ブレンド・S

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2017ブレンド・S

ブレンド・S

★ 3.5 / 5.0コメディ日常系
放送年2017年
フォーマットTVアニメ
話数12話
原作漫画
制作A-1 Pictures

麻衣花という少女がカフェでアルバイトを始める。このカフェの特徴は、ウェイトレスがそれぞれ「ツンデレ」や「妹」などのキャラクターを演じながら客に接することだ。マネージャーは麻衣花に「ドS」(極度のサドキスト)のウェイトレスになるよう指示し、彼女は支配的で攻撃的なペルソナを採用しなければならない。

目次

作品概要・あらすじ

あらすじ

眉の鋭さゆえに表情が怖く見られてしまうことに悩む少女・桜ノ宮苺香(さくらのみや まいか)は、海外留学の資金を稼ぐためアルバイトを探していた。偶然出会ったカフェ「Stile」のオーナー・鹿島田道人にスカウトされ働き始めることに。このカフェでは、各ウェイトレスが「ドS」「妹」「クール」などの個性的なキャラクターを演じて接客するのが特徴。苺香は「ドS」担当として客を罵倒・支配する役柄を割り当てられ、天然で純粋な性格とのギャップに悪戦苦闘しながらも日々の賑やかなカフェライフを送っていく。

みどころ・魅力

① キャラクターのギャップが生み出す笑いの連続

純粋で真面目な苺香が「ドS」を演じようとする姿は、天然の可愛らしさと役柄のギャップが絶妙なコメディを生み出す。「怖い顔」でありながら本質は善人という設定が随所でボケとツッコミの源泉になっており、見ているうちに自然と笑顔になれる軽快なテンポが持ち味だ。

② 個性豊かなキャラクターたちのアンサンブル

ドS担当の苺香、妹系の日向夏帆、クール系の神崎ひなとなど、それぞれ異なるキャラを演じるウェイトレスたちの掛け合いが見どころのひとつ。スタッフ側の人間模様やオーナーとのやり取りも含め、狭いカフェの中で多彩な関係性が展開され、毎回飽きさせない構成になっている。

③ ほっこりするラブコメ要素

オーナー・鹿島田と苺香のぎこちない距離感を軸に、じんわりと進行するラブコメ展開も本作の魅力。激しい恋愛描写はなく、日常のちょっとした触れ合いや照れ隠しが微笑ましく描かれており、コメディの中にほのかな甘さが溶け込んでいる。

キャスト・声優一覧

桜ノ宮苺香
桜ノ宮苺香
メイン
和氣あず未
星川麻冬
星川麻冬
メイン
春野杏
日向夏帆
日向夏帆
メイン
鬼頭明里
秋月紅葉
秋月紅葉
メイン
鈴木達央
ディーノ
ディーノ
メイン
前野智昭
桜ノ宮愛香
桜ノ宮愛香
サブ
松嵜麗
桜ノ宮 香
桜ノ宮 香
サブ
佐藤信希
神崎ひでり
神崎ひでり
サブ
徳井青空
天野美雨
天野美雨
サブ
種﨑敦美
オーナー
オーナー
サブ
鈴木達央
滝本ひふみ
滝本ひふみ
大宮 忍
大宮 忍

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スタッフ

監督益山亮司
シリーズ構成雑破業
キャラクターデザイン奥田陽介
音楽菊谷知樹
美術監督加藤恵
OPブライアン・ラフティン・ジュニア「ぼなぺてぃーと♡S」
EDブレンド・エー「デタラメなマイナスとプラスにおけるブレンド考」
ED花谷真紀「ぼなぺてぃーと♡S」

トレーラー・MV

▲ 公式トレーラー(公式YouTube)

OP・ED

OP

ED

感想・評価

最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ

2017年秋クールは本数が多くて、正直キャラカフェのコメディはあとまわしにしていた。見始めたのはたぶん3話くらいのときで、追いかけで一気に追いついた記憶がある。最初の印象は「ああ、このタイプか」——かわいい女の子がかわいいことをして、それでいい、みたいな作品。悪口ではなくて、そういう場所があることの話だ。

