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チェインクロニクル ~ショートアニメ~
| 放送年 | 2014年 |
|---|---|
| フォーマット | OVA |
| 話数 | 8話 |
| 原作 | ゲーム |
ゲーム「チェインクロニクル」のアニメ化作品。本編の物語、世界観、キャラクターを紹介する八話の短編エピソードで構成されている。
作品概要・あらすじ
あらすじ
スマートフォンゲーム「チェインクロニクル」を原作とした短編アニメシリーズ。全8話で構成され、ゲームの舞台となる「ユグド大陸」に生きる人々の物語と豊かな世界観が描かれています。各エピソードではさまざまなキャラクターの視点から大陸の歴史や日常、仲間たちの絆が紡がれており、ゲームのファンにとっては愛着あるキャラクターたちの姿をアニメで楽しめる内容となっています。2014年に公開されたOVA形式の作品です。みどころ・魅力
① ゲームの世界観がアニメで鮮やかに描かれる
スマホゲームならではのテキストや静止画では伝わりにくかった「ユグド大陸」の空気感が、アニメーションによって生き生きと表現されています。ゲームをプレイした人なら「あの場面が動く」という感動を味わえる一作です。② 1話完結の短編構成で手軽に楽しめる
全8話がそれぞれ短編エピソードとして独立した構成になっており、まとめて一気に観ても短時間で完走できます。隙間時間に気軽に視聴できるボリューム感が、忙しい視聴者にも優しい設計です。③ 多彩なキャラクターの背景と人間関係を深掘り
ゲーム本編では語られなかったキャラクターたちの素顔や、仲間との絆がエピソードごとに丁寧に描かれています。群像劇的な構成により、異なるキャラクターの物語を通じて世界観への理解が深まります。キャスト・声優一覧




スタッフ
| 監督 | もりたけし |
|---|---|
| 原案キャラデザ | |
| キャラクターデザイン | 加藤裕美 |
| OP | ザ・スケッチブック「REASON」 |
| ED | ザ・スケッチブック「Arrive」 |
感想・評価
最初に見たとき——第一印象と、見ることになったわけ
チェンクロのゲームをやっていた時期がある。スマホゲー全盛期、ストーリーは真剣に読んでいたほうだ。で、アニメ化されてたと知ったのはかなり後になってからで、「8話の短編か、まあゲームの販促アニメの文脈だな」と思いながら見始めた。
実際そうなんだけど、思っていた以上にちゃんとしている。8本それぞれが独立したエピソードで、世界観やキャラクターへの「入口」として機能するよう設計されている。TVシリーズの補完でも外伝でもなく、このOVAはゲームを遊ぶ前の予習——あるいはゲームをやっていたプレイヤーへの副読本として見るのが正しい立ち位置だと思う。2017年のTVアニメ(こちらは本格的な長編)とは別物なので、視聴順に注意したい。
2回目に見たとき、各エピソードがゲームのどのルートのどのキャラに対応しているかを意識しながら追うと、構成の意図が見えてくる。ゲームを知らずに見ると「おいしいところだけを切り取った試食」に感じるかもしれないが、それはある意味正しい。
仲間という名の「連鎖」——孤独な英雄を拒否するファンタジーの話
チェインクロニクルというタイトルの「チェイン(連鎖)」は、ゲームメカニクスの話でもあるが、この短編シリーズを通して見えてくるのは「一人では何も成し遂げられない、連鎖しなければ前に進めない」という世界観の根幹だ。
8本のエピソードはそれぞれ異なるキャラクターや場所を描いているが、どれも「誰かと出会うことで物語が動き出す」構造になっている。石田彰が演じる主人公は、義勇軍という集合体のリーダーとして機能しているが、彼一人が光り輝く英雄譚ではない。むしろ、各エピソードで出会うキャラクターたちがそれぞれの意志を持って戦いに加わることで、連鎖が広がっていく。
石田彰の声は、強さよりも「聞く側」の質感が際立っている。説得力があるのに押しつけがましくない、あの独特の間。義勇軍のリーダーとして人を引きつける説得力、という役どころに見事に合っている。怒鳴らない、煽らない、ただそこにいると人が集まってくる——そういうキャラクターを声だけで成立させられる数少ない声優だと思う。
一方、佐倉綾音のフィーナは、ヒロインとしてのわかりやすい可愛さよりも、芯の通った意志の強さで印象に残る。短い尺の中でも「守られる側」ではなく「並走する存在」として描かれていて、そこにフィーナというキャラクターの本質がある。
