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チェインクロニクル〜ヘクセイタスの閃(ひかり)〜 第2章
| 放送年 | 2017年 |
|---|---|
| フォーマット | 劇場版 |
| 話数 | 1話 |
| 原作 | ゲーム |
| 制作 | Telecom Animation Film |
「チェインクロニクル」シリーズの第2部映画。 前作の出来事の後、ユーリと仲間たちは新たな脅威に立ち向かうことになる。黒き魔導士の陰謀により、世界は再び混乱へと陥る。ユーリは過去の謎を解き、運命を変えるため、危険な冒険へ挑む。感動の戦いと新たな絆が生まれる物語。
作品概要・あらすじ
あらすじ
ヘクセイタスを巡る戦いから時が経ち、ユーリたちは再び黒き魔導士の陰謀に直面する。世界を揺るがす新たな脅威が迫るなか、ユーリは仲間たちと力を合わせ、過去に隠された謎へと踏み込んでいく。失われた絆を取り戻しながら、運命を変えるための壮絶な戦いが幕を開ける。人気スマートフォンRPG「チェインクロニクル」を原作とした全3部作の第2章。
みどころ・魅力
① 前作からシームレスに続く、重厚なストーリー展開
第1章の出来事を引き継ぎながら、黒き魔導士の陰謀がより深く掘り下げられる。単なる続編ではなく、世界観の核心へと迫る展開が続くため、前章から引き続き物語への没入感が増していく構成となっている。
② 原作ゲームファンも楽しめるキャラクターの掘り下げ
ユーリをはじめとするメインキャラクターたちの関係性や内面がより丁寧に描かれる。原作プレイヤーには馴染み深いキャラクターの新たな側面が見られ、初見の視聴者にも伝わる感情的な積み重ねが特徴的だ。
③ 劇場クオリティのアクションとファンタジー演出
Production I.Gによる劇場版ならではの高品質な作画で、壮大なバトルシーンとファンタジー世界の景観が描かれる。スマホゲーム原作でありながら、映像体験としても十分な見応えがある仕上がりとなっている。
スタッフ
| 監督 | 工藤昌史 |
|---|---|
| 原案キャラデザ | |
| 音楽 | 甲田雅人 |
| OP | 遠山奈緒「Chain the world」 |
| ED | ナノ 「PARAISO」 |
トレーラー・MV
▲ 公式トレーラー(公式YouTube)
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
「チェクロってアニメあったの?」が出発点だった。スマホゲームの全盛期にリリースされ、わりと周囲にやってる人間がいたにもかかわらず、劇場版三部作が存在することをまったく知らずに数年過ごしていた。第2章から手を出すのも順序としてどうかと思いつつ、「見てから文句を言おう」の精神で劇場へ向かったのが始まり。ファンタジーRPGの映像化は地雷率が高いジャンルというのもあって、期待値を低めに設定していたのは正直なところだ。ところが序盤の戦闘シーンで、思っていたよりずっとちゃんとアニメとして成立していることに気づく。ゲームのUI的な演出を無理に再現しようとせず、アニメの文法で再解釈しているあたりに、制作側の誠実さがにじんでいた。
「仲間」という言葉を使わずに、仲間の話をする
チェインクロニクルという作品の根幹にあるのは、正直なところ「RPGあるある」の王道展開だ。黒き魔導士の陰謀、世界の危機、仲間との絆。これだけ書くとどこかで見た話になる。ところが第2章を観ていて気になったのは、この作品が「絆」とか「仲間」という言葉をそのまま使うことをあまり好まないように見えるところだ。キャラクターたちは饒舌に「力を合わせよう」とは言わない。代わりに、危ない橋を黙って一緒に渡ろうとする行動の積み重ねがある。
三部作の中間章という位置づけは、どの映画でも難しい。始まりの高揚感は1章で使い切っているし、カタルシスは3章に取っておかなければならない。第2章はいわば「煉獄」だ。ユーリたちは前作の勝利から一転して追い詰められ、過去の謎という重荷を背負いながら前に進む。この「前進の困難さ」を描くこと自体がテーマになっていると読んだ。派手な勝利ではなく、負けながらも崩れない意志——それが第2章の通奏低音だと思う。