2回目に通して見たとき気づいたのは、OP「ぶれんど・しー」の中毒性が思ったより深刻だということだった。頭の中でリピートが始まると1日では止まらない。日常系のOPとしてはかなりよくできていて、映像と音楽がうまくかみ合っている。リアタイで見ていたはずなのに記憶がフワッとしているのは、おそらくAbemaでの再放送がそこまで多くないせいだと思う。手元に置いておきたい作品だった。

キャラを「演じる」ほど、素の自分がにじみ出てくる話

ブレンド・Sの設定はシンプルで、カフェのウェイトレスがそれぞれ決められたキャラクター——ツンデレ、妹、小悪魔——を演じながら接客する、というものだ。主人公の桜ノ宮麻衣花は「ドS」を担当する。

ここで普通の作品なら「天然な子がドSを演じる齟齬がコメディになる」で終わる。でもブレンド・Sが面白いのは、麻衣花が一生懸命ドSを「学習」しようとするほど、彼女の本来の天然さと無邪気さが余計に際立っていくところにある。演じている本人は大真面目で、だからこそ客もマネージャーのディーノも正面から受け止められない。「うまくドSができない」という話ではなく、「彼女の素の姿が全部のキャラクターを上回ってしまっている」という構造だ。

前野智昭が演じるディーノは、その麻衣花の無自覚な破壊力を一番まともに食らい続けるキャラクターで、声の受け方が絶妙だった。本来はマネージャーとしてキャラを管理する側のはずが、完全に逆転している。この非対称が続くことで、ラブコメとしての構造が崩れずに維持されている。

他のキャラクターも同じ仕掛けが入っていて、種﨑敦美が声を当てた天野美雨は「クール系」を演じているが内面は普通の女の子そのものだし、鬼頭明里の日向夏帆は元気系のキャラを担当しながら年齢コンプレックスという素の悩みを持っている。キャラカフェというフィクションの枠が、逆に各キャラクターの「素」を見せるための装置として機能している。

キャラを演じさせることで本来の個性が浮かび上がる——この逆説は、アイドルやVTuberが全盛になった時代に見るとまた違う重みを持つ。演じることで見えてくる、という話を2017年のキャラ系日常アニメがさらっとやっていた。

特に刺さったシーン

序盤の接客シーンで、麻衣花が「ドS」台詞を言おうと準備していたのに、緊張で目が据わってしまい客が本気で怯えるくだりがある。本人は失敗だと思っているし、見ている側も笑っているのだが、ディーノだけが「これで合ってる」と確信するという構図。前野智昭の芝居がここで効いていて、ドン引きしている周囲と、一人だけ納得している声のトーンの差がすごく細かく処理されていた。声のテンションで「このマネージャーは救いようがない」というのが全部伝わる。

鈴木達央が演じる秋月紅葉——ゲーム好きのキャラクター——は、登場自体はそれほど多くないが、出てきたときの台詞の温度感が他のキャラと違っていて、妙に存在感がある。オーナー役との掛け持ちも含めて、同じ声優が違う質感を使い分けているのが2周目で確認できるポイントだった。

一番長く記憶に残ったのは、麻衣花が自分のキャラクターに少しずつ「慣れていく」終盤の描写だ。うまくなっているわけではなく、ただそこに居場所ができていく、という積み重ねで終わっていく。派手な解決も感動も特にないのに、なぜかそこで止めずに見続けてしまった。

読んで見たくなったら——『ブレンド・S』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。

この作品が刺さる人・合わない人

刺さる人

  • 「かわいい女の子が平和に過ごしていればそれでいい」を素直に肯定できる人
  • キャラ萌え構造の解像度が高くて、「設定が面白い」で満足できる人
  • OPを1週間ループ再生しても苦にならない人(むしろそういう作品を探している人)
  • 前野智昭の「ヘタレ上司」芝居が好きな人
  • ラブコメをのんびり見たいが、鬱展開は一切いらない人