この作品が単なるゲームの販促にとどまっていないとしたら、そのOVAとしての価値は「ゲームをプレイした後に見ると、あのキャラがこういう文脈にいたのかと腑に落ちる」という体験にある。逆に言えば、ゲームを知らずに見ても損ではないが、知っていると二倍楽しい。コアファン向けのOVAとしての作りを、ちゃんとコアファン向けに仕上げている。
特に刺さったシーン
個々のエピソードで、キャラクターが義勇軍に加わる決断をする瞬間の演出が好きだ。派手なバトルよりも、その直前の静かな間——迷いと覚悟の切り替わりをどう見せるか——に各話の力量が出る。
石田彰のセリフ、特に短く静かに諭すような場面で思わず手が止まった。声の質量が違う。大声を出さなくても画面が締まる。30年以上キャリアを積んだ声優の「置き方」は、若手との差がはっきり出る部分で、こういう短編OVAで改めて気づかされる。
佐倉綾音のフィーナについては、感情が高まる場面よりも、淡々と意志を語る場面のほうが印象に残っている。泣き声や叫びは誰でも記憶に残るが、静かなセリフを聞かせる技術——そこに佐倉綾音の上手さが出ていた。フィーナというキャラクターへの解像度が上がった気がした。
各エピソードのBGMは、ゲームの楽曲を下敷きにしたファンタジー系で、特別に突出した記憶があるわけではないが、短い尺の中でシーンの感情を邪魔しない設計になっている。余計なことをしない音楽、というのも一つの美点だ。
読んで見たくなったら——サブスク配信はなし。Amazonで購入できる。
この作品が刺さる人・合わない人
刺さる人
- ゲーム「チェインクロニクル」をプレイしていた、または興味がある人
- 石田彰・佐倉綾音のファンで、短い尺でも声優の演技を楽しめる人
- 2014年前後のスマホゲーRPGのノリ・世界観に郷愁を感じる人
- 各10分前後の短編でサクサク見たいとき
- 2017年のTVシリーズを見る前に世界観を整理しておきたい人
合わない人
- ゲームを知らず、単体で完結したアニメを求めている人(食い足りない)
- 本格的な長編ストーリーを期待している人(8話の短編群なのでまとまりに欠ける)
- 配信で手軽に見たい人(現状Amazon DVDのみで、サブスクでは視聴不可)
- オリジナルアニメとしての強度・独自性を求める人
次に見るなら
同じくスマホゲーム原作のファンタジー短編OVAが気に入ったなら、グランブルーファンタジー The Animationを。こちらもゲームの世界観に忠実で、ゲームファン向けの作りだが、キャラクターの魅力と作画クオリティで独立した面白さも持っている。「ゲーム原作アニメの正解の一つ」を見たい人向け。
石田彰の演技をもっと堪能したいなら、機動戦士ガンダムSEEDのイザーク・ジュールを。感情の振り幅が広く、石田彰の演技がどれだけ多様なのかを体感できる。チェンクロの主人公とは真逆の役どころで、同じ声優とは思えない差を楽しめる。
世界観を引き継いで本筋を追いたいなら、2017年制作のチェインクロニクル ヘクセイタスの閃(全3部作)を。こちらは本格的な長編ストーリーで、このOVAとはスケールが違う。OVAで世界観に馴染んでから見ると、キャラクターへの感情移入の速度が上がる。
配信・視聴情報
| サービス | 配信 | 月額 | 無料期間 | 作品数 |
|---|---|---|---|---|
| ABEMAプレミアムイチオシ | × | ¥680〜(税込) | 無料あり | 1,000+ |
| Amazonプライムビデオ | — | ¥600(税込) | 30日間 | 1,700+ |
| クランクイン!ビデオ穴場 | × | ¥990〜(税込) | 最大1ヶ月 | 7,000+ |
| dアニメストア | × | ¥660(税込) | 31日間 | 7,200+ |
| U-NEXT | × | ¥2,189(税込) | 31日間 | 6,000+ |
| DMM TV | × | ¥550(税込) | 14日間 | 6,300+ |
| Netflix | — | ¥890〜(税込) | なし | 1,600+ |
| Hulu | — | ¥1,026(税込) | なし | 2,900+ |
| Disney+ | — | ¥1,250〜(税込) | なし | 500+ |
よくある質問
まとめ
現在、「チェインクロニクル ~ショートアニメ~」は主要な動画配信サービスでの配信は確認されていません。視聴にはDVDやBlu-rayなどのパッケージ版を入手するか、中古販売サイトなどをご確認ください。ゲームファンにとっては大切な原点ともいえる作品ですので、機会があればぜひチェックしてみてください。