ゲーム原作のアニメ化において、プレイヤーだったユーザーが求めるのは「あのキャラが動いている」という体験だが、映画という形式はそこに別の要求を重ねる。すなわち、「初見の観客でも意味が通る物語」であることだ。第2章はその折り合いをそれなりにうまくつけていて、ゲームを知らなくても「こいつらの旅がどこへ向かうのか」という関心だけで100分弱を引っ張れる。単なるゲームの映像化ではなく、中編映画としての骨格を持とうとした作品だという印象が残った。
特に刺さったシーン
終盤の決戦前、ユーリが仲間と言葉を交わすシーンで、音楽がほとんど鳴り止む場面がある。戦闘シーンで音楽を止めることは珍しくないが、あの静寂の使い方は意図的だったと思う。直前まで劇伴がテンションを煽っていただけに、無音に切り替わった瞬間のザワつきが心地よかった。劇場のスクリーンで見ていたから余計に際立った——家の小さなスピーカーではこの「音が消えたことに気づく感覚」は薄れる。
声優陣については、主要キャストが感情の振れ幅を使い分けていて、特に追い詰められた場面でのセリフ回しに粘りがあった。「叫ぶ」演技ではなく「絞り出す」演技をするシーンで、こちらの呼吸が止まる瞬間が一度あった。どのシーンかを細かく書くとネタバレになるので避けるが、中盤から後半にかけての転換点でそれは来る。スクリーンの大きさと音響があってこそ机上が引き締まる体験だった。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- チェインクロニクルのゲームをプレイしていた、または今も思い出がある人
- 王道ファンタジーの構造を知りながら、それでも丁寧に作られた作品を楽しめる人
- 三部作・連続映画という形式が好きで、中間章の「踊り場感」を許容できる人
- RPG的な世界観(パーティー、役割分担、段階的な敵の強化)を映像で見たい人
- 配信を待たず、今動いているものをスクリーンで体験することに価値を置いている人
合わない人
- ゲーム原作を一切知らず、1章も飛ばして2章から入ろうとしている人(さすがに前提知識が必要)
- ファンタジーRPGの王道展開に食傷気味で、構造的な驚きを求めている人
- 単体として完結する映画体験を求めている人(三部作の中間なので当然の話だが)
- アクション作画のクオリティに異常に厳しいタイプ(悪くはないが、語り継がれる水準ではない)
次に見るなら
ファンタジーRPGをアニメとして成立させた作品という意味では、グランブルーファンタジー The Animationが近い位置にある。こちらもスマホゲーム原作で、原作ファンへの目配せとアニメ単体としての見やすさのバランスを取っている。チェクロと同じ「世界観の広さをどう圧縮するか」という課題への解答として比べて見ると面白い。
中間章という「踊り場の物語」が好きなら、オーバーロードIIも候補に入る。主人公たちが一時的に守勢に回りながら世界の複雑さが浮かび上がる構成で、チェクロ第2章が持つ「前進の困難さ」と共鳴する部分がある。シリーズ物特有の「今は我慢のフェーズ」を楽しめる人向け。
劇場アニメのアクションとして純粋に比べるなら、魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女。原作ゲームや小説の人気キャラクターが動く体験としての劇場版、という文脈で見ると、チェクロが目指していたものが逆照射される。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現時点では、本作を視聴できる定額配信サービスは確認されていません。DVDやBlu-rayのレンタル・購入、または各種セルソフトを通じてご覧いただける可能性があります。全3部作の中間にあたる作品ですので、第1章・第3章と合わせて視聴されることをおすすめします。