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劇場版 BLOOD-C The Last Dark
| 放送年 | 2012年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | オリジナル |
| 制作 | Production I.G |
青少年条例法により未成年者への外出禁止令とインターネット規制が施行されるなか、若者たちは地下活動で自由を求め続ける。SIRRUTと名乗るグループは、政界に大きな影響力を持ち東京を支配する七原文人に立ち向かうことを決意。彼らはインターネットを使いながら…
作品概要・あらすじ
あらすじ
青少年条例法によって未成年者の外出が制限され、インターネットも厳しく規制された東京。自由を奪われた若者たちは地下に潜り、抵抗の道を探していました。彼らが結成したグループ「SIRRUT(シルルト)」は、政界を裏から操り都市を支配する七原文人に立ち向かうことを決意します。そこへ現れたのが、日本刀を携えた謎の少女・更衣小夜。彼女もまた七原に深い因縁を抱えていました。利害の一致からSIRRUTと手を組んだ小夜は、人間ならざる怪物「古きもの」との死闘を繰り広げながら、巨大な陰謀の核心へと迫っていきます。
みどころ・魅力
① TVシリーズの結末を継ぐ完結編
本作はTVアニメ「BLOOD-C」のその後を描く劇場版であり、物語の決着がつけられる完結編です。TV版で謎に包まれていた小夜の戦いの行方や、宿敵・七原文人との因縁がどう終わるのかを見届けられます。シリーズを追ってきたファンにとって外せない一本です。
② Production I.G×CLAMPによる極上のアクション
制作は実力派スタジオProduction I.G、キャラクター原案はCLAMP。小夜が日本刀を振るって怪物と斬り結ぶアクションシーンは、劇場版ならではの作画密度と疾走感で描かれます。流麗な剣戟と容赦のないバトル描写は本作最大の見せ場です。
③ 管理社会を背景にしたダークな世界観
外出禁止令と情報統制が敷かれた近未来の東京という設定が、物語に重厚なディストピア感を与えています。自由を求める若者たちの抵抗と、人ならざる怪物の脅威が交錯し、ホラーとサスペンスが入り混じった緊張感あふれる空気を生み出しています。
キャスト・声優一覧
























スタッフ
| 監督 | 塩谷直義 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | |
| キャラクターデザイン | 黄瀬和哉 |
| 美術監督 | 小倉一男 |
| 音響監督 | 岩浪美和 |
| ED | 水樹奈々「METRO BAROQUE」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
OP・ED
ED
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
本編のBLOOD-Cを見終えたとき、しばらく続きを見る気が起きなかった。あのラスト——穏やかな村の日常が全部ひっくり返って、血みどろの数十分になだれ込むあの感じ。打ちのめされて、棚に置いたまま放置していた。劇場版はその直接の続きで、つまり傷口に塩を塗りに行くようなものだと分かっていたから、なかなか手が伸びなかった。やっと再生したのは、本編の後味がいいかげん落ち着いてからだ。最初は「もう一回あれを食らうのか」と身構えていたら、思っていたより静かな始まり方で、拍子抜けと安堵が半々だった。東京の夜の画面が、本編の田舎の昼とは別物すぎて、ああ小夜は本当にあそこから出てきたんだ、と妙に納得してしまった。
世界を変える戦いより、たった一人を斬るための復讐
The Last Darkは舞台が監視社会の東京に移る。青少年条例法で未成年の外出が禁じられ、ネットも規制され、SIRRUTという若者グループが体制に抗っている。構図だけ見れば、巨大な権力に立ち向かう革命の話に見える。でも小夜(水樹奈々)はその大義にほとんど興味がない。彼女が東京まで来た理由は、ただ一人、自分を騙して作り物の日常に閉じ込めた相手を斬るためだ。SIRRUTの戦いと小夜の復讐は、たまたま同じ方向を向いているだけ。彼女は世界を救うつもりなんて、最初からない。
ここが本編から地続きで効いてくる。本編の小夜は、与えられた偽物の優しい毎日を信じて生きていた。その日常を奪われた少女が、今度は本物の——でも不自由で管理された——街を歩く。偽物の平和と、本物の不自由。どっちがマシなのか、作品は簡単に答えを出さない。SIRRUTが掲げる「自由」も、よく見ればまた別の物語に若者を巻き込んでいく装置で、小夜はそのどれにも回収されない。