合わない人

  • 1クールで明確なカップリングの決着を求める人(この作品はそこまで踏み込まない)
  • キャラカフェというフィクション設定そのものに乗れない人
  • 「かわいいだけ」を物足りないと感じるタイプ(物語の起伏はほぼない)
  • ギャグのテンポが早くないと退屈する人

次に見るなら

「職場でキャラを演じる」系の日常コメディが好きなら、WORKING!!はほぼ必須に近い。ファミレスを舞台にした群像劇で、それぞれのキャラクターの「ズレ」がブレンド・Sと似た構造で積み上がっていく。こちらは3期まであるので長く楽しめる。

キャラカフェの「かわいい世界で働く」という感触に近いのはご注文はうさぎですか?だ。コメディの比重よりほのぼのが強く、こちらの方がさらに穏やかな時間が続く。日常系の「平和さ」をもう少し純粋に味わいたいときに向いている。

「天然な主人公が周囲を巻き込む」という軸で見るならうちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。まで射程に入れていい。設定はまったく違うが、主人公の無自覚な破壊力でキャラが振り回されていく構造は近いものがある。

配信・視聴情報

サービス配信月額無料期間作品数
ABEMAプレミアムイチオシ×¥680〜(税込)無料あり1,000+
Amazonプライムビデオ×¥600(税込)30日間1,700+
クランクイン!ビデオ穴場×¥990〜(税込)最大1ヶ月7,000+
dアニメストア¥660(税込)31日間7,200+
U-NEXT¥2,189(税込)31日間6,000+
DMM TV¥550(税込)14日間6,300+
Netflix×¥890〜(税込)なし1,600+
Hulu¥1,026(税込)なし2,900+
Disney+×¥1,250〜(税込)なし500+

『ブレンド・S』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluにて配信中のため、主要な動画配信サービスで手軽に視聴できる。無料トライアルを活用すれば初回は費用をかけずに楽しめるサービスもあるので、気になった方はまずチェックしてみてほしい。全12話と1クールでコンパクトにまとまっており、隙間時間にさくっと一気見できるのも嬉しいポイントだ。

よくある質問

Q. 『ブレンド・S』はどこで見られますか?
A. dアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluで配信中です。各サービスの無料トライアルを利用すれば、初月無料で視聴できる場合があります。
Q. 何話まであるのですか?完結していますか?
A. 全12話の1クール作品で、2017年に放送が完結しています。続きが気になって止まらない展開はなく、スッキリした気持ちで見終えられます。
Q. 子どもや家族でも安心して見られますか?
A. 激しい暴力表現や過度な性的描写はなく、日常系コメディとして比較的ライトな作品です。ただし「ドS」など一部のキャラクター設定は中学生以上向けの内容を含みます。
Q. 原作漫画との違いはありますか?
A. 原作は中山幸の4コマ漫画で、アニメはそのエッセンスを活かしつつ映像向けに再構成されています。アニメから入った方が原作を読んでもキャラクターの魅力を改めて楽しめる内容になっています。

まとめ

『ブレンド・S』はdアニメストア、U-NEXT、DMM TV、Huluにて配信中のため、主要な動画配信サービスで手軽に視聴できる。無料トライアルを活用すれば初回は費用をかけずに楽しめるサービスもあるので、気になった方はまずチェックしてみてほしい。全12話と1クールでコンパクトにまとまっており、隙間時間にさくっと一気見できるのも嬉しいポイントだ。

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この記事を書いた人

アニメの配信先を毎回調べているうちに、「もう自分でまとめた方が早いな」と思ってaniholicを始めました。アニメから入って、今はかなり声優ファン寄りです。Abema、dアニメ、Prime Video、Huluあたりを普段使っています。掲載情報は、できるだけ公式サイトを確認してから掲載しています。
ちなみに「aniholic」を深夜テンションで「アニ☆ホリ」と略したのですが、まさか昼に見た時こんなに恥ずかしいとは思いませんでした。今のところ修正予定はありません。

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