルと、それをキャラクターたちが大真面目に受け止めるテンションのギャップが、このシリーズのコメディの呼吸をそのまま体現している。
宮野真守の桜木涼太が驚いたり感心したりするときの声の置き方が、こういうシーンで効いてくる。大げさに叫ぶわけではなく、ちょうど「本当に?」という声量で反応するのが、場のトーンを壊さない。2回目に見ると、彼がリアクション担当として場の湿度を調整していることに気づいて、そこからはキャラクターより宮野真守の演技の精度の方が気になってしまった。それはそれで別の楽しみ方だが。
終盤に向かうにつれて、スタッフ同士の関係がほんのり深まっていく描写が増えてくるのも地味に好きで、5分の尺でそれをやるには毎話の積み重ねが必要なのだが、気づいたらちゃんと積み上がっている。ながら見のつもりが、終わってから「あれ、意外とちゃんと見てたな」となる構造が出来ている。
読んで見たくなったら——『「雨色ココアシリーズ 『あめこん!!』』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- 5〜10分のショートアニメを隙間時間に消化するのが習慣になっている人
- コーヒーや喫茶店の雰囲気が好きで、それが舞台になっているだけで加点できる人
- 宮野真守・下野紘・緑川光などベテラン声優の掛け合いを素直に楽しめる人
- 男性キャラ中心の日常系コメディが守備範囲に入っている人
- 「雨色コcоa」シリーズを既に見ていて、続きとして見る人
合わない人
- 30分フォーマットで物語をじっくり追いたい人(5分では何も起きていないと感じる)
- コメディの密度や展開の速さを求める人(このシリーズは温度が終始低め)
- シリーズ第1作から順番に見ないと気持ち悪い人(継続視聴の前提がある)
- 柴犬・動物キャラがメインの回がつらい人
次に見るなら
しろくまカフェは喫茶店を舞台にした動物×日常系コメディとして、「あめこん!!」のコーヒーショップ的な空気感に一番近い。こちらは1話30分だが、テンションの低さと乾いたユーモアは共通していて、ナナが好きだった人には特におすすめしたい一本。
同じ「雨色コcоa」シリーズの第1〜3シーズンに戻るのも単純に正解で、「あめこん!!」から入った場合は逆に前作を見ると登場人物の関係性に解像度が上がる。ショートアニメとして5分の密度がどう変化してきたかを追うのが、シリーズ通しての楽しみ方になる。
男子高校生の日常は男性キャラ複数人のコメディという構図が近く、テンション低めの掛け合いを楽しんだ人なら入りやすい。こちらはギャグの密度が高く、「あめこん!!」の後に見ると意外とトーンの違いが際立って面白い。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
「雨色ココアシリーズ あめこん!!」はdアニメストアで配信中です。1話数分のショートアニメなので、まとめてイッキ見するのにも向いています。雨色ココアシリーズ未視聴の方も楽しめる作品ですが、第1シーズンから順に視聴するとキャラクターへの愛着がより深まります。