単なる吸血鬼アクションとして消費もできる作品だけど、見終えてから思ったのは、これは「他人の用意した物語に乗らない」話だということ。村の日常も、革命の大義も、全部誰かが書いた筋書きだ。その筋書きの外側で、たった一人を斬るためだけに刀を抜く小夜の頑なさは、本編の絶望を通り抜けたあとだと、痛いほど分かる。救われたいわけでも、変わりたいわけでもない。ただ落とし前をつけたい——その一点だけで動く主人公を、これだけ突き放した目線で描き切ったのは、けっこう珍しい。
特に刺さったシーン
終盤、小夜と月山比呂(花澤香菜)の関係が静かに描かれるところ。比呂は本来、小夜とは交わらないはずの立場にいる少女なのに、短い時間の中で奇妙な信頼が生まれていく。花澤香菜の声が、強がりと脆さの境目を行ったり来たりして、小夜の孤独を逆側から照らす。水樹奈々の小夜は、本編の頃より声のトーンが一段低くなっていて、感情を表に出さない分、ふとした語尾に滲むものがある。
アクションは劇場版だけあって、刀を抜く瞬間の空気の張り方が違う。映画館で見た人がうらやましいやつで、低音の効いた音響であの戦闘を浴びたら、たぶん座席ごと持っていかれる。SIRRUT側の犬(福山潤)の飄々とした軽さや、双子の片割れねね(福圓美里)のあどけなさが、画面の温度をかろうじて人間側につなぎとめている。その奥で、こちらを見透かすような藤原啓治の声が一枚噛んでくると、終盤の重さがじわっと予感されてくる。最初に身構えていた緊張が、戦闘の一拍で全部復讐の熱に変わる瞬間——あそこがいちばん刺さった。
読んで見たくなったら——『劇場版 BLOOD-C The Last Dark』はdアニメストアで視聴できる(31日間無料)。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- テレビ本編のラストに打ちのめされて、それでも続きを見届けたい人
- 監視社会・管理社会を背景にしたダークな超自然アクションが好きな人
- 大義に回収されない、個人的な復讐譚に惹かれる人
- Production I.Gの作画とCLAMPのキャラ造形の相性を味わいたい人
合わない人
- 本編未見で、ここから入ろうとしている人(前提がないと小夜の頑なさが伝わりにくい)
- 流血・残酷描写が生理的に苦手な人
- すべての謎がきれいに畳まれる完全決着を求める人
- 後味の軽い、明るい話を見たい人
次に見るなら
BLOOD+が好きなら、というより同じ「サヤ」の名を持つ別シリーズとして見てほしい。刀と血をめぐる長い旅で、こっちは腰を据えて世界の謎を追える。BLOOD-Cの濃縮された絶望のあとに、じっくり浸れる物語が欲しいときに。
喰霊-零-は、序盤で見せた印象を中盤で容赦なくひっくり返してくる超自然アクション。「信じていた関係が壊れていく痛み」に弱い人なら、これはまっすぐ効く。
PSYCHO-PASS サイコパスは、管理された社会の「正しさ」と、そこからはみ出す個人を描く作品。The Last Darkの東京の息苦しさにぞくっとしたなら、こっちの管理社会の手触りもきっと刺さる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | × | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ | |
| U-NEXT | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ | |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | × | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | × | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | × | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
「劇場版 BLOOD-C The Last Dark」は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。シリーズの完結編として描かれた本作を、お好みの配信サービスで楽しめます。アクションとホラーが融合した世界観を、ぜひ高画質でご覧ください。
よくある質問
まとめ
「劇場版 BLOOD-C The Last Dark」は、dアニメストアとU-NEXTで配信されており、どちらのサービスでも視聴できます。シリーズの完結編として描かれた本作を、お好みの配信サービスで楽しめます。アクションとホラーが融合した世界観を、ぜひ高画質でご覧ください。